2022年01月29日
「成長」(太田芽依/4年)
2022年1月4日14:10 西が丘
緊張しいの私が珍しく緊張していない。
自分のやるべきことを確実にやるだけ、楽しもう!
そして、その90分後
私のサッカー人生が終わった。悔しさと、清々しさと、この景色は一生忘れない。
この4年間は、私を最も成長させてくれた時間でした。
特に以下の2つのことを学べたのは大きかったです。
1つ目は「自分と向き合うこと」
2つ目は「チームに貢献するということ」
私は、高校まで勉強もサッカーも努力をすれば、その集団の中では、リーダー的存在になれました。
大学でも1、2年はコンスタントに試合に出ていました。
しかし、3年での公式戦出場は6回。
試合に出たい一心で、自主練習の時間を増やしたり、練習以外のところでもトレーニングするなど、がむしゃらに体を動かしていました。
努力しているつもりでした。でも、一向に試合に出れる気配はない。
サッカーが苦しく、劣等感を強烈に感じるようになっていきました。
そんなある日、平嶋さんに「めいには期待しているのに成長しない。もっと頑張ってほしい。」と伝えられました。
『成長していない』衝撃でした。 今までの練習は意味がなかった?他に何を頑張ればいい?・・・混乱しました。
悶々とした日々が続く中、やり方が間違っているかもしれないと考えるようになりました。
そして上手い選手の練習を観察するようになり、自分にできていない2つのことに気付きました。
1つ目、自分の分析ができていない。
人と比較することでしか、自分を評価できていませんでした。
試合に出るかどうかは他の人の状況なども関わることです。しかし、成長というのは過去の自分と現在の自分を比べて行うものであると考えられるようになりました。
2つ目、チームのために動けていない
実際これに気づいたとき、ありえないと思いました。
自分のことで精一杯でチームに何か還元できたのか。何もできていない。
チームのためにできることは何か。
それは、気づいた時から引退するまでずっと模索し続けたことでした。
2年までは試合に出ているだけで満足し、自分の課題を本気で克服しようとする気持ちが足りなかったのです。
「満足するということは、成長をやめるということ。」「現状維持は衰退」と痛感しました。
逆境は心地よいものではなかったです。しかし、技術的にも人としても成長させてくれるものだと思います。
4年の初め、キーパーにコンバートした時も、心穏やかではなかったですが、チームのために自分を活かせること、そんな状況が自分を成長させてくれることを分かっていたからできたのだと思います。
自分を分析していく上でもう1つ気づいたことがあります。私のモチベーションは仲間だということです。
試合に勝ちたい。インカレで優勝したい。という枕詞には、いつも「この仲間と」という言葉がついていました。
今、このチームでサッカーできたことの幸せを噛み締めています。
特に同期には感謝しかないです。いつもはうるさくて騒がしい。でも、やるときは頼りになる。私には考えつかないようなことを実行したり、先のことまで見据えて行動していたり、こんなに尊敬する人たちに出会えたことが最高の幸せです。
最後になりますが、今までサッカーを通じて出会えたたくさんの仲間たち、サッカーの素晴らしさを教えてくださった指導者の方々、サッカーに取り組めるよう最大限サポートしてくれた両親。
皆さんとサッカーが私を成長させてくれました。大変有難うございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いします。
#15 太田芽依



緊張しいの私が珍しく緊張していない。
自分のやるべきことを確実にやるだけ、楽しもう!
そして、その90分後
私のサッカー人生が終わった。悔しさと、清々しさと、この景色は一生忘れない。
この4年間は、私を最も成長させてくれた時間でした。
特に以下の2つのことを学べたのは大きかったです。
1つ目は「自分と向き合うこと」
2つ目は「チームに貢献するということ」
私は、高校まで勉強もサッカーも努力をすれば、その集団の中では、リーダー的存在になれました。
大学でも1、2年はコンスタントに試合に出ていました。
しかし、3年での公式戦出場は6回。
試合に出たい一心で、自主練習の時間を増やしたり、練習以外のところでもトレーニングするなど、がむしゃらに体を動かしていました。
努力しているつもりでした。でも、一向に試合に出れる気配はない。
サッカーが苦しく、劣等感を強烈に感じるようになっていきました。
そんなある日、平嶋さんに「めいには期待しているのに成長しない。もっと頑張ってほしい。」と伝えられました。
『成長していない』衝撃でした。 今までの練習は意味がなかった?他に何を頑張ればいい?・・・混乱しました。
悶々とした日々が続く中、やり方が間違っているかもしれないと考えるようになりました。
そして上手い選手の練習を観察するようになり、自分にできていない2つのことに気付きました。
1つ目、自分の分析ができていない。
人と比較することでしか、自分を評価できていませんでした。
試合に出るかどうかは他の人の状況なども関わることです。しかし、成長というのは過去の自分と現在の自分を比べて行うものであると考えられるようになりました。
2つ目、チームのために動けていない
実際これに気づいたとき、ありえないと思いました。
自分のことで精一杯でチームに何か還元できたのか。何もできていない。
チームのためにできることは何か。
それは、気づいた時から引退するまでずっと模索し続けたことでした。
2年までは試合に出ているだけで満足し、自分の課題を本気で克服しようとする気持ちが足りなかったのです。
「満足するということは、成長をやめるということ。」「現状維持は衰退」と痛感しました。
逆境は心地よいものではなかったです。しかし、技術的にも人としても成長させてくれるものだと思います。
4年の初め、キーパーにコンバートした時も、心穏やかではなかったですが、チームのために自分を活かせること、そんな状況が自分を成長させてくれることを分かっていたからできたのだと思います。
自分を分析していく上でもう1つ気づいたことがあります。私のモチベーションは仲間だということです。
試合に勝ちたい。インカレで優勝したい。という枕詞には、いつも「この仲間と」という言葉がついていました。
今、このチームでサッカーできたことの幸せを噛み締めています。
特に同期には感謝しかないです。いつもはうるさくて騒がしい。でも、やるときは頼りになる。私には考えつかないようなことを実行したり、先のことまで見据えて行動していたり、こんなに尊敬する人たちに出会えたことが最高の幸せです。
最後になりますが、今までサッカーを通じて出会えたたくさんの仲間たち、サッカーの素晴らしさを教えてくださった指導者の方々、サッカーに取り組めるよう最大限サポートしてくれた両親。
皆さんとサッカーが私を成長させてくれました。大変有難うございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いします。
#15 太田芽依



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