2023年01月11日

ありがとう

こんにちは。
筑波大学女子サッカー部4年の大橋夏希(#11)です。
あっという間の4年間、気がつけば引退ブログを書いていた今日この頃です。
こういうのは苦手ですが(広報の方、お待たせしてすみません)、女サカでの4年間をちょっとだけ振り返ってみようと思います。


「女サカに入部する」
振り返ると、そう決断できた自分に驚きます。
きっと、家族とか周りの人たちも、びっくりしたと思います。
筑波大学に合格が決まった時は、中学高校とやってきたバスケ部に入るんだろうと思っていたので(笑)
4年生になった今でも、「なんで、大学でサッカーを選んだの」と聞かれることは多々ありますが、正直、語れるような立派な理由なんてありません。
大学入試実技試験の練習を通してサッカーの楽しさを再認識してしまった私に芽生えた、ちょっと違うことをやってみようかなという想い。そんな矢先に体験に行った女サカの練習で感じた、温かくもレベルの高そうな雰囲気、目の当たりにした優しくてかっこいい先輩たちと、恵まれた環境。まだ入部を決めていないのに、「いいじゃん11番にしなよ!似合うよ!」みたいなことを言ってくれた穏やかそうなヘッドコーチ。
私が高校3年生の時の女サカの主将が、ひそかに尊敬していた同じ高校の先輩だったこともあり、受験期から女サカのことは知っていました。多様なバックグラウンドを持った人たちが集うチームであることも。
あまり深く考えることなく、「このチームでサッカーをしてみたい」と思って入部を決めたのが、私の女サカライフの始まりです。

入部後は、とにかく必死の毎日。
サッカーって、こんなにもチームで守るのか。キーパーってこんなにしゃべるの!?
最初の印象はこんな感じだったと思います。
新しいことを学び、挑戦し、喜びや楽しさを感じることもありましたが、そんな余裕はほとんどありませんでした。
自分のプレーで迷惑をかける申し訳なさを勝手に感じ、レベルの差に愕然とすることも多々ありました。
試合終盤に出場機会をもらえた時も、ただただ必死。
苦しい中でも仲間に背中を押されて頑張る日々でした。
仲間がいなければ自分から何かをしようと動けなかった気がします。
3年生の時には、人生初、全国大会でピッチに立つことができました。
短い出場時間でしたが、西が丘の雰囲気は鮮明に覚えています。改めて、すごいチームでサッカーをしているんだと思いました。
女サカに入らなければ見ることのできなかった景色、自分は幸せだと思いました。

4年生。変化が多いチーム状況で、同期のみんなと悩み続け、話し合いを重ね、不器用ながらも一歩一歩進んだシーズンでした。
結果は思うようにでないし、自分の不甲斐なさを感じることばかりでした。
チームって難しい、組織って難しいと感じながらも、同期と協力し、チームのみんなと力を合わせて積み重ねたシーズン。
目標としていたインカレに行けなかったことは本当に悔しくて、もっと自分にできたこと、4年生としてできたことはたくさんあったし、そのことに気づくのが遅かったと後悔することも多くあります。それでも、同期のみんなと悩みに悩み、考え、スタッフさんに支えられ、共に試行錯誤しながら進み、後輩たちがついてきてくれたからこそ見れた景色があり、ここまで来れたと思っています。
後悔がないと言ったら嘘になるし、苦しかったけど、自分にとっては1番大切な1年間です。


この4年間、辛い思いをすることの方が多かったかもしれません。
何のために頑張っているのか、どうしてサッカーを続けているのか。
サッカー以外でも、どうして自分はこんなにできないのかと、自分の弱さ、甘さ、情けなさにうんざりすることもありました。
やめたいという思いが、ちらつくこともありました。
自分で決めた道に後悔したくない、自分の選択は正しかったと思いたいという意地に背中を押されたことも数えきれないくらいあります。
それでも、4年間続けられたこと、サッカーは楽しかったと思えること、女サカで良かったと思えること。全ては、たくさんの人の支えがあったからでした。
苦しくても気丈に振る舞い、チームのために闘う仲間の姿、話を聞いてくれる人達、純粋にサッカーを楽しむ仲間に何度も背中を押され、自分も頑張ろうと思わされました。
一生懸命で、優しくて、個性豊かな先輩、後輩、同期に、たくさんサッカーの楽しさを教えてもらいました。
たくさんの時間を費やして共に闘ってくださったスタッフさんにも感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

ここまでたくさん支え合って、ぶつかり合って、どんな時もそばにいてくれた同期のみんな。弱い自分に、もっと頑張らなきゃダメだと言ってくれて、一緒に悩んでくれて、たくさん話を聞いてくれて、たくさん笑わせてくれて、本当にありがとう。
みんなが同期で良かったです。
みんなとだから、4年間頑張れたよ。

そして、どんな時でも応援していてくれて、サッカーやると決めた時も、ただ頑張れと背中を押してくれた家族。
離れていても心はそばにいてくれた家族のおかげで、4年間頑張れました。
支えてくれてありがとう。

たくさんの人に支えられて、4年間やりきることができました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました。

あの時、女サカに入ることを決めて良かった。
かけがえのない大学生活になりました。
あとは、後輩のみんなに託します。
応援しているね。

最後になりますが、平素より筑波大学女子サッカー部を応援してくださっている皆様、女サカを支え、守り続けてくださっているOGの皆様、様々な場面で4年間のサッカー生活を支えてくださった皆様。皆様のお力添えがあって、これ以上ない環境でサッカーをすることができました。
本当にありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援、ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

#11 大橋夏希
ありがとう
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Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:15│Comments(0)2022引退ブログ2022
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