2020年12月20日

やろう

「私なんか居ても居なくても変わらない。」


その言葉を聞いた時、ただただ不甲斐なかった。
自分はその人のために何をしてきたんだ。



自分の事だけじゃない、
仲間一人一人の事を気にして、
周りを見る、行動する。

シーズン初めに手帳に書いた言葉だ。


全然足りなかった。
もっとやらなければいけなかった。

「居ても居なくても変わらない。」
仲間から出た言葉は自分にとって衝撃で、そう思わせてしまった事が4年として情けなかった。
辛そうな事は気付いていた。
その時に声をかけて話を聞いていれば、もしかしたらそんな風に思う事もなかったのではないか。
自分がするべき事は絶対にあった。


「またやってしまった。」

結局、あの時と同じだった。




昨シーズン、5年ぶりのインカレ出場、インカレベスト8という結果を残し、とても最高の景色を見ることができた。

私はそう思えた。

でもそうじゃない仲間もいた。

初心者からトップレベルまで、チーム内でのレベル差は大きい。だから全員が同じ気持ちになることは難しい。
それは分かっていた。
分かっていたのに、気づいていたのに、
結局私は何もしなかった。

あそこで話しかけておけば、、
もっと気にかけていれば、、


シーズンが終わって後悔した。



だから、今シーズンはチームの事を考えて、行動して、、、それがチームのために自分がやるべき事だと思った。
ここに居る意味を考えるのではなく、この4年生と過ごしたい、この人と一緒にサッカーをしたい、だからこのチームに居たい。誰かが辛い時、少しでもそう思えるように。

仲間からの言葉を聞いて、後悔した。
それと同時に、残りのシーズンもっとやらなければと思い行動した。

それを体現できてきたのか、正直分からない。
振り返りながら想いを書いている今も、もっとできたと思う事はたくさんある。


でも、まだここにいる時間はある。
後悔している暇はない。


一人一人に違った才能があって、みんながみんなを想い合える。
今のチームは自分のサッカー人生で最高のチームだと思う。

だから、このチームで最高の景色を見たい。

抱える想いは違うけど、誰一人として欠けることなく。



今週末から始まるインカレ。


やろう。


みんなで年越ししよう。


#9 濵美笛

やろう

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Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 19:57│Comments(0)2020部員日記2020
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