2024年01月07日
ゴールキーパーというポジション #31 大海優希
日頃より筑波大学女子サッカー部の応援ありがとうございます。
4年の大海優希(#31 ルル)です。
自分らしい文章が書けたらいいなとずっと考えていましたが、私は同期の中で唯一のGKなので、GKについて少し書いていくことにしました。
GKはチームで唯一手の使える、特別なポジションです。
動きもフィールドとは大きく異なり、トレーニングも別で行います。
よく「キーパーって怖くないの?」と聞かれますが、めっちゃ怖いです。(笑)
GKをやる人の中には、恐怖心がなくゴールを守れる人もいますが、私は最後まで恐怖心は消えませんでした。まだまだですね。
それでもピッチに立ち続け、たくさんトレーニングを続けてこられたのは、GKのトレーニングが楽しかったからだと思います。
選手によってポジションのとり方や、動き方、意識を向ける先が大きく違う。
本当に奥が深いポジションです。
相手選手のボールの持ち方で自分のポジションを微妙に調節する。
蹴られた瞬間に軌道や回転を読んで、反応する。
このときに足を出すべきなのか、手を出すべきなのか判断し、どの角度で出すかも判断する。
高いボールや遠いボールなら地面を蹴って、ダイビングをする。
ダイビングもどの角度に跳び出すのか、どの高さに跳ぶのかを判断する。
言葉にすると、一瞬の判断と動作ですごいことをしていたなと実感します。
私は高校時代に陸上部に所属していたこともあり、自分自身と向き合ってトレーニングをすることは得意でした。その点、GKはとても自分に合っているポジションだと思います。
自分の感覚を研ぎ澄ませ、動作を感覚的に捉えていく。
少しずつ自分の技術が向上していくことが実感でき、とても楽しかったです。
ある日は水たまりに飛び込み、またある日は凍ったグラウンドに飛び込みました。
ある日はバーをたくさん跳んだり、ある日は何十本もシュートを受けました。
またある日はランメニューをこなし、ある日は鬼の腹筋トレーニングをしました。
GK特有の大変なことはたくさんあります。
きっとこの大変さは、フィールドのみんなには理解してもらえないだろうなと思います。(笑)
だからこそ、一緒に頑張ってきたGKのみんなや、GKコーチの方々の存在はとても大きく、本当に感謝しています。みんながいたから、楽しく温かい雰囲気で真剣にトレーニングできました。
同じポジションを争うライバルではありますが、それよりも一緒に戦う仲間という感じがしていました。自分以外の誰かが出ている試合でGKがシュートを止めたときは、自分のことのように嬉しかったです。
大変なことも多かったですが、4年間積み上げてきたGKのトレーニングは本当に楽しいものでした。GKをするか、フィールドプレイヤーをするか悩んだこともありましたが、GKを選んで本当に良かったと思っています。
そして関東リーグ開幕戦の東洋大学戦での逆転勝利は、かけがえのない経験となりました。試合後に楓さんに「ゆうきのセーブで流れが変わったよ」と言っていただいたとき、ここまで頑張ってよかったと、これからも頑張りたいと心の底から思いました。
私はここでサッカー人生に一区切りをつけ、競技からは離れることになりますが、GKのように周りの人の思いや感情を受け止められるような強く、優しい人間になりたいと思います。
最後に、ここまで自分を支えてくれた同期、先輩方、後輩のみんな、スタッフさん、そして家族に感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援、よろしくお願いいたします。
#31 大海優希


2024年01月07日
笑う門には福来る #29 羽岡愛望
こんにちは。4年の羽岡愛望(#29 ヒロ)です。
この4年間楽しいこと、苦しいこと、本当に多くのことを経験しました。しかし、今となってはあっという間の4年間でした。その中でも自分にとって1番濃い時間だったラストシーズンについて振り返ろうと思います。
文章を書くのは苦手で読みにくい部分もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
大学3年生の9月、膝の痛みを感じながらも「大丈夫」と言い聞かせ続けてきましたが、痛みがひどくなり診てもらったところ「左膝半月板損傷」と診断されました。
しかし、シーズンがあと少しだったこともあり、最後までやりきろうと決めました。
翌年の1月末
1.さらに痛くなってプレーができなくなるまで続ける
2.ここで手術をして復帰を目指して頑張る
この2つを主治医に提示されました。
「手術をした場合、今シーズン間に合わない可能性もある。今4年生で来年以降サッカーをしないなら、手術をしないでできるところまでプレーをするのも一つの選択肢。」
と言われました。
何が正解か。自分はどちらを選んだら後悔のない選択になるのか。
考えても全く分かりませんでした。
どの選択をしても不安や迷いは消えなくて、どの選択肢を選んでも後悔すると思いました。
でも1.2週間後には自分の中で答えを出さないといけなくて。
4年生として、チームのために自分はどうするのが良いのか。
多分この時1番チームについて考えたと思います。
初めは、公式戦に少しでも関わりたいという思いから、プレーができなくなるまで続けようと思いましたが、心の中のモヤモヤは消えませんでした。
そんな中、怪我で長期のリハビリをしている選手の苦しそうな姿を見て、自分がやるべきことは、復帰を目指して頑張る姿を見せることで自分も頑張ろうと思ってもらえる存在になることなんじゃないか。と思うようになりました。
今の自分だからこそできること。4年生としてやるべきこと。
そのように考えたとき、自分の中の不安や迷いが一切なくなりました。
そして私は手術をすることに決めました。
手術後2ヶ月は松葉杖での生活で、普通に歩けることのありがたさを実感していました。
初めはできないことだらけだったので少しずつできることが増えていくことが嬉しく、思っていたよりしんどいという気持ちになりませんでした。
しかし、手術からしばらく経ち、少し術部に痛みがありリハビリが順調に進まなくなりました。その時私はようやく長期のリハビリの苦しさを実感しました。先が真っ暗でどこを目指して歩けばいいのか分からない。自分の目指している場所に着くのかも分からない。そんな感覚でした。
そのようなマイナスな気持ちがなくなったのは、一緒にリハビリをしていた選手のおかげです。復帰を目指し、毎日きついリハビリを頑張っている姿に励まされ勇気をもらいました。また、毎日リハビリのメニューを考えてくれた後輩にも感謝しかありません。この1年間本当にありがとう。
引退して「自分が選んだ選択は正しかったのか」と何回も考えました。
もう一つの選択肢を選んでいたらどうなっていたのだろうと思うことはあります。
でも後悔してはいません。自分らしく最後まで走り切れました。
これまでの4年間、楽しいことより苦しくつらいことの方が多く、何度辞めようと思ったか分かりません。それでもサッカーを続けることができたのは多くの人の支えがあったからです。
今は感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。
#29 羽岡愛望


