こんにちは。
筑波大学女子サッカー部ログ2回目の執筆、1年中出朱音(#8 ベン)です。(ちなみに登場は3回目です!!)


11月3日最終節vs日本大学との一戦は、激闘でしたね!
この試合の前の1週間、どれだけ緊張したことか…今思い出すだけでも鳥肌が立ちます。

そんな一戦が終わり、私の今の感情は、インカレ出場を決めることができた安堵感と、1年の早さに驚く焦燥感に駆られ、グチャグチャです。(笑)


そんな中、今回は、1年間を振り返りつつ、『懸ける想いがあるから』というテーマでインカレに向けた意気込みを書いていきたいと思います。


1年間の関カレを通して、私が感じた筑波大学の凄さは、

“格上相手にも引けを取らないこと”

これは、筑波大学のみせる“粘り”でもあると思います。


一方で、アドバンテージを得た試合や必ず勝ちたい試合で勝ちきれず、結果を残せない。
これが、筑波大学の決定的な課題であると感じています。


正直、関カレで筑波大学が内容で勝てた試合は1試合もないと思っています。
(すみません、かなり辛口で言わせてもらっています。)

“奇跡だけでは全国で勝ち上がっていけない”

私はそんなふうに思います。


最終節の日本大学戦、1つのフリーキックから生まれた劇的ゴールでなんとかインカレ行きを決めたこと、これまでの関カレの試合の中で、何度も相手の決定的なゴールシーンをポストなどに救われたことや相手の様々な事情によりメンバーに変更があったことなどたくさんの奇跡や運に助けられてきました。

勝負事において、奇跡を呼び寄せる力・運を惹きつける力も大事ですが、
はっきり言ってそれだけでは、ハイレベルな全国大会では通用しないと思います。
筑波大学には、今シーズンの最大の課題「勝ちきれるサッカー」というものを体現できるかが勝利への鍵になってくると思います。


だからこそ、私は「もっとゲームを組み立てられる存在になりたい」「得点を導くようなプレーをしたい」と思っています。


実は、私自身この1年間、サッカー人生最高の得点数とアシスト数を記録しています。
試合に出られる機会が増えたのと、前期から後期にかけてセンターバックからボランチにポジションが変更し、得点に絡みやすくなったことはあると思うのですが、かなり得点とは無縁なところでプレーしてきたので、少しでも得点に絡めるようになったのは、私自身すごく嬉しいことですし、自信になります。
何より、やはり点を決めることはやりがいになりますね。(笑)


しかし、これまでボランチの経験があまりなく、経験値不足もあるかもしれませんが、圧倒的な実力不足も感じています。

“私1人ではゲームを作ることもできないし、得点に導くようなプレーもなかなか安定してはできない。”

そんな自分自身の不甲斐なさに落ち込むことも多いです。


このチームで活動してきて、自分の理想のプレーとチームが求めるプレーの違いに混乱して自分を見失ったこともあるし、「自分が何かしなければ」という思いがプレーを狂わせ、何も上手くいかなくなった時期や、イメージを統一したり、膨らませてほしいという気持ちから伝えていた言葉が「自分の理想を押し付け、仲間のプレーを制限してしまっているだけなのかな」と言葉で伝える難しさを感じ、黙り込んでサッカーする時期などもありました。

この1年足らずの期間でも、私自身の中でプレーや感情の波があり、多くの壁にぶつかりながら歩んできたと思います。


上手い人が溢れかえるようにいたチームの中で、これまでは脇役のようなプレーしかできなかったです。
その中でも、プレーや背中でチームを引っ張っていける人って凄くかっこいいですよね。
私もそんな人達に憧れて、「私がチームの中心核となり引っ張る存在になる」と誓って筑波大学に入学してきました。

だから、この決心に嘘がないようなプレーで勝利に導くことが、私のインカレに向けた『懸ける想い』です!!


このままでは、まだそんな存在になれないのが現実です。
山積みのようにある自身の課題を1つずつ自分のものにしながら、少しでもそんな存在に近づいた状態でインカレに臨みたいです。
まだまだ成長できる自分が嬉しいです!


そして、全国大会で両親に“得点のプレゼント”をしたいですね!
(けれど、あまり欲が前に出過ぎるのは良くないので、チャンスが来た時に確実に掴み取れるように、残り1週間ですがしっかり準備をして行きます!)


長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
インカレでも筑波大学への熱い応援をよろしくお願いします!!
共に戦い、勝利を掴みましょう〜!


中出朱音(#8 ベン)




<執筆者プロフィール>
中出 朱音(なかで あやね)
学年:1年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ベン
前所属チーム:藤枝順心高等学校  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 23:21Comments(0)2024 懸ける想いがあるから2024