2025年01月19日
私ももっと頑張りたい #27 菅野希咲
こんにちは。
2024シーズンの副将を務めさせていただきました、体育専門学群4年の菅野希咲(#27 ねね)です。
私は他人のブログを読むことが好きで、今でも時々女サカの先輩方のブログを見返して読んでいるのですが、先輩方が引退ブログでよく書いていた「ついに自分がこのブログを書く時が」という言葉をついに自分が書いていることに驚きが隠せません。
ブログ班でありながら、基本的にブログは読む専で書くのは苦手です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
---------------------------------------------------------------------------------------------
私は小学2年生の時に2人の兄の影響でサッカーを始めました。
富士見SSS→河内SCジュベニールU-15→栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部を経て、筑波大学女子サッカー部に入部しました。
「サッカーを続ける理由」
大学までサッカーをしてきた人が一度は考えるのではないかと思います。
純粋に「サッカーが好きだから」と言えたらいいのですが、
私はそう言えるほどサッカーそのものが好きというわけではありませんでした。
ではなぜ、ここまで私がサッカーを続けられたのか、続けたいと思ったのか。
私の中での答えは「仲間の存在」です。
私はこれまで、いわゆる強豪チームに所属したことはありません。
個の技術で見れば到底及ばない相手もたくさんいました。
でも、個で勝てなくても、組織で闘えば勝てる。
だから私はサッカーが好きなんだと、
女サカに入ってからより一層感じるようになりました。
ありがたいことに大学に入ってすぐから試合に出させてもらっていたものの、
8月に右膝外側半月板を損傷。
保存療法で1月までプレーを続け、インカレ後に手術をして、そこから約8ヶ月のリハビリを経験しました。
私自身初めての大きな怪我で、怪我をした当初はプレーできない自分がこのチームにいる意味があるのか?と思う日々でした。
そんな時に支えてくれたのが、リハ組をはじめとする多くの先輩方でした。
自分もつらいはずなのに、そんな姿を一切見せずに後輩を笑顔にしてくれる先輩。
同期には言えない弱音を優しく受け入れてくれる先輩。
目指すべき姿を背中で示してくれる先輩。
どんな立場でもチームのために行動して、チームを陰で支えてくれる先輩方をみて、
「プレーができなくても、このチームの一員として闘いたい。」
そう思えるチームづくりをしてくれた偉大な先輩方でした。
あっという間に月日が経ち、ついに最上級生として迎えた2024シーズン。
私たちの学年はこれまでの先輩方のように、大きな背中を見せて「私たちについてこい!」と言える学年ではありませんでした。
だからこそ、後輩たちにたくさん意見を聞きながら、力を借りながら全員でチームを作ってきました。
私より何倍も何十倍もサッカーが上手くて、学年関係なくチームを引っ張る後輩。
献身的なプレーでチームに活力をつける後輩。
チームの目標達成のために何ができるかを考えて行動に移そうとする後輩。
復帰に向けてストイックすぎるぐらいに毎日リハに取り組む後輩。
ふとした時に笑わせてくれる後輩。
「私も頑張らなきゃ」
ではなく
「私ももっと頑張りたい」
そう思わせてくれる存在でした。
さらに個人的には、今年は特にみんなからサッカーを教えてもらった1年でした。
たくさん迷惑をかけてしまったけど、みんなとたくさん話して、やりたいプレーが増えて、少しずつできるプレーが増えて、この1年本当にサッカーが楽しかった。
下手な私にも諦めずに伝えてくれてありがとう。
そして何より、4年間一緒にやってきた同期の存在は、言うまでもなく欠かせないものでした。
常に明るくみんなを引っ張ってくれる人。
チームのことを誰よりも考えて行動してくれる人。
チームにとっての最善を考えて発信できる人。
「やるべきことをやる」を体現してくれる人。
チームを陰で支えてくれる人。
少しの変化に気がついて寄り添ってくれる人。
すぐにふざけちゃうけど、私にはない強さをもっている人。
そんな人が集まった個性豊かな学年です。
特に最後の1年は、
サッカーの話も、チームの話も、他愛もない話も飽きるくらいたくさんして、
苦しい時も、しんどい時もあったけど、
それ以上に嬉しいことも、楽しいこともたくさんあって、
こんなシンプルな言葉ではまとめきれないけど、
とても充実していて楽しかったです。
本当にみんなが同期で良かった。ありがとう。
筑波大学女子サッカー部は、
「個で勝てないなら組織で闘う」を体現しているチームで、
先輩、後輩、同期一人ひとりが心から尊敬できる人たちで、
このチームでサッカーをした時間も、
朝から眠い中ウエイトをした時間も、
練習後にグラウンドで話した時間も全部含めて、
このチームにいる時間が大好きでした。
こんな素敵なチームに出会えて、とても幸せな4年間でした。
「下手なら下手なりに頑張る」
私のサッカー人生のモットーです。
これまでは、下手なら自分が頑張るしかないという風に捉えていましたが、
やっぱり一人では頑張れないこともたくさんあります。
自分はそんなに強い人間ではありませんでした。
でも、一人では頑張れないことも、
仲間がいれば頑張れる。
私はこれまでそうやって頑張ることができていたのだと、
この4年間で再確認しました。
もしかしたら、この仲間と一緒にできるならサッカーじゃなくても良かったかもしれない。
けれど、
私の兄がサッカーをしていなかったら、
富士見SSSでサッカーをしていなかったら、
河内SCジュベニールU-15でサッカーをしていなかったら、
栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部でサッカーをしていなかったら、
筑波大学女子サッカー部でサッカーをしていなかったら、
きっとみんなと出会えなかった。
まさに運命です。
こんなにたくさんの素敵な仲間と出会えるサッカーが大好きです。
これまでサッカーを教えていただいた指導者の方々、
怪我をしてもまたサッカーができるようにしてくれた病院関係者の方々、
その他、サッカーを通して出会った全ての方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、お父さん、お母さん。
ここまでサッカーを続けさせてくれてありがとうございました。
これまでのサッカー人生を通して、本当にたくさんの素敵な仲間に出会うことができました。これは私の一生の財産です。
お母さんの支えがなければ、練習に行くことも試合に行くこともできなかったし、お父さんとボールを蹴りに行っていなければ、きっとサッカーの楽しさを知る前にやめていたと思います。
たくさん心配と迷惑をかけましたが、どんな時も応援してくれて、支えてくれてありがとうございました。
大学サッカーまでできっぱりサッカーはやめると決めていましたが、すぐに離れられそうにもないので、これからはまた新しいサッカーへの関わり方、楽しみ方を見つけていきたいと思います。
最後になりましたが、
2024シーズンも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をありがとうございました。
OG・OBの方々をはじめとする多くの方々の支えがあり、私たちが活動できていることを実感しました。
改めましてたくさんのご支援、ご声援をありがとうございました。
これから、さらに魅力溢れるチームを後輩たちが創っていってくれると思います。
今後とも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
「サッカーをしていればまたどこかで会えるから」
ある先輩の引退ブログに書いてあった、好きな言葉を載せておきます。
4年間、ありがとうございました。
菅野希咲(#27 ねね)



〈執筆者プロフィール〉
菅野 希咲(かんの きさ)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ねね
前所属チーム:宇都宮中央女子高等学校
2024シーズンの副将を務めさせていただきました、体育専門学群4年の菅野希咲(#27 ねね)です。
私は他人のブログを読むことが好きで、今でも時々女サカの先輩方のブログを見返して読んでいるのですが、先輩方が引退ブログでよく書いていた「ついに自分がこのブログを書く時が」という言葉をついに自分が書いていることに驚きが隠せません。
ブログ班でありながら、基本的にブログは読む専で書くのは苦手です。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
---------------------------------------------------------------------------------------------
私は小学2年生の時に2人の兄の影響でサッカーを始めました。
富士見SSS→河内SCジュベニールU-15→栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部を経て、筑波大学女子サッカー部に入部しました。
「サッカーを続ける理由」
大学までサッカーをしてきた人が一度は考えるのではないかと思います。
純粋に「サッカーが好きだから」と言えたらいいのですが、
私はそう言えるほどサッカーそのものが好きというわけではありませんでした。
ではなぜ、ここまで私がサッカーを続けられたのか、続けたいと思ったのか。
私の中での答えは「仲間の存在」です。
私はこれまで、いわゆる強豪チームに所属したことはありません。
個の技術で見れば到底及ばない相手もたくさんいました。
でも、個で勝てなくても、組織で闘えば勝てる。
だから私はサッカーが好きなんだと、
女サカに入ってからより一層感じるようになりました。
ありがたいことに大学に入ってすぐから試合に出させてもらっていたものの、
8月に右膝外側半月板を損傷。
保存療法で1月までプレーを続け、インカレ後に手術をして、そこから約8ヶ月のリハビリを経験しました。
私自身初めての大きな怪我で、怪我をした当初はプレーできない自分がこのチームにいる意味があるのか?と思う日々でした。
そんな時に支えてくれたのが、リハ組をはじめとする多くの先輩方でした。
自分もつらいはずなのに、そんな姿を一切見せずに後輩を笑顔にしてくれる先輩。
同期には言えない弱音を優しく受け入れてくれる先輩。
目指すべき姿を背中で示してくれる先輩。
どんな立場でもチームのために行動して、チームを陰で支えてくれる先輩方をみて、
「プレーができなくても、このチームの一員として闘いたい。」
そう思えるチームづくりをしてくれた偉大な先輩方でした。
あっという間に月日が経ち、ついに最上級生として迎えた2024シーズン。
私たちの学年はこれまでの先輩方のように、大きな背中を見せて「私たちについてこい!」と言える学年ではありませんでした。
だからこそ、後輩たちにたくさん意見を聞きながら、力を借りながら全員でチームを作ってきました。
私より何倍も何十倍もサッカーが上手くて、学年関係なくチームを引っ張る後輩。
献身的なプレーでチームに活力をつける後輩。
チームの目標達成のために何ができるかを考えて行動に移そうとする後輩。
復帰に向けてストイックすぎるぐらいに毎日リハに取り組む後輩。
ふとした時に笑わせてくれる後輩。
「私も頑張らなきゃ」
ではなく
「私ももっと頑張りたい」
そう思わせてくれる存在でした。
さらに個人的には、今年は特にみんなからサッカーを教えてもらった1年でした。
たくさん迷惑をかけてしまったけど、みんなとたくさん話して、やりたいプレーが増えて、少しずつできるプレーが増えて、この1年本当にサッカーが楽しかった。
下手な私にも諦めずに伝えてくれてありがとう。
そして何より、4年間一緒にやってきた同期の存在は、言うまでもなく欠かせないものでした。
常に明るくみんなを引っ張ってくれる人。
チームのことを誰よりも考えて行動してくれる人。
チームにとっての最善を考えて発信できる人。
「やるべきことをやる」を体現してくれる人。
チームを陰で支えてくれる人。
少しの変化に気がついて寄り添ってくれる人。
すぐにふざけちゃうけど、私にはない強さをもっている人。
そんな人が集まった個性豊かな学年です。
特に最後の1年は、
サッカーの話も、チームの話も、他愛もない話も飽きるくらいたくさんして、
苦しい時も、しんどい時もあったけど、
それ以上に嬉しいことも、楽しいこともたくさんあって、
こんなシンプルな言葉ではまとめきれないけど、
とても充実していて楽しかったです。
本当にみんなが同期で良かった。ありがとう。
筑波大学女子サッカー部は、
「個で勝てないなら組織で闘う」を体現しているチームで、
先輩、後輩、同期一人ひとりが心から尊敬できる人たちで、
このチームでサッカーをした時間も、
朝から眠い中ウエイトをした時間も、
練習後にグラウンドで話した時間も全部含めて、
このチームにいる時間が大好きでした。
こんな素敵なチームに出会えて、とても幸せな4年間でした。
「下手なら下手なりに頑張る」
私のサッカー人生のモットーです。
これまでは、下手なら自分が頑張るしかないという風に捉えていましたが、
やっぱり一人では頑張れないこともたくさんあります。
自分はそんなに強い人間ではありませんでした。
でも、一人では頑張れないことも、
仲間がいれば頑張れる。
私はこれまでそうやって頑張ることができていたのだと、
この4年間で再確認しました。
もしかしたら、この仲間と一緒にできるならサッカーじゃなくても良かったかもしれない。
けれど、
私の兄がサッカーをしていなかったら、
富士見SSSでサッカーをしていなかったら、
河内SCジュベニールU-15でサッカーをしていなかったら、
栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部でサッカーをしていなかったら、
筑波大学女子サッカー部でサッカーをしていなかったら、
きっとみんなと出会えなかった。
まさに運命です。
こんなにたくさんの素敵な仲間と出会えるサッカーが大好きです。
これまでサッカーを教えていただいた指導者の方々、
怪我をしてもまたサッカーができるようにしてくれた病院関係者の方々、
その他、サッカーを通して出会った全ての方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。
そして、お父さん、お母さん。
ここまでサッカーを続けさせてくれてありがとうございました。
これまでのサッカー人生を通して、本当にたくさんの素敵な仲間に出会うことができました。これは私の一生の財産です。
お母さんの支えがなければ、練習に行くことも試合に行くこともできなかったし、お父さんとボールを蹴りに行っていなければ、きっとサッカーの楽しさを知る前にやめていたと思います。
たくさん心配と迷惑をかけましたが、どんな時も応援してくれて、支えてくれてありがとうございました。
大学サッカーまでできっぱりサッカーはやめると決めていましたが、すぐに離れられそうにもないので、これからはまた新しいサッカーへの関わり方、楽しみ方を見つけていきたいと思います。
最後になりましたが、
2024シーズンも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をありがとうございました。
OG・OBの方々をはじめとする多くの方々の支えがあり、私たちが活動できていることを実感しました。
改めましてたくさんのご支援、ご声援をありがとうございました。
これから、さらに魅力溢れるチームを後輩たちが創っていってくれると思います。
今後とも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。
「サッカーをしていればまたどこかで会えるから」
ある先輩の引退ブログに書いてあった、好きな言葉を載せておきます。
4年間、ありがとうございました。
菅野希咲(#27 ねね)



〈執筆者プロフィール〉
菅野 希咲(かんの きさ)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ねね
前所属チーム:宇都宮中央女子高等学校