2018年01月14日
引退のご挨拶
2018年になり早くも15日が経とうとしていますが、みなさん良いスタートを切ることができましたでしょうか。わたくし、大戸遥可(#7 まよ)は、元気に過ごしております。
さて、今回は引退のご挨拶ということで執筆させていただきます。長くなりますが、お時間がある時にでも読んでいただけたらと思います。
私が、筑波大学に入部したのは2016年4月5日でした。入部するひと月前にヘッドコーチである田部井さんから「一緒にロシア遠征に行ってくれない?」と言われたことが全ての始まりでした。サッカーを辞めようと思っていた私は迷う余地もなく「すみません」とお断りさせていただきました。しかし、その後も田部井さんは「女サカでサッカーしようよ」「FKの勝負しようよ」など、熱心に女サカに誘ってくださいました。田部井さんからお誘いを受けた時に断ったものの、サッカーに対して何か煮え切らない思いを持っていた私は気持ちを新たに女サカに入部することを決意しました。
練習初日は、3ヶ月ぶりの運動にヘトヘトになりながらも4年生、同期、後輩のみんなが探り探りの中でも受け入れてくれ、楽しくできたことを覚えています。
“部活”というものがなにか、“筑波の女サカ”がどんなものなのか理解していない私は、当時の4年生からしたらかなりの問題児だったと思います。それでも、苦笑いしながらも優しく接してくださった4年生は“筑波の女サカ”というものをしっかりと言葉だけでなく態度でも示し、残して下さいました。
4年生になり、1年間学んだ筑波大学女子サッカー部というチームの副キャプテンとしてシーズンが始まりました。初めは、「チーム全体として同じ方向に向かって進めるように、背中を押せるようなそんな存在で在れるよう、どんな状況に遭遇しても常に挑戦する気持ちを持ち続け闘っていこう」と、そんな意気で活動していました。しかし、序盤からうまくいかないことが続き、『このチームで戦えてよかった』そんな風に思ってもらえるようなことは何も残すことができませんでした。この1年を振り返ると不甲斐なさしかありません。それでも、1つの試合に対して最後まで諦めずに戦ってくれた仲間は、本当に頼もしく大好きでした。
いろんなことを変えるのも残すのも自分たち次第というのは、納得いかないことも多いですがどんな困難にも立ち向かい自分たちで考え、行動するということがいかに難しいか、そしてどれだけ重要なことか、多くのことを学ぶことができました。
同期の6人は本当に偉大であると思っています。
普段は口に出しませんし、何なら少し壁を作るかのように接してしまっていますが、1人1人が自分を持ちながらも相手のことを考え、チームのことを考え、最善は何かを「筑波大学女子サッカー部らしさ」という点を踏まえながら常に生活している姿は、なんだかんだ好きでした。この6人が同期で良かったです。
卒業後の進路に関しては、恥ずかしながらまだ決定していません。1度サッカーから切れてしまった気持ちからなんとか立て直し、2年間またサッカーに対して前向きに取り組んできましたが、この2年で負った怪我から思うようにサッカーができなかったことを考えると、もういいかな、と思ってしまう反面、不完全燃焼な気持ちも僅かながら自分の中にあるのも事実で、完全燃焼なんて難しいのかもしれないけど、それでもどこか諦めきれないような気もするので、もう少しだけ悩もうかと思います。
最後になりましたが、今日まで筑波大学女子サッカー部を応援してくださったOG・OBを始めとした関係者の皆様、選手をサポートし、遠方の会場にも駆けつけ応援してくださったご家族の方、本当にありがとうございました。また、筑波大学女子サッカー部を応援してくださった多くの方たちのおかげで私達は筑波大学でサッカーを続けることができました。当たり前のようで当たり前じゃないことは数え切れないほどありますが、これから女サカに所属する人たちには、誰もが感じられる“応援してくれる人がいるありがたさ”は常に感じ取り、感謝の意を持ち続けて欲しいと思います。
大変長くなりましたが、読んでくださった方ありがとうございます。
今後も筑波大学女子サッカー部の応援よろしくお願い致します。
はるか(#7)
さて、今回は引退のご挨拶ということで執筆させていただきます。長くなりますが、お時間がある時にでも読んでいただけたらと思います。
私が、筑波大学に入部したのは2016年4月5日でした。入部するひと月前にヘッドコーチである田部井さんから「一緒にロシア遠征に行ってくれない?」と言われたことが全ての始まりでした。サッカーを辞めようと思っていた私は迷う余地もなく「すみません」とお断りさせていただきました。しかし、その後も田部井さんは「女サカでサッカーしようよ」「FKの勝負しようよ」など、熱心に女サカに誘ってくださいました。田部井さんからお誘いを受けた時に断ったものの、サッカーに対して何か煮え切らない思いを持っていた私は気持ちを新たに女サカに入部することを決意しました。
練習初日は、3ヶ月ぶりの運動にヘトヘトになりながらも4年生、同期、後輩のみんなが探り探りの中でも受け入れてくれ、楽しくできたことを覚えています。
“部活”というものがなにか、“筑波の女サカ”がどんなものなのか理解していない私は、当時の4年生からしたらかなりの問題児だったと思います。それでも、苦笑いしながらも優しく接してくださった4年生は“筑波の女サカ”というものをしっかりと言葉だけでなく態度でも示し、残して下さいました。
4年生になり、1年間学んだ筑波大学女子サッカー部というチームの副キャプテンとしてシーズンが始まりました。初めは、「チーム全体として同じ方向に向かって進めるように、背中を押せるようなそんな存在で在れるよう、どんな状況に遭遇しても常に挑戦する気持ちを持ち続け闘っていこう」と、そんな意気で活動していました。しかし、序盤からうまくいかないことが続き、『このチームで戦えてよかった』そんな風に思ってもらえるようなことは何も残すことができませんでした。この1年を振り返ると不甲斐なさしかありません。それでも、1つの試合に対して最後まで諦めずに戦ってくれた仲間は、本当に頼もしく大好きでした。
いろんなことを変えるのも残すのも自分たち次第というのは、納得いかないことも多いですがどんな困難にも立ち向かい自分たちで考え、行動するということがいかに難しいか、そしてどれだけ重要なことか、多くのことを学ぶことができました。
同期の6人は本当に偉大であると思っています。
普段は口に出しませんし、何なら少し壁を作るかのように接してしまっていますが、1人1人が自分を持ちながらも相手のことを考え、チームのことを考え、最善は何かを「筑波大学女子サッカー部らしさ」という点を踏まえながら常に生活している姿は、なんだかんだ好きでした。この6人が同期で良かったです。
卒業後の進路に関しては、恥ずかしながらまだ決定していません。1度サッカーから切れてしまった気持ちからなんとか立て直し、2年間またサッカーに対して前向きに取り組んできましたが、この2年で負った怪我から思うようにサッカーができなかったことを考えると、もういいかな、と思ってしまう反面、不完全燃焼な気持ちも僅かながら自分の中にあるのも事実で、完全燃焼なんて難しいのかもしれないけど、それでもどこか諦めきれないような気もするので、もう少しだけ悩もうかと思います。
最後になりましたが、今日まで筑波大学女子サッカー部を応援してくださったOG・OBを始めとした関係者の皆様、選手をサポートし、遠方の会場にも駆けつけ応援してくださったご家族の方、本当にありがとうございました。また、筑波大学女子サッカー部を応援してくださった多くの方たちのおかげで私達は筑波大学でサッカーを続けることができました。当たり前のようで当たり前じゃないことは数え切れないほどありますが、これから女サカに所属する人たちには、誰もが感じられる“応援してくれる人がいるありがたさ”は常に感じ取り、感謝の意を持ち続けて欲しいと思います。
大変長くなりましたが、読んでくださった方ありがとうございます。
今後も筑波大学女子サッカー部の応援よろしくお願い致します。
はるか(#7)
この記事へのコメント
お疲れさまです!大戸選手のスイーバーぶりが好きでした。卒業してもサッカーを続けて欲しいです。
Posted by 日立のサッカー好き at 2018年01月15日 06:59
大学でサッカーをまたやるって聞いた時は凄く嬉かったけど、なかなか応援に行けなくて…。それでも、声をかけるといつも笑顔で応えてくれて嬉かった。
終盤は試合に出られなくて辛かったはずなのに、チームを明るく支えている姿を見ていました。
この先のことは未定とのことだけど、もしサッカーをやるって話になった時には、また応援に行きたいと思っています。
遥可、(とりあえずw)お疲れ様でした。
終盤は試合に出られなくて辛かったはずなのに、チームを明るく支えている姿を見ていました。
この先のことは未定とのことだけど、もしサッカーをやるって話になった時には、また応援に行きたいと思っています。
遥可、(とりあえずw)お疲れ様でした。
Posted by ハジメ@レッズレディースサポ at 2018年01月17日 08:56
私の娘もサッカーをやっており、大戸選手が小学生の時からプレーを見ていました。娘のチームは随分と大戸選手のプレーにやられていたのを思い出します。ジュニアユースからユースへトップに上がった時もとても楽しみでした。熾烈な競争の中、当然に大変だったと思います。筑波大でサッカーを続けてくれるのを知った時には、また大戸選手のプレーを見れる事がとても嬉しかった。選手は必ず引退の時が来ます。それは選手自身が決める事で、まわりはその決断を尊重しなくてはなりません。競技でやる事だけがサッカーではありません。大戸選手が小学生の時のように楽しそうにプレーしてくれる姿を期待しています。
Posted by さいたま市民 at 2018年02月16日 12:40
返信が遅くなり、申し訳ありません。
選手としてはサッカーから離れることを決断致しましたので、ご報告させていただきます。
今まで応援してくださり、ありがとうございました。
選手としてはサッカーから離れることを決断致しましたので、ご報告させていただきます。
今まで応援してくださり、ありがとうございました。
Posted by 筑波大学女子サッカー部
at 2018年04月24日 18:57

返信が遅くなり申し訳ありません。
本文では進路未定と書かせて頂きましたが、悩みに悩んだ結果サッカーから離れることを決断致しましたので、ここで報告させて頂きます。
今まで応援してくださり、ありがとうございました。
本文では進路未定と書かせて頂きましたが、悩みに悩んだ結果サッカーから離れることを決断致しましたので、ここで報告させて頂きます。
今まで応援してくださり、ありがとうございました。
Posted by 筑波大学女子サッカー部
at 2018年04月24日 19:00

返信が遅くなり、申し訳ありません。
長い間応援してくださり、ありがとうございました。
筑波でサッカーをしたことで小学生の頃とはまた違った楽しみ方でサッカーができたのかなと思います。
ご期待に応えられず申し訳ありません。
今まで応援してくださりありがとうございました。
長い間応援してくださり、ありがとうございました。
筑波でサッカーをしたことで小学生の頃とはまた違った楽しみ方でサッカーができたのかなと思います。
ご期待に応えられず申し訳ありません。
今まで応援してくださりありがとうございました。
Posted by 筑波大学女子サッカー部
at 2018年04月24日 19:03

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