皆さんこんにちは。
体育専門学群1年の吉岡日和(#2 ぺぺ)です。

受験生の皆さん、共通テスト本当にお疲れさまでした。次はおそらく皆さんが得意としているであろう二次試験ですね。共通テストで上手くいった人も、思うような結果が出なかった人もいると思います。しかし必ず二次試験はやってきます。いかに早く切り替えて対策できるかが合格への近道だと思います。これまで机にしがみついて精一杯勉強してきた皆さんなら必ず残りの期間も頑張り切れると信じています!

では、二次試験の話に移ります。私からは主に副専攻のバスケについて話したいと思います。

バスケは①八の字ドリブル②ボード当て③ゴール下シュート④オールコート(パス、ドリブル、シュート)の4種目となります。①から③の種目は試験時間30秒間になります。

① 八の字ドリブルは正方形とその中心にコーンが置かれて、その周りを八の字にドリブルする試験です。得点の数え方はコーンを通過するごとに1点とカウントされます。ここで注意してほしいのは、コーンを回るときにしっかりとボールと身体の両方がコーンの外を回ることです。ボールだけがコーンの外を回るようなドリブルをしてしまうと点数にカウントされない恐れがあります。
また、この種目を練習するときは、ちゃんと大きなコーンを使用することを強くおすすめします。それまでマーカーで練習していた私は試験当日、コーンのフチにボールを当ててしまい、ボールは明後日の方向に飛んでいきました。ボールが飛んでいこうが何が起ころうが時間は止まらないので、急いでボールを取りに行きました。副専攻の1種目目でした。やってしまったとは思いましたが、もう開き直るしかありませんでした(笑)。

②ボード当ては制限区域内の横のラインからボードにボールを当ててゴールを越した先でキャッチし、スタートと反対側のラインを踏むか超すかをするのを30秒間繰り返します。(伝わりにくくてすみません。)得点の数え方はボードに当てて1点。キャッチしてラインを踏むか超すかで1点のカウントです。
このライン間は、サイドステップではなく走って移動すると、より回数が稼げます。またゴールに入ってしまったり、リングに当たってボールが飛んでいってしまったりすると、かなりの時間ロスに繋がります。練習の時からボードのどこに当てればミスが少なく早くできるかを、自分の中でつかんでおくことが大事だと思います。

③ゴール下のシュートは30秒間で何本ゴール下のシュートが入るかという試験です。打って1点。入って2点加算される方式です。シュートの打ち方はツーハンドでもワンハンドでもどちらでもよいですが、ボード当てと同様に成功率を高めつつ、より多くの本数を打てるやり方を見つける必要があります。

④ オールコートはパスやドリブル、リバウンドやシュートなどの技術を複合的に見るものです。まず自分でボードにボールを当ててリバウンドキャッチ。次にサイドラインにいる人にパスを出し、リターンをもらって先ほど当てたボードとは逆側のゴールを目指してドリブルし、レイアップ。帰りはコーン2つを技を見せながら抜き、最後はドリブルシュートとなります。
この種目は最後に行われるのですが試験番号順に一人ずつ全員の前で行われ、終わった人から帰れます。ちなみに私はバスケの副専攻を2度経験しています。1年目は全体の2番目で非常に緊張し、頭真っ白で行いました。皆が見ている中で実力が発揮できるように練習をすることが大事だと思います。

この二次試験を通して必要なのは開き直ることです。上手くいってもいかなくても、一喜一憂せずに切り替えて次の種目に移ることができるか。そして、周りの受験生がいる中で、いかに自分自身に集中して試験に臨めるかが重要になってきます。不安になってしまったらこれまでやってきた練習を信じて、自分は絶対に筑波に入りたいんだという強い気持ちを持てば大丈夫だと思います。

 試験まであと残りわずかです。今まで本当にたくさん辛いこと、しんどいことがあったと思いますが、なんだかんだ今が一番きつい時期だと思います。私自身がそうでした。しかし今まで頑張ってきて本当に良かったと思える環境や素晴らしい仲間たちがここにはいます。このブログを読んでくださった受験生の皆さんと、春に筑波大学女子サッカー部の一員として会えることを楽しみにしています。最後まで読んでいただきありがとうございました。ラストスパート、心から応援しています。

#2 吉岡日和

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:24Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは。
体育専門学群1年の菅野希咲(#27ねね)です。
共通テストお疲れ様でした。
昨年同様、コロナ禍の受験勉強は大変なことも多かったのではないかと思います。
私は一般試験で合格しましたが、共通テストも二次試験もかなりギリギリの挑戦をしていました。学校の先生の半分以上は、私が合格すると思っていなかっただろうと思っています。(笑)しかし、そんな人でも受かるのが大学入試です。最後まで何が起こるかわかりません。共通テストがうまくいった人はそのまま気を抜かず、うまくいかなかった人も最後まで諦めずに頑張ってほしいです。

私は二次試験を主専攻サッカー、副専攻陸上競技(1500m)で受験しました。
主専攻のサッカーと保健の小論文についてはそら(#22ここ)とかのこ(#30もも)が詳しく書いてくれているので、そちらを参考にしてください。
サッカーの試験は男子も含めて受験人数が多い分、一人あたりのプレー時間はかなり短いです。なので、プレーはもちろん大切ですが、少しでも自分をアピールしようとする気持ちも大切だと思います。私はかなりの人見知りですが、試験の時だけでも頑張ろうと思い、とにかく話すことを意識しました。プレー中はできるだけ声を出し、ゲームとゲームの間の時間には味方とコミュニケーションをとっていました。それがどれくらい評価に影響したかは分かりませんが、限られた時間の中で少しでも自分をアピールすることも大切なのではないかと思います!

【副専攻】陸上競技(1500m)
陸上競技(1500m)について、詳しく書いていきたいと思います。ちなみにこれもそら(#22ここ)が書いてくれているので、そちらも参考にしてください。

陸上競技のトラック種目とフィールド種目は同時並行で行われます。トラック種目は私たちの時は1500m→400m→100mの順で行われました。(年によって違うみたいです)
1500mは1番初めだったので、気持ち的には少し楽でした。
全体のアップ時間終了後、1500mの1組目が招集されます。男子→女子の順で行われました。私たちの時は男子のグループが4組あり、そのあと女子(4人)が走りました。
男子が走っている間も横でアップができるので、アップ時間は十分に取れました。ですが、全体のアップ時間を含めるとかなり時間もあるので、事前にアップでやるメニューを考えておくことと、体が冷えないように防寒対策をしっかりすることをオススメします。
また、本番は腕時計をつけて走ることができないので注意してください。過去の先輩方のブログを見ると、一切タイムを教えてもらえない時もあったようですが、私たちの時はラップタイムは読み上げられました。ですが、最終的な時間は教えてもらえないので、練習の時から時計なしで走れるように練習しておくことをオススメします。
加えて、少し細かい点ですが、靴は陸上のスパイクではなくランニングシューズで走りました。100mの人はスパイクを履いている人が多いですが、1500mはランニングシューズがほとんどだったと思います。
サッカーもそうですが、陸上も男子の受験人数が多く、それに比べて女子はかなり少なく、少し数に圧倒されてしまいがちです。しかし、たいてい男子→女子の順番で行われるため、男子がやっているのを見ることができます。その待ち時間を上手く使って、気持ちを落ち着かせたり、自分の番に向けて良い準備をしてください!

私は共通テスト後から本格的に二次試験の対策を始めたため、対策が間に合うのだろうかという焦りや不安が大きかったです。
しかし、私はありがたいことに、サッカーにしても、陸上にしても、保健の小論文にしても、学校の先生方をはじめとするたくさんの方々がサポートしてくれました。そのサポートがなければ私は合格することができなかったと思います。本当に感謝してもしきれません。
みなさんの周りの人も、みなさんが合格するためにきっと全力でサポートしてくれます。1人で頑張りすぎず、先生や両親など、頼れる人をたくさん頼ってください。必ずみなさんの力になってくれます。
本番まで残り20日を切りました。ここからの時間はあっという間です。そして本番はさらにあっという間に終わります。こんなに長い時間かけて対策してきたのに…と思うぐらい本当にあっという間です。ですが、ここからの時間どれだけ頑張るかが結果に大きく関わってくると思います。冒頭でも書きましたが、大学入試は最後の最後まで何が起こるかわかりません。なので、ぜひみなさんには、悔いのないようにラストスパート頑張ってほしいです。
実技試験なので、怪我と体調管理にはくれぐれも気をつけて、最後の最後まで諦めずに、自分を信じて頑張ってください!!
長くなってしまいましたが、少しでも受験生のみなさんの役に立てれば幸いです。
みなさんと一緒にサッカーができる日を楽しみにしています!

#27 菅野希咲

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:22Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは。
体育専門学群1年の樋口那帆(#19らら)です。

受験生の皆さん、共通テストお疲れ様でした。
体育専門学群は共通テストと二次試験の配点が5:5です。共通テストの結果が納得いくものじゃなかったとしても残り数日間の過ごし方次第で合格できるチャンスは十分にあると思います。最後まで自分を信じて頑張ってください!

では本題に入ります。
私は二次試験の副専攻について書きます。主専攻や小論文については八角空来(#22ココ)と山口かの子(#30モモ)が書いてくれているのでぜひそちらをご覧ください。

私は副専攻で陸上競技の400mを選択しました。(※副専攻の陸上競技では100m、400m、1500m、走幅跳、砲丸投のうちから一つ選ぶことになります。)

<選択した理由>
私は中学生の頃、陸上部に所属していたので、最初から「副専攻は陸上しかないな」と思っていました。種目選びは迷いましたが、高校の先生にお願いして100m、400m、1500mのタイムをそれぞれ計ってもらい、記録と予想点数の比較をして一番点数を稼げそうだった400mに決めました。私は中三の頃に400mを専門にしていた時期がありましたが、多くの人にとって400mは馴染みのない種目だと思います。走ったことがない人は一度走ってみて自分の得意・不得意を確認してから種目を選ぶのも良いと思います。
参考までに...私のベストタイムは1’02くらいでした。

<概要>
・試験が行われる陸上競技場はタータンの400mトラックです。
・陸上用スパイク、ランニングシューズどちらでも大丈夫です。(短距離はほとんどの人がスパイクを履いていたと思います。400mもスパイクをお勧めします。)
・トラック競技は1500m男・女→100m男・女→400m男・女の順番で行われました。
・400m女子は2人のみでした。(毎年、400mは1500mや100mに比べ少ないようです。)
・100mが行われている間にアップをする時間がありました。
・時計をつけて走ることはできず、タイムを読まれることも自分の記録を伝えられることもありません。

<感想>
一日目の主専攻(サッカー)と小論文を終え、手応えとしては悪くなく、残るは400mを全力で走り切るだけだと腹をくくって迎えた二日目。トラック競技では400mが最後だったので、他の受験生みんなが見ている中で走りました。かなり緊張もしましたが、なぜか同じくらいわくわくもしていました。見られていると燃えるタイプの私は、みんなの前を走る時パワーがみなぎってきたので丁度良かったのかもしれません。(笑)
また記録を教えてもらえないとのことだったので、一緒だった知り合いの受験生にタイムを計っておいてもらいました。正確にはわかりませんがほぼベストタイムで走れたと思います。
待ち時間もあるので寒さ対策をしっかりして、身体が冷えないよう気を付けてください。つくばの冬は、寒いです。

<対策>
実技試験の対策には顧問の先生や駅伝部の先生にご協力いただき、トレーニングに付き合っていただいたり記録を計ったりしていただきました。

以下は400mの対策として行った主なトレーニングです。
・短い距離のスプリント
・長めのジョグ
・200m~600m等のインターバル走
・400mの記録測定

400mには持久力もスピードも両方求められると思うので、短い距離のスプリントも長めのジョグも取り入れ、インターバル走もおこないました。ただし私は一般入試の対策を始める時期が遅めだったので、記録を伸ばすことよりも記録を安定して出せることを重視していました。そのため何度か400mの記録を取ることで、自分が安定して出せるタイムを把握できるようにしていました。学校のトラックは土でしたが、本番と同じタータンのトラックでも記録を計りました。皆さんも自分の特徴や課題に合わせて何を重視してトレーニングするのか、ぜひ一度整理してみてください。
400mはペース配分を意識しながらスタート後心地よくスピードに乗っていくこと、後半の減速をなるべく抑えて最後まで全力で腕を振り足を動かすこと、そして何より自分自身に負けない強い気持ちが大切だと思います。また試験当日はタイムの読み上げがないため、自分の身体でペース感覚がわかるようにしておきましょう。
きつい種目だとは思いますが、体調管理と身体のケアを怠らず自分に負けずに頑張ってください!

以上、副専攻について書かせていただきました。少しでも皆さんの力になれると幸いです。

ここからは余談になりますが、去年のこの時期を思い返すと厳しい受験戦争だったなと感じます。AC入試に落ち推薦入試に落ち...一般入試で合格することができましたが、本当にギリギリでした。高3の春の時点ではAC入試と推薦入試が駄目なら筑波大学の一般入試までは受けるつもりがなく、一般入試を受けると決めたのは推薦入試直前の時期だったと思います。私の高校では引退がなかったため推薦入試までは部活動を続けていましたが、推薦入試の試験から帰った次の日から部活動をお休みさせてもらい、一般入試の対策に切り替えて猛勉強したのを憶えています。この切り替えの早さが功を奏し合格に繋がったと思うので、今思い返しても自分を褒めたくなるくらいです。(笑)
共通テストの結果も良かったわけではなく、「本当に筑波を受けるのか?」「ほかの大学を探してみた方がいいんじゃないか?」と勧められたほどです。しかし、どうしても筑波が良いと浪人も覚悟の上で、絶対に二次で巻き返すぞと切り替えて二次試験の対策に励みました。このブログを書きながら、私は俗にいう逆転合格だったんだなと改めて気づきました。それでもこのように合格することができたのは、筑波大学の女サカでプレーしたいという強い気持ちと、支えて応援してくれた先生方や家族、仲間の存在があったからこそです。これは間違いありません。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんにも皆さんにとって支えとなる人が必ずいるはずです。苦しくなったときはその人たちのことを思い出して、ぜひパワーをもらってください。残り数週間の苦しい時期を踏ん張って乗り越えればきっと楽しい未来が待っています。感謝の気持ちを忘れず、最後の最後まで粘って全力を出し切ってください!


長々とした文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

皆さんの受験がうまくいくよう応援しています。


#19 樋口那帆

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:21Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは。
体育専門学群1年の山口かの子(#30もも)です。

まずは共通テストお疲れ様でした。あとは二次試験のための対策をするだけだと思います。共通テストを乗り越えられたみなさんならきっと二次試験も大丈夫です。共通テストが終わり、ホッとしている人もいるとは思いますが、気を抜くことなく、二次試験の対策に全力を注いでください。

私は二回筑波の入試を受けましたが、二年とも実技①をサッカー、実技②をバスケットボールで受験しました。実技①②と小論文の試験内容や対策方法などを書いたので参考にしていただけると幸いです。

・実技①(サッカー)
昨年の女子の受験人数は8人で、6人ずつの2チームに分かれて試験が行われました(足りないところは大学生の補助員が入ります)。

試験内容

1) アップ
チームごとに大学生が主体となってストレッチやボールを使ったアップを行う

2) ドリブル&パス
コーンをドリブルでかわし、折り返して次の人にパス
※一昨年はロングキック

3) 4vs2+1フリーマンのボール回し
中央のフリーマンは大学生が行う

4) 6vs6のミニゲーム
フルピッチの1/4の大きさで4分程度のゲームを3本

実際に試験が始まると緊張すると思います。私は緊張しやすいので、正直ガッチガチで、普段通りのプレーは全く出来ませんでした。しかし、他の人も状況は同じなので、少しでも良いプレーができるように私が心がけていたことは、同じチームの人とコミュニケーションを取ることです。自分がプレーしやすいように、自分のチームが優位にゲームを進められるようにコミュニケーションを取ることは非常に重要だと思います。また、サッカーにミスは付き物です。ミスをしても落ち込むことなく、切り替えて次のプレーに進み、後悔のないように試験を終えてください。


・実技②(バスケットボール)
基本的に毎年同じ内容ではありますが、試験内容やルールが変わる可能性も考えられるので、試験中は説明をよく聞き、臨機応変に対応する力が必要です。今回は昨年の試験内容を書きますが、あくまで参考程度に見てください。

1) 8の字ドリブル
文字通り、四角形のコートを8の字でドリブルをします。
女子だと20点を超えられると高得点がつくと思います。(3周+2)

2) ボード当て
ボードにボールを当てキャッチをしてラインを踏み、またボードにボールを当てキャッチし逆側のラインを踏む、という動きの繰り返しです。得点は、ボードに当てて1点、キャッチしラインを踏むか超えるかで1点です。女子だと30点を超えられると高得点を狙えるのではないかなと思います。

3) ゴール下のシュート
ゴール下からシュートを打ち、打った本数と入った本数どちらも点数に入ります。19、20本打って、2ミスくらいに抑えられたらベストだと思います。

4) オールコート
パス、ドリブル、シュート全ての技術が入った種目です。細かいところや求められるものが毎年異なるので、ドリブルのパターンをいくつか用意して、試験に臨むのがおすすめです。

バスケの試験はサッカーとは異なり、完全に自分一人で行う試験です。また、一つのミスが回数に大きく影響します。先ほども記したように緊張しやすい私ですが、バスケでは散々練習した感覚をそのまま本番でも発揮することができました。バスケはドリブルをついた数だけ上手くなります。ミスをしないためにはたくさんボールを触って、繰り返しドリブルをついて、技術が自分のものになるまでやり続けることが重要です。難しい種目ではありますが、その分上手くできれば点数も高いと思います。ミスが大きく回数に影響するとは言いましたが、ミスをしても切り替えて、他でリカバリーするくらいの気持ちで臨んでください。応援しています。


・小論文
試験時間60分
保健分野:150字×1、250字×1
体育分野:150字×1、250字×1

論述は教科書の図や注釈まで広く深く理解する必要があると思います。私はノートにまとめる勉強法を実践しましたが、自分にあった勉強法を見つけて、教科書を隅々まで暗記してください。ヤマを張ることや、どこかの分野を捨てる、というのは本当に危険なので、どのテーマを聞かれても客観的な事実を教科書通りの言葉で書けるように準備しておくことが重要です。


私は一年浪人してでも筑波の女サカに入りたいという強い思いを持って一年間勉強しました。共通テストでは今までの模試の中でも低い点数を取ってしまい、本当に心が折れそうになりましたが、最後まで諦めずにやり続けたことが合格できた理由だと思います。共通テストで思うような点数が取れなかった人、実技に自信がなく不安を感じている人、「一年間の努力が無駄になるかも…」と怖くなることもあるかと思います。でも、たくさんたくさん頑張ったみなさんなら絶対に合格できます。最後まで何があるか分からないのが受験です。ありきたりな言葉にはなりますが、最後まで諦めず、自分を信じて試験に臨んでください。みなさんと一緒にプレーできる日を楽しみにしています。

#30 山口かの子(もも)

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:28Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは。体育専門学群1年の八角空来(#22ここ)です。
受験生の皆さん、共通テストお疲れ様でした。
過去問がたくさんあるわけでもなく、難化傾向であると予想されていた共通テストの対策はとても難しかったと思います。しかし、二次試験は十分に対策可能です。ここまで頑張ってきたからこそ、体育専門学群は共通テストと二次試験の配点が同じなので、「逆転する」ことも「される」こともあるということを頭において、最後までやり切ってほしいなと思います。

では、主専サッカー、副専1500m、小論文の順に二次試験についてお話します。

〈主専:サッカー〉
男女別でグループ分けされ、そのグループで試験を行います。人数が足りない場合には大学生が入ります。課題の説明の際に試験官の方がさらっとポイントを教えてくださることがあるので、聞き逃さないように気を付けてください(※で記しているところがそのポイントです)。昨年の試験内容は大きく分けて3つでした。

1 ) カラーコーンの間をジグザクにドリブルした後、少し離れたコーンでターンして次の人に長めのグラウンダーパス(1人3回)
※ドリブルはスピードではなくスムーズさ重視
コーンの間隔はかなり広く、とても余裕がありました。このドリブルでミスをしてしまうと結構目立ってしまうので、焦らずに落ち着いて行うことが大切だと思います。
2) 5vs2のボール回し(3セット)
※ディフェンスはスライディング等の激しさではなく、予測して奪う
四角形のグリッドで行い、オフェンス1人は中央に入ります。オフェンスは3タッチ以内、ディフェンスはボールを奪ったら変わるのではなく、セットごとに変わる形でした。
3) ミニゲーム(4分×3本)
フルピッチの1/4サイズのコートでミニゴールを倒してゲーム

サッカーは差が開きにくい種目である一方、声を出していなかったり、自信がなさそうにプレーしていたら目立ってしまうのかなという印象です。試験だからと固くならず、いつも通りプレー出来れば問題ないと思います。ボール回しやミニゲームでは、連携も必要になってくるので、同じグループの人と積極的にコミュニケーションを取ることが大切だと思います。試験内容は同じとは限らないので注意してください。

〈副専:1500m〉
陸上競技はトラック種目とフィールド種目が同時進行で、トラック種目は1500m→100m→400mの順に行いました。昨年は男子が50人程度で4組、女子は4人で1組に分かれて走りました。400mごとのラップタイムは読まれますが、時計を付けて走ることはできず、最終タイムは教えてもらえませんでした。記録がそのまま得点になるため、サッカーと異なり、差が開きやすい種目だと思います。あくまで順位ではなく記録なので、自分より遅い人につられてしまったり、速い人について行って失速して、自分の力が発揮できないのはとても惜しいと思うので注意してほしいです。走順が男子の後の場合は待ち時間があるので体が冷えないように気を付けてください。招集時間まで各自でアップできますが、走順が男子より先の場合はアップ時間が短くなるので、時間を考慮してアップすることが大切です。ちなみに、1500mはほとんどの人がランシューで走っていました。

ありきたりかもしれませんが、主専、副専ともに大切なことは「いつも通り」にやることです。他の受験生が上手く見えたり、速く見えたりするかもしれせんが、自分の力を信じてやり切ってほしいなと思います。

〈小論文〉
勉強法は人それぞれだと思うので、自分に合った方法で最後まで気を抜かずに対策してください。私はひたすら教科書を読んでインプット、要点をノートにまとめたり、疑似問題を解いてアウトプットをしていました。確実に言えることは「教科書の内容すべてが問題になり得る」ということです。他の教科では、教科書丸暗記は推奨されませんが、体育専門学群の二次試験においては例外だと思います。150字、250字と字数が限られており、自分の言葉で書くより、教科書の文言をそのまま解答する方が楽で書き落としも無いと思います。教科書丸暗記とまではいかなくても、全く覚えていない内容が出題され手も足も出ないという状況にならないように、最低限全ての単元の要点を書ける状態にしておくべきです。昨年は、それまで出題されておらず、出題される可能性も低いだろうとされていた交通安全に関する問題が出題されました。どの単元も出題される可能性があると思うので、「これ」と絞らず、全体をカバーできるようにしておくと良いと思います。

長々と書きましたが、このブログが少しでも受験生の皆さんのお役に立てたら幸いです。中には、共通テストが振るわず自信を失いかけている人や、二次試験に不安がある人もいるかもしれません。しかし、ここに至るまでの自分の努力は自分がいちばん知っていると思います。きっと大丈夫です。自信をもって、二次試験に臨んでください。そして、後悔無く二次試験を終えてほしいなと思います。心から応援しています!!このブログを読んでくださった受験生の皆さんと、春から筑波大学女子サッカー部の一員として共に闘えることを楽しみにしています!

#22 八角空来(ここ)

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:06Comments(0)入試ブログ2021
みなさんこんにちは、医学群医学類1年の荒井由芽です。

受験生のみなさん、まずは共通テストお疲れ様でした。今年の共通テストはかなり難化したようですが、受験はあくまで相対評価です。受験生のトップにならなくても、定員の人数に入ればいいのです。共通テストが良かった人も振るわなかった人も、切り替えて頑張ってほしいと思います。

前置きはさておき、二次試験の話に入ります。
医学類の二次試験では、順番に英語、数学、理科(物理化学生物から2科目選択)の学力試験と、適性試験がおこなわれます。英語、数学、理科が1日目で、適性試験が2日目にあります。理科では、私は物理と化学を選択しました。配点は共通テスト900点、英語・数学・理科(2科目合計)で300点ずつ、適性試験が500点で、2300点満点です。

全体に通じて言えるのが、筑波は問題自体のレベルは決して高いわけではありません(全学群が同じ問題なので医学類でも同様です)。そのため、私はいわゆる難問を解けるようになることよりも、標準問題をミスなく解けるようになることに重点を置きました。ちなみに塾には行っていなかったので、学校の授業と自習で勉強を進めました。

では科目別に書いていきます。

<数学>
数学は昨年から形式が変わり、医学類受験者はそれまでは出題される大問6つのうち5つ解く形だったのが、昨年からは4つに減りました。具体的には、出題される大問6つのうち3問がⅠAⅡB、もう3問が数Ⅲで、そのうち解くのが2問ずつの計4問です。本当に4問しか解かなくていいのかと5回くらい確認したのを覚えています。
対策としては、高校で東大を含む旧帝大や医学部の受験者が多いクラスにいたこともあり、授業では難問に多く触れ(させられ)、自習では授業の復習と標準問題、筑波や北大の過去問などに取り組みました。筑波の過去問は、最終的に直近5年分くらいを2~3周と、それより前の年度5年分くらいを1周しました。初めて筑波の過去問に触れた時は全然解けず時間も足りませんでしたが、次第に傾向や計算量などに慣れていくことができたと思います。筑波は数Ⅲの範囲では微積と複素数の出題が多いので、そこは問題集(高3の間はずっと学校で配られたオリジナルスタンダードのみを使いました)でも多くの問題に触れました。問題集に取り組む時は、最初は全然できなかったので1問につき20分考え、それでもわからなければ解説を読み込んで解き直す、という勉強をしていました。慣れてきたら汚くても自力で最後まで粘ることを意識していました。数学においては特に、わからなくても自分でしっかり考え抜き、泥臭くても最後まで解き切る練習を積んでおくことが大事だと思います。そして本番では、わからない問題でも条件をしっかり整理し、グラフや指針だけでも書いて部分点をもぎ取っていくことが重要です。

<物理>
物理は特に基礎が重要な科目です。わからないところは決して疎かにせず、例え受験直前であっても教科書を使って公式・現象の理解に努めるのが、回り道のように見えて最短の道だと思います。
私は学校の授業が全範囲終わる(高3の6月くらい)までは公式の導出と現象の理解を繰り返し復習し、その後は学校で配られた重要問題集をやっていました。重問は見たら解法が思い浮かぶようになるのを理想にし、3周くらいしたと思います。加えて、学校の授業では東大や京大、阪大などの過去問を解かされていました(先生が京大卒だったので京大の問題が多かった気がします)。これによって、筑波の問題が簡単に見えるようになったと思います。共通テスト後は、筑波や北大、その他私立など、私が受験する大学の過去問をずっと解いていました。筑波の過去問は最終的には数学と同じくらい解いたと思います(直近5年分くらいを2~3周とそれより前の年度5年分くらいを1周)。

<化学>
化学はきちんと勉強すれば一番点数が安定する科目だと思います。特に理論と有機を重点的にやるべきです。無機は理論や有機の問題の中で知識として問われていることが多いので、私は無機についての問題集はほとんどやらず、理論と有機の問題の中で整理して覚えていきました。
個人的に化学は好きでも得意でもなかったのでやる気が出ず、物理や数学に逃げてしまうことが多かったのですが、流石にやばいと思って本腰を入れて勉強したところ成績が上がっていきました。この時は教科書と新研究を使って知識を埋めながら、物理と同じく学校で配られた重問を使い、A問題を完璧にできるようにしました。筑波の過去問は直近5年分を2~3周やったと思います。化学は(ある程度の質を前提として)量をこなせばなんとかなるので頑張ってください。あと、理科に関しては2科目で120分という形で試験がおこなわれるので、過去問演習をする際に物理と化学を別々に解くのではなく、一緒に120分で解ききれるよう、時間配分を練習しておくべきだと思います。

<英語>
最後に英語に関してですが、私はアメリカとのハーフで日常的に英語に触れており得意科目であったことから、全く対策をしませんでした。英作文はめんどくさいからという理由で1回も書かず、その他は過去問を1年分だけ解く、という非常に舐め腐った状態で試験に臨みました。本番は手応え的には結構できたものの、いざ得点開示を見てみると思ったより取れていませんでした。みなさんの中にはこれだけ怠惰な人はいないと思うので大丈夫だと思いますが、しっかり対策をしていくことをお勧めします。対策については他の方の方法が色々と出回っていると思うのでそちらを参考にしてください。全くみなさんの役に立たない文章になってしまい申し訳ございません。

<適性試験>
適性試験は医学類にしかない試験なので省こうかと思いましたが、ネット等に出回っている情報がほとんどない上、配点が地味に高くて(500点/2300点満点)、対策に苦慮した覚えがあるので、書いておきたいと思います。ちなみに得点開示後に合格者の中で聞いてみたところ、私を含め多くの人が340点で、数人400点台がいました。つまり悪目立ちするようなことがなければ、適性試験で点差が大きく開くことはないようです。
適性試験には(1)と(2)があり、(1)がSCTテスト、(2)が面接です。
SCTテストとは文章完成法テストとも言いますが、「私の父は」「金」などのように短いフレーズが書いてあるところに繋げて書き、文章を完成させるというものです。これは採点基準なども全くわからないので、とりあえず字を綺麗に、いい感じの大きさではみ出さないように、文法に間違いがないように、という点だけを意識して思いつくままに書きました。
面接は一般入試では2回あります(推薦入試では1回だけ)。両方とも受験生1人に対し面接官は2名で10分ほどです。
1回目はイメージする通りの医学部入試の面接です。医学部志望理由やなぜ筑波なのか、高校時代の話などをしました。このタイプの面接は学校の先生と練習していた上、この時の面接官は優しい方で、しっかり対話できて良い感じに進みました。
2回目の面接が少し特殊で、状況設定が口頭で伝えられ、あなたならどうしますか、という問いかけがされます。これが3問あります。一人ひとり状況設定は違うようです。私の時は「『新型コロナの予防にはお酒を飲むといいらしい。これをLINEで10人に拡散してほしい。』ということを先輩から言われました。あなたなら拡散しますか。」というものなどがありました。この時の面接官が詰問タイプで、言葉尻をとられてネチネチ言われる感じでした。荒みまくった受験生の心には結構キツかったです。ここではとにかく自分の言ったことに矛盾を作らないことが大事だと感じました。このスタイルの面接の練習を全くしていなかった私はかなり苦しみました。

科目別の勉強については以上です。
少し当日の様子について触れると、多くの受験生がつくば駅からバスに乗って会場に行くのですが、このバスが異常に混みます。医学群(医学類だけじゃなくて看護と医療科も)は医学エリアで試験が行われますが、医学エリアはキャンパス内のかなり駅側に位置しており、駅から20~25分くらいで歩いていけます。そのため私は2日間とも、行きも帰りも歩いていきました。歩いている受験生は少なかったですが、到着時間の読めないバスに乗るのは怖いので、医学群の受験生には結構オススメです。

最後になりますが、受験では諦めが悪い人が勝ちます。試験を受けるまでは、試験のラスト1秒までは、もがき切ってください。長くなってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。皆さんと筑波大学でお会いできることを楽しみにしています。応援しています。

#36 荒井由芽(チャチャ)

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:30Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは。体育専門学群1年の安部美楽乃#9(カカ)です。まだ10月だというのに肌寒い日が続いています。みなさん、体調管理に気をつけてください!

今回は体育専門学群の推薦入試についてブログを書かせていただきます。私は昨年、体育専門学群専門種目サッカーで推薦入試を受け、合格することができました。まず試験について書いていきたいと思います。

推薦入試の試験は2日間行われます。昨年は1日目に小論文(昼)、実技(午後)2日目に面接を行いました。小論文は文章を読んで答えるものが1つと自分の考えを書くものと2つ出されました。(過去問がどこかに掲載されていると思うので参照してみてください。)実技はドリブルからのシュート、ポゼッション、ミニゲームを行いました。2日目の面接は普通面接と特別面接の2つを行いました。1つ目は志望理由や時事問題を主に問われました。2つ目の特別面接では競技に関すること、過去の経歴や大学入学後の目標、これからのことについて質問されました。

ここまでの内容はもう1人の相方(#5 朝倉陽菜)が細く説明しているので、ここからは私がどのように対策したかを主に書いていきます!

まず、小論文です。私は文章を書くことが苦手だったのでまず書くことに慣れるために試験問題を何度も解きました。最初は文章が上手く構成できませんでしたが、問題の傾向をつかむことで書き方を自分で考えながら問題をとけるようになりました。また、対策として新聞を読むようにしました。スポーツの記事だけでなく最近の時事問題も読むことで面接にも対応できると思います。小論文はどのような問題がでるか全くわかりません。昨年は過去問と異なる形式の問題がでてとても焦りました笑。どんな問題が出ても答えられるように、自分の書き方をつくるのもよいかもしれないです。とにかく少しでも自信がつくように書き込むことが大事だとおもいます!

次に面接です。普通面接では、自分自身がやりたいことを明確にして伝えることが大事です。「暗記して話す」から「自分の考えを伝える」ようになるまでとにかく練習しました。そのためには、自分の考えや筑波大学でしたいことを深く掘り下げて考える必要があると思います。私は高校生のとき、とにかく色々な先生に面接練習をしていただき、様々な角度から質問をいただくことで考えを深めました。数をこなしていくことで次第に面接に慣れていくと思います!最後に、特別面接になります。これは今までのスポーツ経歴とその貢献度、これからの大学生活と展望を質問されます。自分の今までのことをしっかり伝えることが大事だと思います。(普通面接と違い形式的な形ではないです。)

ここまで推薦入試について簡単な説明とその対策を書かせていただきました。受験が近づくにつれて、自信がなくなったり、イライラしたりすることがあると思います。でも、前をしっかり見て、残りわずかな時間を最後までやりきってください!家族や先生方、多くの方の助けを得てきたことに感謝しながら、今までやってきたことを出しきってください!!筑波大学女子サッカー部で一緒にボールを蹴れることを待ってます!

拙い文章ですが、みなさんの参考になれば嬉しいです。ありがとうございました。

#9 安部美楽乃(カカ)


  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 13:26Comments(0)入試ブログ2021
体育専門学群1年の朝倉陽菜(#5 きき)です。
つくばはいつの間にか秋を通り越して、一気に冬の季節になりました。私は寒がりなので、より一層防寒対策をしていく予定です。

今回は、体育専門学群の推薦入試について書きます。
私は去年、推薦入試で合格して筑波大学に入学しました。今年、推薦入試を受験しようと考えている皆さんの参考になれば嬉しいです。


【日程】
1日目→午前:小論文、午後:実技
2日目→面接

【小論文】
保健体育関係の話題から出題されます。
大問1は、穴埋めの選択問題(選択肢は3つから)。
大問2は、約200字で下線部に関する内容の要約。
大問3は、約400字で下線部を踏まえ、自分の考えを記述する問題でした。

小論文は慣れが大切だと思います。
最初から上手く書こうとせずに、まずは自分がどれだけ書けるのか自分の力を把握してみると、これからどのように対策していけばいいかがわかると思います。
私はとにかく過去問をたくさん解きました。過去問は問題の傾向を掴んだり、本番に1番近い形で問題演習できる重要な資料です。また、小論文は知識が多ければ多いほど優位になると思うので、日頃から社会に目を向けて新聞や雑誌で情報収集するといいと思います。


【実技】
昨年の実技の内容は以下のものでした。

①ロングボールをトラップ→ドリブル→パス→リターン→トラップ→シュート。を1人3本
②4vs4+2サーバーのボールポゼッション
③ゲーム

その年によって実施される内容は異なると思いますが、初対面の方とプレーをするのでコミュニケーションは意識しました。そして何よりも自分が楽しんでプレーをすること。これが1番大事だと思います。

【面接】
女子サッカーの受験者は、普通面接と特別面接の
2種類の面接を受けます。

〈普通面接〉
時間は約5分〜、面接官は4人でした。
最初に「志望動機と将来展望を含めた自己PR」を2分程度で話すように言われました。自分が話した内容からより詳しく聞かれるので、自分が話した内容については何でも説明できるようにしておくといいと思います。他には「最近気になったニュース」「最近読んだ本」なども聞かれました。


〈特別面接〉
時間は約20分〜、面接官は5人でした。
ここでは主に自分のサッカー実績について聞かれました。今までの最高成績、その成績にどのように貢献したか、なぜ筑波大学でサッカーすることを選んだのか、自分の得意なプレー、苦手なプレーとその克服方法、入学後どのようにチームに貢献するか、などを聞かれました。また、事前に提出した書類についても聞かれました。特別面接は事前に準備しておくのも大事ですが、自分の中でサッカーに対する考えがまとめられていれば問題ないと思います。

面接練習は特定の人とするのではなく、体育関係に関わらず多種多様な知識を持つ人と練習すると、知識が広がるので自分のためになると思います。
また、面接は自分をアピールできる絶好の機会です。ただ単に自分が入学してやりたいことを述べるだけではなく、自分が入学することで大学側が得られるメリットを伝えられると尚いいと思います。


昨年の今頃、私も今年受験を考えている皆さんと同じように受験勉強に明け暮れていました。受験勉強をする中で思い通りにいかないことや不安なこともありましたが、たくさんの人の支えや協力があり、今私は筑波大学でサッカーをすることができています。入試までの時間は限られていますが、この先の自分がどうなっていたいのか今から逆算して考え、悔いの残らないようにして欲しいと思います。
最後まで自分を信じて頑張ってください。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの入部を待っています。

朝倉陽菜( #5 きき)


  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 18:31Comments(0)入試ブログ2021
こんにちは!!理工学群社会工学類(以降、社工と書きます)1年の大牧芽依(#35のの)です。
現在、つくばは震えるほど寒いです。出身の埼玉とは比べものになりません。
それはきっと、ひより(#2)がダジャレを連発しているからだと思います。
つくばに住んでいる方、私から謝らせてください。
申し訳ございま1000円ちょうだい♡できれば2000円ちょうだい♡

少々ふざけすぎました。
前置きはこれくらいにして本題に参りましょう。

さて、今回は私が昨年受けた社会工学類の推薦入試についてお話します。
高校生の頃から読んでいた女サカのブログに掲載して頂けることがとても嬉しく、つい長くなってしまいました。
興味がある方、最後までお付き合い頂けると幸いです。


○推薦入試
公募推薦なので、先生に推薦文を書いて頂く必要があります。
そのため9月中に、自分が高校生活で打ち込んだことや長所、これから学びたいことなどについて5000字程度にまとめてお渡ししました。

小論文を練習するノート・面接ノート・情報収集ノートはもちろん、限られた時間をどれだけ有効に使えるかが重要なので、推薦のことだけを書くスケジュール帳を作ることを強くお勧めします。

1日目 小論文
50〜400字の小問が8個ほど、数学の大問が1.2問あります。昨年の問題は全てコロナウィルス関係でした。

2日目 面接
前日の小論文の出来、志望理由、英文の音読・要約、微積の概形をホワイトボードに書く、です。


○入試対策 小論文
8月 最新年の過去問を解く
基本的な知識・文字を書くスピード・早く正確に資料を分析する力など何もかもが足りませんでした。
自分の実力不足に衝撃を受けると共に、やらなければいけないことが明確になりました。

9〜10月前半〜 情報収集(後に書きます)と軽い対策
まず、NHKの時論公論を見ながら要点をまとめることで時事対策と早く文字を書く練習をしました。
そして、政治経済・倫理の資料集と現代社会の教科書と参考書を読み、前提となる基礎知識や用語を入れました。
また、小論文の書き方も何一つ知らなかったので「落とされない小論文」を読みました。
(あくまで一般の勉強優先のため、隙間時間に行いました)

この1ヶ月半の対策はとても有効であり、10月後半から本格的に始めた過去問でも少しずつ手が動くようになりました。

10月後半(1ヶ月前)〜 小論文と面接の対策
とにかく限られた時間をどのように使うがが重要です。まずは推薦のためだけに作ったスケジュール帳を使って、予定を立てました。
主に、学校で勉強していた朝の時間・お昼休み・放課後の少しは推薦、その後行っていた塾での自習は一般入試の対策にあてていました。

政治経済の内容は国語と政治経済の先生に、数学の問題は数学の先生に添削をお願いし、過去問を解き進めました。
10月後半には2020〜2014の小論文を、11月には2013〜2011と似たような問題があった後期の2020〜2011を解きました。
私は時間を気にせずにとりあえずでも良いので解答を作り、先生に解説をして頂き、そのあと自分で正しい解答を作り直しました。
そして、もう一度時間を計って全ての問題を解き直しました。
そのため1年分の問題の解答を少なくても3回書いていました。
計20回分を3回以上ずつ(最新3年は5回以上)解くことで、嫌でも小論文を書く要領がつかめるようになったと思います。
また、時間配分を意識するようになったり、「全ての問題は繋がっていて問題を通して何か訴えたいことがある」という特徴に気づくこともできました。
このように前提知識を蓄積したあと、とにかくたくさんたくさん書く練習をしたことが自分の力になったと思います。
同じ問題を何度も解くことで、文章が洗練されていったのではないでしょうか。

11月下旬(1週間前)〜 全勢力を推薦に
推薦の1週間前に学校の卒業試験があったので、それが終わってから全勢力を推薦に向けました。
上にあげたような対策をひたすら繰り返しました。

私はとにかく文章力がなかったので、力技で勝負しました笑。職員室で添削をお願いしている先生を探していると「またお前かい!もう飽きるわー笑」と言われていましたね。本当に大変お世話になりました。


○入試対策 面接
前日の小論文の出来は、
「こんにちは〜 そういえば昨日の小論文どうだった?難しかったでしょ!?ニヤニヤ」
と言う感じで聞かれました。

面接で聞かれることがわかっていたので、前日に小論文を先生と解き直しをしてありました。
私は全く太刀打ちできなかった数学の問題のみ訂正しました。あまり時間はないので、重要そうだけど解けなかった問題の訂正をすべきです。

志望理由は1分前後で簡潔に!とにかく繰り返して自分のものにしました。
どこをどんなふうに突っ込まれてもいいよう、考えられる質問の答えは準備しました。私は大きな模造紙に、大谷翔平がやっていたと有名な目標達成シートのようなものを書いて考えを整理していました。

とにかく志望理由は1番重要で慣れが必要です!!!逆に慣れれば勝ちです!
私は2.3週間前〜昼休みに色々な先生に面接練習をして頂きました。多くの先生にやって頂けると、質問の角度が違うので勉強になります。
ですが、あまりに多いと、それぞれアドバイスが若干違ったりして自分の中で収集がつかなくなってしまいます。
5人くらいがお勧めです。

英文(英検二級程度)の音読とその文の要約はとにかく堂々と行うことが大事だと思います!
ネイティブ並の発音は全く求めていません!
私はコロナ禍で学校がなくて時間があったので、高3の4月〜9月にオンライン英会話をほぼ毎日、11月〜英語のニュースを先生と一緒に音読して対策しました。
私は英語が苦手で、usuallyをウサウサリーと読むほど(中3の時です...お恥ずかしい...)だったので、たくさん対策をしましたが、みなさんは普通に一般の勉強をしていれば大丈夫だと思います!

微積の概形をホワイトボードに解くものは、1ヶ月前から1週間に1.2問、数学の先生の前でホワイトボードに書きながら説明する練習をしました。
これも慣れですね!

ちなみに私は本番、グラフを書き間違えました。
ですが、
面接官「なんか違うとこ分かるー?」
私「あっ!」
面接官「わかってるなら大丈夫ー!おっけいよー!座っちゃていいよー」と優しかったです。

面接官は「私を知りたい!」と思ってくれてる優しいおじさんです!難しいことを言う必要はありません。ぜひ、面接官が知りたい!と思ってくれるようお話ししてみてください。


○情報
コロナ禍でオープンキャンパスが中止され、公募推薦の情報が手に入りにくかったことから、私は必死に情報を得ようと人を頼りまくりました。
筑波大学に通う塾のチューターさんと母の知り合いに公募推薦で社会工学類に入学した方を探してもらい、とても細かいことまで教えていただきました。
また、高校の先輩のまめさん(#12)にもたくさん相談させていただきました。
 
面接の話ですが、ある教授が面接官にいる可能性がある、と聞き準備をしたところ、実際にその教授が私の面接官の一人で、話が盛り上がりました。
落ち着いて受験をするために本当に情報は大切です。
どのような手段でもいいのでとにかく情報を得るべきだと思います!


○最後に
推薦入試は本当に大変だと思います。
受験生は当たり前って言われているかもしれませんが、朝から晩まで勉強し続けるのは相当しんどいですよね。
ですがみなさんには、一緒に頑張る友達がいて、厳しくでも的確に指導してくださる先生がいて、どんな時も全力でサポートしてくれる家族がいると思います!
大学受験は早々訪れることがない人生が変わるビッグイベントです。周りへの感謝を決して忘れず頑張ってみてください。

私は筑波大学に入学できて本当に本当によかったです。
学類の友達も、もちろん女サカの仲間も本当に素敵で最高で尊敬しています。控えめに言って大好きです。
ぜひみなさんも筑波大学を!そして女サカを!目指してみてください!
グラウンドでお会いできること、楽しみにしています。

長くなりましたが、お付き合い頂きありがとうございました。
少しでもみなさんの力になれれば幸いです。


  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 16:52Comments(0)入試ブログ2021