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Posted by つくばちゃんねるブログ at
こんにちは。
背番号が遅いだけでラストを飾ることになってしまいました、平林涼花(#77 ニモ)です。


最初に新4年になる私の現状についてお話しします。
まず、サッカーについてです。
1.2年生の頃は、関カレごくたまにスタメン、途中出場と出場なしがほぼ同じような割合だったかなと思います。
3年生、関カレ出場は勝っている時のラスト数分、2.3試合のみでした。
また、各学年で1回ずつ酷めの捻挫をしました。

色々言いたいことはありますが、とりあえずオフの面について。

今シーズンは、選手活動に加えて、広報部長、グラウンド管理、ウエイト係、企画会計、リーガ係として活動していきます。
すでに部のことに追われている日々で、4年生を経験した多くの先輩方を尊敬してしまいます。
チームの活動を左右するという緊張感とちゃんとできているかなという不安感でいっぱいですが、ミスなく最後まで責任を持ってやり抜きたいと思います。


それでは、本題に移ります。

今シーズンの目標は、「チーム1泥臭く」です。

これまでの3年間自分にできることを最大限やってきたつもりでした。目の前のプレーに対して、常に全力を注いできた。でもなんか足りない。そんな感覚があります。

この3年間を振り返って、足りないものの正体は「気持ち」かなと。
(もちろん技術や戦術理解など全然足りていないのは重々承知です。)

私には、もっと “自分が” っていう気持ちが必要だと感じました。

そこで、今シーズンは、「チーム1泥臭く」という目標にしました。
人工芝なので泥まみれになることはないですが、それくらいのひたむきさ、貪欲にゴールに向かうプレー、ハードワーク、粘り強さ、これらの面において、“自分が” という気持ちをもっと全面に出していきたいと思います。


試合に出たいという思いはもちろんあります。ただ、それを一番に考えていると、毎週のメンバー発表で一喜一憂してしまいそうで、嫌になっちゃいそうで、なので、一旦試合は置いといて日々の練習で常に「泥臭く」プレーし、気づいたら試合に出ていた、なんか点決めちゃってた、くらいが自分は頑張れるかなと思っています。

こんな感じで今シーズン、全力で楽しみ全力で突っ走ります。



私たちは今シーズン、「百花燎乱」というスローガンを掲げました。
このスローガンは、熱いチームにしたい、最後には花開くという意味を込めたい、一人ひとりがチームに必要であることを伝えたい、、、などみんなの想いが全部詰まった最強のスローガンです。

このスローガンに込めた想いの一つに、「一つひとつの積み重ねがやがて成果となり、チームとして良い結果を生み出す。」というものがあります。一人の小さな積み重ねが、チームが良い結果を生み出すことにつながるチームは、そう簡単にはできません。みんながどれだけチームを思っているか、女サカへの帰属意識とチーム愛が問われます。4年生は、1年を通して常にその部分を追い求めたいと思いますし、後輩のみんなも何か思うことがあればどんどん4年やチームに発信してほしいと思います。


最後に、
今、筑波大学女子サッカー部の一員でいられるのは、これまで多くの方が女サカに愛を注いできてくれたからであるということを忘れずに、誇りと感謝の気持ちを持って活動していきます。

今シーズンも熱い応援をよろしくお願いします。

#77 平林涼花





〈執筆者プロフィール〉
平林 涼花(ひらばやし りょうか)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ニモ
前所属チーム:浦安FAセレイアスU18  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:20Comments(0)2025始動ブログ2025
こんにちは。
新4年生になります、田村笑菜(#37 オル)です。

なんと、もうラストシーズンを迎えるということで、これまでの3年間の流れの早さに驚いています。
私はプラス1年かけて筑波大学に入ったので本来なら引退しているはずなのですが、大学サッカーでプレーしていた高校の同期たちが卒業していくことに寂しさや違和感を覚えながら今ブログを書いています。

私なりにラストシーズンの覚悟を文字に起こしたので、長い文章ですが最後まで読んでいただけると嬉しいです。



まず、結論ファーストという言葉に則って、今シーズンの私の指針を初めに示します。


「期待を超える」
「下から支える」
「全力を楽しむ」


私が今シーズン大事にしたいのは、この3つです。1つずつ説明していきます。


1つ目、「期待を超える」。
これは、プレーの面での話です。

正直に言って、これまでの3年間、私は周りからの期待に応えられたことは無いと思っています。
決して自分を卑下しているわけではありません。自分を客観的に見たときに、そう見えてしまうのが事実です。

入学当初から、当時の先輩方やスタッフさんにも期待の声をたくさんかけてもらっていましたが、現実はそう簡単にはいかず、1、2年生の頃は怪我でピッチに立つことすらほとんどできませんでした。

1年生の頃に怪我なく試合に出ることができたのは関カレ全22試合中8試合、2年生では22試合中、1試合のうちの15分だけでした。

3年生になって初めて関カレ全試合に関わることができました。
しかし、結果は22試合中2得点。

見ての通り、この3年間結果としてチームを救ってきたかと言われれば、そうとは言えません。

1,2年生の頃は怪我でプレーができなかった分、ピッチでプレーをしている自分を想像するばかりだったので、頭の中で自分のプレーを理想化してイメージしていました。

しかし、3年生でようやくプレーができるようになって、1,2年生の頃に思い描いていた理想の自分とのギャップを、しかと思い知りました。

ですが、私はこれを否定的に捉えてはいません。
自分の現実を知ったからこそ、今は自分の伸び代を感じることができています。
「課題が明確に見えているなら、それを1つ1つ着実に潰していければ確実に成長に繋がるじゃん!!」と思うからです。

大事なのは取り組み方です。単に課題を見つけるだけなんて、正直誰にでもできます。
ここから伸び代を埋めるのは、個人の取り組みです。
これだけは忘れずに、常に自分にベクトルを向けて取り組み続けたいと思います。

そして、家族や、これまでお世話になった先輩方、スタッフのみなさんに、成長した自分、みんなの期待を超える自分の姿を見せたいです。



2つ目、「下から支える」。
これは、ピッチ内外両方に関することです。

自分をタイプで語るのもあまり良くないですが、もともと自ら先頭に立って、みんなの進むべき方向を示して引っ張っていくようなタイプではありません。
もちろん時にはみんなの前に立って引っ張っていくことも必要だと思うので、そういった行動は心掛けていくつもりです。

しかし、新シーズン始動にあたって学年でミーティングをしていた際に、私の性格について同期に言ってもらった言葉を受けて、4年生として私が担う役割について明確なイメージが浮かびました。

それが、「下から支える」です。

上でチームを統率して、チーム全体を引き上げてもらう役割は三役に任せて(もちろん私もできる限りやりますが)、私はチームを下から支える存在でありたいと思います。
誰一人取り残すことがないように常に周りを見て、少しの変化にも敏感になれるように、1人の人間としてもっともっと成長していきます。

そして、今シーズンのビジョンである、『魅力あるチーム』で定義した”本気になれる場所”を一人一人に作ってあげられる手助けができればと思います。



最後に、「全力を楽しむ」。
これも、ピッチ内外両方におけることです。

こんなに全力でチームと向き合って、こんなに全力で自分と向き合って、こんなに全力でサッカーして、悩んで、苦しんで、話し合って、もがいて、喜ぶことができるのは、今しかありません。
私は、このすべてにおける「全力」を楽しもうと思います。

(全力の出し方は人それぞれです。例えば、一度立ち止まって休憩することも、全力で最善の行動を考えた結果です。)

そして、全力で取り組んでいる姿で、誰かに少しでも活力を与えることができれば良いなと思います。



以上の3つを、ラストシーズンは大事にしていこうと思います。


この大好きな筑波大学女子サッカー部のメンバーとたくさんの喜びを分かち合えるよう、これまでで1番長いシーズンにできるよう、できることは全てやります。
(もっとできるだろ!と感じたら遠慮なく喝入れてください。)
今シーズンこそ、チームを勝たせられる選手になります。

そして、プレーしている自分たち自身が楽しむのはもちろん、日頃より筑波大学女子サッカー部を応援していただいている方々にも、見ていて楽しんでもらえるようなサッカーができればと思います。
チームとしても、個人としても楽しいサッカー、魅せるサッカーを体現していきます。



最後に、

毎日のようにサッカーができる環境がある背景には、本当に多くの人の支えがあるのだということを、これまでのサッカー人生で身をもって体感してきました。
このことに対する感謝を忘れずに日々活動していきたいと思います。

そして、今シーズンのスローガンである
『百花燎乱』
という言葉のように、
一人ひとりの努力、積み重ねがチームとしても、個人としても花開くことを願い、
女サカのメンバーと自分を信じて、小さなことからコツコツと取り組み続けたいと思います。



長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。

今シーズンも、筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。


#37 田村笑菜




〈執筆者プロフィール〉
田村 笑菜(たむら えみな)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:オル
前所属チーム:FC町田ゼルビアレディース  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:04Comments(1)2025始動ブログ2025
日頃より筑波大学女子サッカー部のご支援、ご声援ありがとうございます。
新4年の平澤青季(#25 リロ)です。

今年は生えてきた親知らずに苦しめられたおかげで正月太りせずに始動日を迎え、大変良いスタートがきれることをうれしく思います。(笑)


まあ、そんなことはさておき、、、


遂に、2025シーズンが始まります。

チームのことについてはおそらく三役のみんなが書いてくれているはずなので、私は昨シーズンの振り返りをしつつ、今シーズン自分がどうありたいかをありのままの姿で書かせていただければと思います。

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激動の2024シーズン
個人としてもチームとしても大きな変化があった年。
苦しみながらも一歩ずつ着実に前に進み、多くの気づきを得ました。
そして、その多くが私を改めて原点に立ち返らせてくれるようなものでした。

1つ目は、サッカーの楽しさ、点が入ったとき、試合に勝ったときの嬉しさです。
普通にサッカーをやっている人なら当たり前のことかもしれませんし、何をいまさらって思うかもしれません。今思えば、サッカーを嫌いにはなってはないけれど、薄れてしまっていた感情だったのだと思います。

大学に入ってからの2年間、チームの主力にはなれず、「いつもベンチにいる人」でした。メンバーに入っても、「どーせ出ないだろう」というどこか諦めた感じでアップをしているのが日常で、チームが点を取っても、試合に勝っても、素直には喜べないし、どこか疎外感を感じていました。
自分が主戦場として戦っていた関東リーグは負けるのが当たり前。0-1で負けても、負けているのに「頑張った、良い試合だった」と言われるような、勝つこととは無縁の2年間でした。

そんな中、昨シーズンは監督の勧めもあり、心機一転CBからFWにポジションを変更し、活動することが多くなりました。ありがたいことに、関カレでも出場機会をいただけることが増え、気づいたことがあります。


今までできなかったことができるようになる楽しさ
点が入ったときのみんなが自分のことのように喜び、かけ寄ってくる瞬間
お互いの意図があって点を決めたときのハイタッチ
相手の怒濤の攻撃に耐えて、耐えて、耐えまくって、ちょっと時間を稼いだりなんかして、試合終了の笛が鳴ったときのグラウンドに響き渡る歓声


この瞬間が好きなんだなと。
だから、今シーズン、この瞬間を一度でも多く味わいたいです。

FWをやっておいてなんですが、私自身、正直点を取ることにあまりこだわりがなくて、チームとして点をとれるなら別にいいや、なんて思うことも多かったです。
良い状態の選手がいる、自分の状態が悪ければ無理をしない、悪く言えば消極的なプレーばかりでした。でも、そのようなプレーばかりを選んでいては、何も起きないことを昨シーズン身をもって感じました。
だからこそ、今シーズンは、自分が一番貪欲にゴールに向かっていく姿勢を見せ続け、ここぞというときに仕事ができる強さを身につけたいと思います。


きれいなゴールじゃなくていい、上手いって言われるプレーじゃなくていい
地味で目立たないことでも自分のためにチームのために全うする


最高の瞬間をみんな一度でも多く味わうために、今シーズン、自分の弱さと向き合い続けたいと思います。
そして、「負けない」ではなく「勝つ」集団になります。



2つ目は、ピッチに立てることが当たり前ではないということです。
それに気づかされたのが後期の帝京平成大学戦です。

中断明け、スタメンから外れることが増えて、焦り、苛立ち、迷走の日々が続いていました。その現実を受け入れられず、自分でもどうしていいかわからない、かといって誰かに話そうともせず、親に電話で泣き言ばかり言っていました。

ただ、出場機会は減っていても、途中から試合に出られていたこともあり、心のどこかで「少しは出られるだろう」という甘い考えがあったのだと思います。
試合には出られていたのに、チャンスをもらえていない人、リハビリ組からしたら自分は贅沢な悩みだったなと思います。ごめんなさい。

こんな甘い考えを見透かされたかのように、この日90分間私の名前は呼ばれませんでした。

「ピッチに立てることが当たり前ではない」

大学2年間のほとんどをベンチで過ごしていた私が痛いほどわかっていたはずなのに、出場機会が増え、忘れかけていた感覚でした。

自分がピッチに立てるということは、その分出られない人がいる。
だからこそ、ピッチに立つ以上は見ている人を納得させるプレーをすること、筑波大学女子サッカー部を代表する覚悟と責任をもって戦う義務があります。

そして、今シーズンは最高学年として、ピッチ内外問わず、より強い覚悟と責任が求められます。
頑張っていればOKではなく、姿勢で結果で示していく必要があります。
その覚悟と責任が自己満足で終わらないよう、目を背けたくなるようなことであっても不器用なら不器用なりにチームと向き合い、自分にできる形で引っ張っていきたいと思います。



最後に、
冒頭でも述べたように、昨シーズンは「変化の年」であり、その中で筑波としての戦い方、個人としてどうあるべきかの軸を作り上げることができたと感じています。

だからこそ、今シーズンは「進化」が問われます。
昨年は運良くうまくいっていたことも実力がないと2回目はありません。
その分、本当に厳しい、難しいシーズンになると思います。

でも、みんなとならできるという自信もあります。
1つ1つみんなで目標を達成していこう。


そして、
私たちが今シーズンも強豪ひしめく関東一部の舞台で戦えること、インカレ出場のチャンスをいただけているのは、どんなに苦しいシーズンでも「一部の座」を守り抜いてきた先輩方のおかげです。
毎年、「インカレ○○」というようなインカレありきの目標を立てていますが、その目標が立てられることは当たり前ではありません。
この感謝の気持ちを忘れず、仲間とともに一歩ずつ前進し、良いチームを創り上げていきたいと思います。




泣いても笑っても、もう「次」はありません。
全身全霊をかけて闘います。

#25 平澤青季




〈執筆者プロフィール〉
平澤 青季(ひらさわ はるき)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:リロ
前所属チーム:花咲徳栄高等学校   
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:31Comments(0)2025始動ブログ2025
日頃より筑波大学女子サッカー部への温かいご支援、ご声援をいただき、ありがとうございます。
2025シーズンの主務を務めさせていただくことになりました、体育専門学群新4年の漆間里穂子(#14ベル)と申します。
今シーズンにかける私自身の想いを書かせていただきました。
拙い文章ではありますが、最後までお付き合いいただければ幸いです。


私は今シーズン、最上級生として、そして主務としてこのチームに関わることとなります。
サッカーの面でも、それ以外の面でも自分にできることやチームが必要としていることを問い続けながら、目の前のことに全力を尽くします。大きな影響を与えることはできなくても、私なりの形でチームに貢献し続けたいと考えています。
サッカーの面では、どんな状況や立場であっても持っている力のすべてを尽くし、やるべきことに真摯に取り組みます。そして、チームや誰かが辛いとき、苦しいときの支えとなるような存在を目指したいです。
技術や才能があるわけではないからこそ、当たり前の、本当に小さなことでも積み重ねることで、何か少しでもみんなの力になりたいと思っています。
サッカー以外の面では、主務としてどのようにチームを支えていくことができるのか、具体的なイメージはまだ持てていません。ただ、主務という立場である以上、チームのすべてのことに対して責任感を持ち、これまで以上にチームや仲間への理解を深める必要があると思います。
その上で、何が求められているのか、現状に改善すべきところはないか、チームに足りないものは何かを考えながら、筑波大学女子サッカー部がチーム内外の人から愛されるような存在であり続けるために、私にできることを全うしていきたいです。


さて、2025シーズンのスローガンは『百花燎乱』です。
百花繚乱:色々な花が咲き乱れる様子。
燎:燃え続ける炎。
一人ひとりの燃え続ける心。
小さな炎が成長し、だれにも止められない強大な炎になるさま。
「一人ひとりのひたむきな努力が、やがて花となり咲き乱れる」
「一つひとつの積み重ねが、やがて成果となりチームとして良い結果を生み出す」
このような想いが込められています。
筑波大学女子サッカー部には、ピッチ内外において素晴らしい個性や強みを持っている、心から尊敬できる人が集まっています。その一人ひとりが、このチームにとって欠かせない存在です。個々が熱い想いを持ちながら、それぞれの形で努力を積み重ねることが、チームとしての魅力や強さにも繋がっていくと思います。
女サカの皆さん。
今年もきっとたくさん壁にぶつかることがあると思いますが、楽しむ気持ちを忘れずに、無理はしすぎず、もがいた先にある一瞬の、最高の喜びを得るために乗り越えていきましょう。女サカの一人ひとりが自分なりの花を咲かせて、みんなの最高の笑顔をたくさん見ることができるシーズンにしたいと強く思っています。


今シーズンは、私にとって大学サッカーラストの1年です。これほどまでに本気になってサッカーができるのはおそらくこれが最後だと思っています。
だからこそ、この環境で、最高の仲間と活動できることに感謝しながら、苦しさや悔しさも含めて、すべてを全力で楽しみます。最後に振り返ったとき、心から「楽しかった!」と思えるような1年にしたいと思っています。
そしてやるからには、ピッチに立ってチームに貢献できるよう、日々自分から逃げずに向き合い続け、やるべきことを積み重ねていきます。


最後に、
今こうして活動することができているのは、OG・OBの方々、地域・サポーターの方々、家族、友人をはじめとする、数えきれないほど多くの方々の支えと応援があるからです。
ピッチ上でも、それ以外の面でも、すべての方への感謝の気持ちを体現できるように活動していきます。
今後とも、筑波大学女子サッカー部への応援をよろしくお願いいたします。

#14 漆間里穂子





〈執筆者プロフィール〉
漆間 里穂子(うるま りほこ)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ベル
前所属チーム:日本航空高等学校  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:32Comments(0)2025始動ブログ2025
今シーズン副将を務めさせていただきます、新4年の三村沙良(#45 リタ)です。

副将を務めるのは、今回で4回目になります。
これまで、小・中・高と経験してきましたが、
改めて、副将という立場ほど「おいしい立場」はないと感じています。

というのも
主将ほどの責任と重圧を背負うこともなく、
これといってやるべき仕事もしがらみもない。
一方で
チームの代表者会議に出席したり、
チームメイトの前で何かを発言したりして、
「副将」という看板を背負っているだけで、周りから必要とされます。

つまり、何もしていなくても、なんとなく自分がチームの中心人物であるかのような感覚になり、メンツを保てる「おいしい立場」が副将だと思っています。

主将はチームの1番上にたつ人間として、必要不可欠な存在である一方、
副将という立場は正直いてもいなくてもチームは成り立ちます。

そんな、
形上「チームの中心としての立場」と、
「正直チームにいなくても成り立つ立場」という
2つの要素が混在する副将だからこそ、
自分の意思次第で、チームを良い方向にも悪い方向にも動かすことができると思っています。

環境に甘えて、何も行動を起こさない、楽な道を進むのか、
それとも、自分の時間や労力を注いで、何か行動を起こし、存在意義のある副将になるのか、
どちらを選択するのか、自分の意思に委ねられた時、私は常に後者を選べる人間でありたいと思います。

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今シーズンのチームビジョンは
「本気になれる場所」
です。
今年の女サカはめっちゃ熱いです。

本当の喜びや悔しさは、本気で努力した人にしか感じられない。
だからこそ、女サカをみんなにとって「本気になれる場所」にしたい。
そして全員が本気になれたその先で今まで感じたことの無い感情や景色に出会いたい。

これがサッカー人生ラスト1年にかける想いです。


女サカで過ごした3年間。
8割以上が負け試合でした。
そろそろ勝ちたいです。
そんな現実が甘くないことは分かっていますが、
それでも自分にちょっとだけ期待して、その期待を裏切らないように頑張ろうと思います。

みんな、頑張ろうね。


そして、筑波大学女子サッカー部を支えてくださる関係者の方々。
皆様の支えのおかげで何不自由なくプレーできているということを忘れず、感謝の気持ちを持って活動してまいります。
今後とも応援よろしくお願いいたします。

#45 三村沙良







〈執筆者プロフィール〉
三村 沙良(みむら さら)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:リタ
前所属チーム:十文字高等学校  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:56Comments(0)2025始動ブログ2025
3年間、多くの先輩方の背中を追ってきた。先輩方の力になりたいと必死に走ってきた。
でも、最後の最後でなにも応えられなかった。
3年間、ともに戦ってきた先輩の想いに、なにも応えられなかった。
自分の情けなさ、みじめさ、不甲斐なさに何度絶望しただろうか。

これまで残してきてしまった後悔をただの後悔で終わらせないためにも、

私のすべてをこの1年にぶつける。

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こんにちは。

2025シーズンの主将を務めます、体育専門学群新4年の平中響乃(#7 ナラ)です。

多くの方々の支えがあり、今日2025シーズンをスタートすることができました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

今シーズンの最大の目標は「インカレ出場」と「インカレベスト4」です。

昨シーズン、3年ぶりのインカレ出場を果たし、私自身は初めて、インカレという舞台を経験できました。その一方で、インカレに行けなかった年も経験し、インカレに行くことの厳しさも痛感してきました。

だからこそ、
インカレベスト4という私たちがまだ見たことのない場所を目指しつつも、しっかりと地に足をつけて、まずは関カレという長い道のりを全員で一歩ずつ歩みたい。
そんな想いから、この二つの目標を掲げました。

その中で、どんなチームにしていきたいのか。

私の性格上、あれもこれもと色々な理想を考えてしまいますが、

『全員が本気になれる場所』

これが女サカのみんなにとっての女サカであってほしいなと思います。

ピッチ上だけで本気になればいいというわけではありません。
運営、企画、広報、普及など、学生主体の組織だからこそ、
ピッチ上以外にもやるべきことがあり、それこそが女サカの魅力でもあります。
ピッチ内外を問わず、すべてに対して、全員が本気になる。
それが当たり前のチームでありたいと思います。
そして、最高学年となる私たちが、先陣を切ってそれを体現していきます。

本気で取り組み、本気でぶつかり、本気で楽しむ。

これからの私たちの活動、姿勢、結果、すべてを通して、地域の方々や子どもたち、サポーター、OG・OBなど様々な人に勇気を与える存在でありたい。
そして何よりも、自分たちが本気になった先に生まれるであろう勝利の喜びを、
誰ひとりとして欠けることなく、みんなで本気で喜び合える。
そんなチームにしていきたいです。

今シーズンも、どうしようもなくしんどくて、苦しくて、立ち止まってしまいたくなるときは必ず来ます。進む方向が分からなくなるときが来ます。
すぐに正解の道は見つからないかもしれないけど、みんなで必死にもがいて、あがいて、より良い道を探していこう。

頼れる同期、エネルギー溢れる後輩、最強で素敵なスタッフの方々とともに
2025シーズンも最高の瞬間を共有できるように。

私は女サカのみんなを信じています。

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最後に、
日頃より筑波大学女子サッカー部への多大なるご支援とご声援をありがとうございます。
この歴史ある組織の主将を務められることを心から光栄に思います。
これまでの先輩方が繋いできてくださったこの組織を、想いを、未来の女サカに繋いでいくためにも、
主将としての責任と覚悟を持ち、この一年に全身全霊をかけて、自分の使命を全うしていきます。

今シーズンも、筑波大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。


#7 平中響乃





〈執筆者プロフィール〉
平中 響乃(ひらなか きょうの)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ナラ
前所属チーム:三菱重工浦和レッズレディースユース  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:38Comments(0)2025始動ブログ2025
こんにちは。
朝倉陽菜(#5 キキ)です。
大学サッカー4年間を終えた私の素直な気持ちをこのブログに綴らせていただきます。
先に投稿された同期のブログはきっと素敵な言葉で、素敵な思いを綴っていると思いますが、私にはその文才がないことを先にお伝えしておきます。

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2024年12月24日、私の大学サッカーは呆気なく終わりました。
負けたら泣くのかと思っていたけど、その瞬間は一滴の涙も出なくて、その瞬間も「主将だからいろんな人にみられている」という感覚が一番にありました。主将としてみんなの前に立つ自分の意地です。主将としての私ではなく、朝倉陽菜としてなら泣き叫びたいくらいなのに、そんな時でも主将なんだからと冷静に思うことができる自分と、自分の感情を出さず心にしまうことに慣れてしまった自分がいました。
今も大学最後の試合を観れていないし、言葉にできない感情に振り回されています。現実を受け入れられなくて、このブログも中々書くことができませんでした。「終わったんだ」と受け入れるには、ものすごく時間がかかりそうです。この試合は一生忘れることはないと思います。

さて、4年間を振り返った時、どんなことが思い起こされるのか。
「頑張る」よりも「踏ん張る」がこの4年間で一番、私の中で湧いた感情です。人生で一番、負けを経験した4年間。サッカーが嫌いになりそうな日、自分が大嫌いになった日、もう何もかも全部を投げ出したい日もありました。私の4年間は、ほぼうまくいった記憶がありません。
特に最後の年は、強い覚悟をもってラストシーズンを迎えたはずなのに、自分の力不足を痛感する毎日で、自分の存在意義を見失いそうでした。主将として、みんなの前で見せてはいけない自分を隠すのに必死で、毎日が自分との戦いでした。それでも私が主将として立ち続けることができたのは、同期やこのチームに関わるみんながいてくれたからです。ある時、「はるだけのチームじゃないから」と言ってくれた同期の言葉に救われました。ありがとう。
私が主将になるにあたって、これだけは見失わずに体現し続けたい主将像がありました。

それは、どんな時も「明るい」主将でいること。

私の性格は一言でいうと「明るい」だと思います。すぐ笑うし、声も大きいし、響くし、どこにいても声が通るとよく言われました。主将には様々なタイプがあって、常に先頭を走り続けるような威厳のある絶対的な存在の主将になりたかったけど、私はそういう主将には程遠いなと思っていました。でも、自分だから示せるものは何かと考えた時に、私を見た時に「はるがあんなに元気ならどうにかなるか」って思ってもらえるような、みんなの気持ちが少しでも前を向くように、心の支えになれるような主将でいたいと思っていました。思うような結果がでなくて不安だらけな毎日も、自分が不安な顔をしていたらチーム全員が不安になる。だから、どんな時もチームで1番元気で明るい主将でいることだけは心がけていました。あまり4年間で何かをやり遂げたといえることがない私でも、これだけは自信を持ってやりきったと言えます。

ここまでの文章を読んでいただけたら分かるように、ほとんどの内容で自分に焦点を当てて書いています。思い起こすことはその時の自分がどうだったか、ということばかり。もっと周りがどうだったかを見るべきとか、自分中心で物事を見すぎていると言われればその通りかもしれないです。

でも、私は自分自身と向き合うことから逃げなかった。
とにかく自分自身と向き合い続けた4年間でした。

周りの環境がどうとか、いくらでも言い訳はできたかもしれないし、言い訳しそうになる時もたくさんあったけど、最後には必ず、自分自身から目を逸らす選択はしなかった。自分の下手さも、弱さも、全部自分自身だからと受け入れて、逃げ道をつくることはしなかった。
それが、4年間で1番、自分自身が成長できた部分かなと思います。
この4年間の本当の意味を見出すには、もう少し時間がかかりそうですが、私のサッカー人生においてこの4年間は、ある意味ターニングポイントです。結果が全ての世界でもがき続けた4年間は、間違いなく自分自身を大きく変えてくれました。

「再出発」

私には、これからもサッカー選手として生きていけるチャンスがあります。
明日が来ることはないんじゃないかと思うほど、どん底に陥ったこともある私が、サッカーを続けた先にどんな未来が待っているのか。

サッカーは私の「人生」です。
これからも私は、サッカーと一緒に生きていきます。

最後に。
こんなに何もない自分でも、大切に向き合ってくれる人がいます。
このブログの最後にその人たちへの感謝の気持ちを伝えたいです。

家族のみんなへ
お父さん、お母さん、こんなにも愛に溢れた人はこの先どこを探してもいないと思います。2人の娘になれたこと自体、一生分の幸せです。2人に伝えたい想いが多すぎて言葉にできないけど、お父さんとお母さんがつけてくれた、太「陽」のように明るく、「菜」の花のように可愛い「陽菜」でいられるように、これからも頑張るね。
いつもありがとう。一生をかけて恩返しします。
お兄ちゃん、弟、私のサッカーに予定を合わせてくれるから、たくさん我慢をさせてしまうことが多い中で、それでも応援し続けてくれてありがとう。自慢の兄弟です。これからも仲良くしようね。
常に気を張り続けなければいけない時でも、唯一気を抜いていい場所だと思えるのが家族でした。実家に帰ったとき、家族に会えた時の温かさは世界一。みんなのこと、心から愛しています。

唯一無二の親友へ
大学最初の実技の授業で出会い、気付いたらいつも隣にいてくれた大切な人。欲しい時に欲しい言葉をくれる、私の力をとにかく信じて応援してくれる、一生大切にしたい親友です。これからも末永くよろしくね。

蹴球部、サッカー研の同期のみんなへ
同じサッカー選手としてピッチ内外で躍動する姿に魅了される毎日でした。本当にかっこよくて、たくさんの人の心を動かすみんなに、数えきれないほどの感動と、頑張る元気をもらいました。たくさん笑わせてくれてありがとう~

きさ、なほへ
2人が一緒に三役になってくれたことがどれほど心の支えだったか、シーズンを終えた今、すごく実感しています。三役として沢山悩みながらも、一緒に駆け抜けた時間が今は恋しいです。ありがとう。

そして、筑波大学女子サッカー部での4年間で関わってくださったOG・OBの方々、スタッフの皆さん、先輩方、同期、後輩のみんな。一人でも欠けていたら今の私はありません。4年間での出会いには、恵まれすぎているほど恵まれていました。4年間で出会った人たちは一生の宝物です。

改めて、私に関わってくださった全ての方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

来シーズン以降も、頼もしい後輩のみんなが更なる高みを目指して活動を続けていきますので、引き続き筑波大学女子サッカー部への温かいご支援・ご声援のほどよろしくお願いいたします。


筑波にきてよかった!!!!!


朝倉陽菜(#5 キキ)









〈執筆者プロフィール〉
朝倉 陽菜(あさくら はるな)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:キキ
前所属チーム:ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU18
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:02Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
2024シーズンの副将を務めさせていただきました、体育専門学群4年の菅野希咲(#27 ねね)です。

私は他人のブログを読むことが好きで、今でも時々女サカの先輩方のブログを見返して読んでいるのですが、先輩方が引退ブログでよく書いていた「ついに自分がこのブログを書く時が」という言葉をついに自分が書いていることに驚きが隠せません。
ブログ班でありながら、基本的にブログは読む専で書くのは苦手です。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


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私は小学2年生の時に2人の兄の影響でサッカーを始めました。

富士見SSS→河内SCジュベニールU-15→栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部を経て、筑波大学女子サッカー部に入部しました。


「サッカーを続ける理由」


大学までサッカーをしてきた人が一度は考えるのではないかと思います。
純粋に「サッカーが好きだから」と言えたらいいのですが、
私はそう言えるほどサッカーそのものが好きというわけではありませんでした。


ではなぜ、ここまで私がサッカーを続けられたのか、続けたいと思ったのか。


私の中での答えは「仲間の存在」です。



私はこれまで、いわゆる強豪チームに所属したことはありません。
個の技術で見れば到底及ばない相手もたくさんいました。

でも、個で勝てなくても、組織で闘えば勝てる。

だから私はサッカーが好きなんだと、
女サカに入ってからより一層感じるようになりました。



ありがたいことに大学に入ってすぐから試合に出させてもらっていたものの、
8月に右膝外側半月板を損傷。
保存療法で1月までプレーを続け、インカレ後に手術をして、そこから約8ヶ月のリハビリを経験しました。

私自身初めての大きな怪我で、怪我をした当初はプレーできない自分がこのチームにいる意味があるのか?と思う日々でした。
そんな時に支えてくれたのが、リハ組をはじめとする多くの先輩方でした。

自分もつらいはずなのに、そんな姿を一切見せずに後輩を笑顔にしてくれる先輩。
同期には言えない弱音を優しく受け入れてくれる先輩。
目指すべき姿を背中で示してくれる先輩。

どんな立場でもチームのために行動して、チームを陰で支えてくれる先輩方をみて、
「プレーができなくても、このチームの一員として闘いたい。」
そう思えるチームづくりをしてくれた偉大な先輩方でした。



あっという間に月日が経ち、ついに最上級生として迎えた2024シーズン。

私たちの学年はこれまでの先輩方のように、大きな背中を見せて「私たちについてこい!」と言える学年ではありませんでした。
だからこそ、後輩たちにたくさん意見を聞きながら、力を借りながら全員でチームを作ってきました。


私より何倍も何十倍もサッカーが上手くて、学年関係なくチームを引っ張る後輩。
献身的なプレーでチームに活力をつける後輩。
チームの目標達成のために何ができるかを考えて行動に移そうとする後輩。
復帰に向けてストイックすぎるぐらいに毎日リハに取り組む後輩。
ふとした時に笑わせてくれる後輩。


「私も頑張らなきゃ」

ではなく

「私ももっと頑張りたい」

そう思わせてくれる存在でした。


さらに個人的には、今年は特にみんなからサッカーを教えてもらった1年でした。
たくさん迷惑をかけてしまったけど、みんなとたくさん話して、やりたいプレーが増えて、少しずつできるプレーが増えて、この1年本当にサッカーが楽しかった。
下手な私にも諦めずに伝えてくれてありがとう。



そして何より、4年間一緒にやってきた同期の存在は、言うまでもなく欠かせないものでした。

常に明るくみんなを引っ張ってくれる人。
チームのことを誰よりも考えて行動してくれる人。
チームにとっての最善を考えて発信できる人。
「やるべきことをやる」を体現してくれる人。
チームを陰で支えてくれる人。
少しの変化に気がついて寄り添ってくれる人。
すぐにふざけちゃうけど、私にはない強さをもっている人。

そんな人が集まった個性豊かな学年です。

特に最後の1年は、
サッカーの話も、チームの話も、他愛もない話も飽きるくらいたくさんして、
苦しい時も、しんどい時もあったけど、
それ以上に嬉しいことも、楽しいこともたくさんあって、
こんなシンプルな言葉ではまとめきれないけど、
とても充実していて楽しかったです。

本当にみんなが同期で良かった。ありがとう。



筑波大学女子サッカー部は、
「個で勝てないなら組織で闘う」を体現しているチームで、
先輩、後輩、同期一人ひとりが心から尊敬できる人たちで、
このチームでサッカーをした時間も、
朝から眠い中ウエイトをした時間も、
練習後にグラウンドで話した時間も全部含めて、
このチームにいる時間が大好きでした。

こんな素敵なチームに出会えて、とても幸せな4年間でした。



「下手なら下手なりに頑張る」


私のサッカー人生のモットーです。


これまでは、下手なら自分が頑張るしかないという風に捉えていましたが、
やっぱり一人では頑張れないこともたくさんあります。
自分はそんなに強い人間ではありませんでした。

でも、一人では頑張れないことも、
仲間がいれば頑張れる。

私はこれまでそうやって頑張ることができていたのだと、
この4年間で再確認しました。


もしかしたら、この仲間と一緒にできるならサッカーじゃなくても良かったかもしれない。


けれど、
私の兄がサッカーをしていなかったら、
富士見SSSでサッカーをしていなかったら、
河内SCジュベニールU-15でサッカーをしていなかったら、
栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部でサッカーをしていなかったら、
筑波大学女子サッカー部でサッカーをしていなかったら、
きっとみんなと出会えなかった。

まさに運命です。

こんなにたくさんの素敵な仲間と出会えるサッカーが大好きです。


これまでサッカーを教えていただいた指導者の方々、
怪我をしてもまたサッカーができるようにしてくれた病院関係者の方々、
その他、サッカーを通して出会った全ての方々にこの場を借りてお礼申し上げます。
ありがとうございました。


そして、お父さん、お母さん。
ここまでサッカーを続けさせてくれてありがとうございました。
これまでのサッカー人生を通して、本当にたくさんの素敵な仲間に出会うことができました。これは私の一生の財産です。
お母さんの支えがなければ、練習に行くことも試合に行くこともできなかったし、お父さんとボールを蹴りに行っていなければ、きっとサッカーの楽しさを知る前にやめていたと思います。
たくさん心配と迷惑をかけましたが、どんな時も応援してくれて、支えてくれてありがとうございました。



大学サッカーまでできっぱりサッカーはやめると決めていましたが、すぐに離れられそうにもないので、これからはまた新しいサッカーへの関わり方、楽しみ方を見つけていきたいと思います。



最後になりましたが、
2024シーズンも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をありがとうございました。
OG・OBの方々をはじめとする多くの方々の支えがあり、私たちが活動できていることを実感しました。
改めましてたくさんのご支援、ご声援をありがとうございました。
これから、さらに魅力溢れるチームを後輩たちが創っていってくれると思います。
今後とも筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。


「サッカーをしていればまたどこかで会えるから」


ある先輩の引退ブログに書いてあった、好きな言葉を載せておきます。


4年間、ありがとうございました。


菅野希咲(#27 ねね)









〈執筆者プロフィール〉
菅野 希咲(かんの きさ)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ねね
前所属チーム:宇都宮中央女子高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 16:40Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
先日、筑波大学女子サッカー部を引退しました樋口那帆(#19 ララ)です。

シーズン中は目の前のことに精一杯で落ち着いて振り返る余裕がなかったので、
この機会にサッカー人生を振り返り、これまでの感謝の気持ちを伝えられればと思います。

拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただければ幸いです。



筑波大学女子サッカー部引退。
そして、16年にわたるサッカー中心の人生も一区切りとなりました。

家族の影響で小学1年生の頃に始めたサッカーですが、
振り返ってみれば、中学校に上がるとき、高校・大学を選ぶとき、
進路を決める基準には当たり前のようにサッカーがありました。

常に上を目指してプレーしていたものの、
小学生の頃から捻挫を繰り返し、骨折や肉離れ、靭帯断裂など
多くの怪我に悩まされました。
大学生活の大半をリハビリに費やし、サッカーに関しては苦い思い出が少なくありません。

怪我の話なしには語れないサッカー人生。
決して上手くいくことばかりではなかったけれど、
サッカーを通して得た学び、出会い、感情、様々な経験のすべてが私の一生の宝物です。
大事な大学生活の4年間を同期たちと一緒に駆け抜けることができた今、とても幸せです。

復帰して練習に入ることができていた数か月間は、サッカーをできていることが当たり前ではないことを強く実感しました。上手くいかないことすらも楽しいと思える、充実した時間でした。
復帰できる未来が想像できなかった地点から考えると、少しの時間でもプレーできたことは神様からの贈り物だったようにも感じます。

このように怪我とリハビリを繰り返した原因を考えてみたところ、
身体を動かすのが大好きで、負けず嫌いで成長志向が強いからこそ、知らず知らずのうちに無茶をしてしまうこと、その上自分の体や心に鈍感だったことが大きな要因だと思います。
股関節を痛めるまでボールを蹴ったり、肉離れするまで走ったり、ケアが不十分であったり。頑張り方と休み方が下手でした。

また、大学生になり普通にサッカーをすることがこんなにも難しいことだったのかと、嫌になるほど痛感しました。
怪我をしない身体作りに励もうと意気込んで入部した一方で、常に自分にベクトルを向け続けられなかったことが自分の弱さだと思います。
これらの反省や後悔はしっかり受け止めて、今後の人生に生かしていきます。

それでも、このような状況の中、自分なりにたくさん考え向き合い、多くの人に支えられた結果、ここまで辿り着くことができました。

特に今シーズン。
嬉しさ、悔しさ、様々な感情を共有しながら復帰までの道をともに歩んでくださったひかりさん、様々な視点からアプローチしてくださった吉田さんをはじめ、たくさんの方のお陰で、もう一度ピッチに立つことができました。
復帰を信じて一緒に頑張ってくれた同期や後輩、
寄り添って話を聞いてくれた先輩方、
温かい言葉をかけてくださり復帰を待ってくださっていたスタッフさん、
病院の先生・PTの方々、SPECや治療院の方々、
そして遠くから常に支えてくれていた家族、友人、大切な人。

本当にありがとうございました。
みなさんがいたから頑張れました。


さて、
こんなにも私を悩ませるサッカーを、なぜここまで続けてきたのか。
今シーズン感じたことを踏まえ、改めて考えてみます。

一つ目。
教育実習明けの久々のトレーニング、
いつも違和感のある膝に痛みを感じることなく、ラダーをすることができました。
たったそれだけのことなのに、私は、まだ動けるんだ、チャンスが残されているんだと感動してしまいました。
その後もストレスなくドリブルできたことが楽しくて仕方ありませんでした。
このとき感じた何にも代え難い喜びを、自ら手放す選択をしなくて本当に良かったと、心の底から思いました。

二つ目。
教員採用試験の対策でマット運動やバスケの練習をしていた中で、
できないことが少しずつできるようになる喜びを久々に味わい、自分の成長意欲の強さに改めて気づきました。
この成長を楽しむ気持ちこそが、サッカーから離れられない理由のひとつだったかもしれません。


これだけではないにせよ、やっぱり私は何かに憧れていたくて、成長を楽しみたかったのだろうと思います。

そして、大学生活を通してサッカー以外の世界も見えたからこそ、
サッカーを選択しているのがほかでもない自分自身であること、
自分で選んできた道の先に今の私がいることを認識できました。

続けることがすべてではなく、
「自分で決めること」、そして「その道を正解にしていく過程」に意味を見出すことができました。

うまく言葉にできているかわかりませんが、そのおかげで、
過去の様々な経験や選択のすべてが今の私に繋がっているのだと肯定的に捉えることができ、自分のことを認めてあげるのが少しだけ上手になったように感じます。
もちろん悩むことも多くありましたが、傍にいてくれた仲間の存在は私にとって、とても大きなものでした。一緒に悩んでくれてありがとう。

そして、引退という節目である今、選んできた道が正解だったと胸を張って言えます。
こんなにも素敵な人たちと出会い、かけがえのない経験ができたからです。

やめない選択を後押ししてくれた人にも、やめてもいいんだと逃げ道を用意してくれた人にも、お礼を伝えたいです。
ありがとうございました。



また、女サカではピッチ内外を問わず多くの経験をさせていただきました。

特に、最高学年になってからの1年間は非常に濃く、充実した時間だったと思います。

シーズン中、壁にぶつかる度に、勝つためにはどうすれば良いのか、
より良いチームを作るために何ができるかを4年生やチーム全体で話し合ってきました。
その中で、一人ひとりがもつ熱い想いや考えに改めて気づかされ、このチームがさらに好きになりました。

チームで掲げた目標に向けて、
互いを尊重しながらも一人ひとりができる形での最大限を尽くす。

簡単なことではありませんが、
これができる素晴らしい仲間たちと出会えたこと、そして目標に向かって過ごしてきた日々を誇りに思います。


それから、自分より周囲を優先しがちな私に、自分のことも大切にしてほしいと念押ししたうえで、私を信じて主務を任せてくれた同期には大変感謝しています。

先輩方が私たちにしてくれたように私も後輩やチームの力になりたいと思い過ごした今シーズン。実際には、逆に後輩たちや周囲の人に支えられた場面がたくさんありました。
私自身、何をどれだけ残せたかはわかりませんが、
このチームの主務として過ごせた日々も私にとって大切な宝物です。

入学当初に思い描いていた、
家族やコーチに成長した姿をプレーで見せて恩返しするという目標、
めちゃめちゃ上手くなってサッカーを心から楽しめるようになりたいという理想を叶えることはできませんでしたが、こんなにも実りある経験ができるなんて思ってもいませんでした。

私が怪我をしたとき、私より先に涙を流すような心優しい後輩がいて、傍にいてくれる同期がいて、そんな温かい環境に恵まれていたことを幸せに思います。

貴重な経験をありがとうございました。


最後になりますが、
サッカーを通して出会ったたくさんの仲間、指導者の方々、かけがえのない日々と数えきれないほどの学びをありがとうございました。
これまで私に関わってくれた全ての人に感謝の気持ちでいっぱいです。

同期へ
様々な葛藤を抱きながらも前を向き、思いやりに溢れているみんなを心から尊敬しています。4年間ありがとう。これからもよろしく!

そして何よりも、
いつも遠くから支えてくれて、実家に戻る度に温かく迎えてくれた大好きな家族。
「いつでも帰る場所がある」という安心感があったからこそ、自分のやりたいこと、今しかできないことを全力で頑張りたいと思えました。
好きなことを好きなだけやらせてくれて、ありがとう。

サッカー中心だった私の人生第一章は終わりますが、
今までの経験のすべてを糧に、今後も一人の人間として成長し続けます。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

引き続き、筑波大学女子サッカー部の応援の程よろしくお願いいたします。

#19 樋口那帆










〈執筆者プロフィール〉
樋口 那帆(ひぐち なほ)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ララ
前所属チーム:鳳凰高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:37Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
筑波大学女子サッカー部の安部美楽乃(#9 カカ)です。

ブログ執筆2回目、拙い文章ですが私なりに頑張って書かせていただきます。
よろしくお願いします。

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引退ブログ。

基本的に自分のことを書くのが一般的ですが、私は自分のことより、
今までの大学生活の4年間で感謝してもしきれない人たちに向けて、
このブログを通して、ことばを残したいと思います。



まずは、応援してくださった方々へ

ファンの方々、スポンサー企業の方々、教職員の方々、OG・OBの方々、保護者の方々、
今シーズンも筑波大学女子サッカー部を応援してくださりありがとうございました。
決して、強く結果を残し続けられたと言えるシーズンではなく、最後もあっけなく終わってしまい、自分自身もなんともやりきれず不甲斐ない気持ちでいっぱいです。
「インカレ初戦は観に行けないけど次観に行くから!」
と言ってくださっていた方々に本当に申し訳なく、心苦しいばかりです。

しかし、振り返れば女サカを応援し続けてくださった多くの方々の力がなければ、ここまですら行くことができていなかったと思います。関カレ最終節、多くの方々の声援の中で勝利し、インカレ出場の喜びを分かち合ったあの光景は本当に本当にかけがえのないものです。今シーズンを通して少しでも、熱く、粘り強く戦い、懸命に走る姿から何かを与えることができていたら幸いです。

最後に、どんな試合も駆けつけてくださるファンの方々、いつも温かい挨拶と共にご支援くださる地域の方々、熱い応援をくれた蹴球部のみんな、応援してくださった方々へ、

今シーズンを超えるさらに強くたくましい女サカを今後、後輩たちが創っていくと思います。だから、これからも引き続き女サカの応援をよろしくお願いいたします。







次に、筑波大学女子サッカー部のみんなへ

まず、スタッフさんへ

4年間、多くの指導者の方々からご指導をいただきました。
寝る間も惜しまずに熱く女サカのことを常に考えてくださったこと、
(本業の仕事よりも)女サカに心血注いで共に戦ってくださったこと、
朝から晩までみんなの練習に付き合いボールを蹴ってくださったこと、
身体のケアだけでなくみんなの心のケアまでしてくださったこと、
腐っている自分を見捨てず声をかけてくださったこと、
本当に感謝しています。

4年間、選手と同じ、それ以上に女サカのために時間を使い、選手とともに試行錯誤して携わってくださるスタッフさんに感謝の言葉しかありません。

本当にありがとうございました。

最後にもう少し、あともう少し長く、女サカで一緒にやりたかった。

心残りはそれぐらいです。

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あと、今でも残っている学びが1つあります。(沢山ある中での特に印象的な)
「休むこともトレーニング」
この言葉は今でも覚えています。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

また、成長した姿でお会いできるように精進してまいります。
本当にお世話になりました。



女サカのみんなへ

本当に本当にみんなとサッカーできて楽しかったです。

早朝、真っ暗の中で足が痛すぎて感覚がなくなる中でもボールを蹴ったこと、夜練後に5本に1本ぐらいしか上手くいかないシュートを練習しまくること、朝早いウエイトでも音楽かけて仲間を熱い声で鼓舞すること、

そんな日常が送れていたことがどれだけ貴重なことか。
本当にみんなに感謝しています。

卒業していった先輩方も含め、私は多くの方々に沢山の迷惑をかけた分、沢山の学びを得て4年生になりました。そして、いざ4年生になり組織に向き合い、考え、創っていく上で「女サカって大変だ。」と痛感しました。個性豊かで、賢く面白いメンバーがいて、ピッチだけでなく、ピッチ外でもスポンサー活動やグッズ販売、広報等々、様々なことを自主的に行うことができる環境がある。別にPRしたいわけではないですが、本当に色々な意味で成長できる場所です。

加えて、女サカに入ってくる人は何故かみんな真面目、真面目集団です。みんな何かに悩み、それでも一生懸命にやることを全うしようとする、そんな人たちが多く、苦しくなる時、上手くいかない時も多々。(多々じゃない、それが日常でしたね、、、)
そんな日常で、私自身が実感したこと重要なこと、みんなに言い残したいことは、

プレーが合わなかったら話してください。
苦しそうな人がいたら声をかけてください。
時間がなく大変そうな人がいたらちょっとした差し入れでもしてみてください。
体調が悪く寝込んでいる人がいたらお見舞いに行ってあげてください。
(みんな近所なので、、、)

ということです。

そうやっていく中で、コミュニケーションが生まれて自分自身も仲間も成長していくと思います。私はこんな単純で当たり前のことの重要性に気づくのが遅かったし、足りなかったと今を思い返せば思います。

私自身、女サカで沢山の経験をして、今があります。

悔しかったことも多いですが、今は何かを悔やむのではなく、
それを乗り越えてさらに強くありたいと思います。

今シーズン、この仲間とこんなにも長く日々を過ごせたことに改めて感謝します。

みんな本当にありがとう。これからも応援しています。







同期へ

みんなと過ごした日々が私の大学生活そのものでした。
本当にありがとう。
サッカーして、遊んで、ご飯食べて、一緒にジョグして、ミーティングして、またサッカーして、
その中でみんなを知って、自分自身で気づかない自分も知って。

最高の同期に出会えたことに感謝しています。

みんなのこれからの人生を応援しています。
みんなに負けないように自分も成長し続けます。

(短い文章なのはご愛敬ということでお許しください。)








家族へ

4年間、何不自由なく、サッカーを続けることができました。
ケガをしたり、苦しくてしんどい時もあったり、色々ありましたが、元気にここまでこれました。
良い試合結果や何か喜ばしい報告をすることなんてなく、そもそも連絡すること自体少なくて、相当心配をかけることが多かったかと自負しています、ごめんなさい。
そんな心配とは裏腹に、たまに話す家族から何かと沢山のパワーをもらい、ここまでこれました。
まだまだ、サッカー人生終われない、せわしない私の人生ですが、
これからもよろしくお願いします。








最後に、
最後の最後まで自分のことを誰かに伝える、発信するのが苦手だった。
自分の中で自分と向き合うために、色々な言葉をノートに書いて、自分を鼓舞し続けてきた。止まるのが嫌で、成長し続けたいともがいた。
自分自身へ


昔を振り返るのが嫌いだった。
それでも、今回ブログを執筆するために過去のノートを見返すという
今までやってこなかったことをした。

今シーズン最後に掲げていた言葉は、


「今を生きる」


今、目の前のこと、相手に、物事に全力で、自分の最大限を出して取り組む。

この言葉を掲げた中で、
最大限を出した、と自分で思っているだけじゃないのか?
もっと最大限を出すために準備が出来たのではないか?
どんなときも自分をほめることができなくて、満足できなかった。
最後の最後まで。


それでも、
筑波大学女子サッカー部で過ごした4年間。
4年前の自分と比べ、心も身体も大きく変化した。
変化じゃなくて、成長したと思う。

色々な感情や記憶は今後薄れていくかもしれないけど、
この4年間があって間違いなく今がある、とこれからどんな時でも思うだろう。

この女サカで学んだ、感じたこと、その全てが今の自分自身だと、
少しでも自信をもって、胸を張って言えるように、これからもひたむきに生きていきたい。


本当に4年間ありがとうございました。
また、成長した姿でどこかでお会いできるように精進してまいります。





〈執筆者プロフィール〉
安部美楽乃(あべみらの)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:カカ
前所属チーム:十文字高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 17:17Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
4年の荒井由芽(#36 ちゃちゃ)です。

ブログ班として校閲などはたくさんやってきたのに、いざ自分が書くのは初めてで緊張しております。何かかっこいいテーマを設けて書こうかとも思いましたが思い付かず、引退ブログとは4年間を振り返って書くものだと開き直った結果、とりあえずそのテーマのもと4年間で特に激動だったサッカー面について主に書いてみようと思います。長くなりますので気楽にお付き合いいただけますと幸いです。

といいつつ本題の前に、私の経歴について少しお話ししておきましょう。


バックグラウンドが多様と言われる女サカにあって、私の経歴は特に異彩を放っているのではないかと思います(勝手に思っています)。
小2から地元の男子チームでサッカーを始め、中学進学の際に女子チームに入るもチームに合わず1年で退団。その後中学校の陸上部に入ると陸上の魅力にのめり込み、高校では7種競技を専門として記録と向き合う日々が続きました。
そして大学受験をなんとか乗り越えつくばにやってきて直面したのが、「陸上とサッカーどっちをやるか問題」。コロナ禍により集大成のインターハイは開催すらされることなく涙を飲んだことから、7種でどこまでいけるか試してみたい気持ちもありました。一方でサッカーからは逃げ出したという感覚があり、もう一度本気で取り組んでみたい気持ちもありました。
それで何故女サカに入ったかと問われれば、「なんか、流れ」としか言えません。新生活が落ち着くまでの時間で陸上競技部の入部締切はとうに過ぎ、まあ一旦女サカの雰囲気覗いてみるかと思ったのが入学式2週間後。しかし連絡する勇気はなく、1週間分の勇気を溜め込んでいざ連絡、4月下旬に体験へ。まあここでいっか、というなんとも私らしいテキトーな判断でGW明けにやっと入部しました。


こうして始まった、女サカが中心の生活。
振り返ると私の女サカ生活は、1-3年生と4年生で大きく異なるものとなりました。
1年生。関カレにはメンバー入りさえすることがほとんどなく、試合の日は早朝からメンバー外トレーニングで追い込むのが日常でした。
2年生。日常はそう簡単には変わりません。
3年生。関カレにメンバー入りはするものの出場機会は多くなく、ベンチでアップしながら試合を見守るのが当たり前でした。試合に出たいという思いはありつつも、自分が出てもチームに迷惑をかけるイメージしかできず、闘う心持ちはありません。ベンチにいるということは試合に出る可能性もあるはずなのに、線を1本挟んだ向こう側は別世界で、どこか他人事のように感じていました。

ここまでの3年間は、チーム内の争いになんとか喰らいつこうと必死で、そして負け続けていました。試合に出れない悔しさはありつつ、試合に出なければチームに迷惑をかけることもないとどこか安心してしまう自分の不甲斐なさを、ブランクがあるししょうがないか、という諦めの気持ちとブレンドしてなんとか消化していました。
そんな私の主戦場となっていたのは関東リーグでした。関東リーグは関カレに出れないメンバーで戦うリーグという位置付けであった上に相手のレベルは当然高く、ほとんどの試合が大量失点でのボロ負けでした。そしてこの3年間の関カレと関東リーグを通して、私がスタメンで出た試合で勝利したことはなんとたったの一度もありません。勝利に飢えていたはずが、いつしか勝利をイメージすることはできなくなっていました。


迎えた4年生。シーズンが始まる前に立てた個人目標は、「関カレで戦える選手になる」。終わってみれば関カレ全22試合中、コロナ罹患時以外の21試合に出場、うち20試合はスタメンという結果となり、「戦える選手」になれたかはわかりませんが、「戦った」という事実は作ることができました。
中1でサッカーが止まっている私には、戦術理解なんてものはありません。足元の技術もおぼつかない。それでも3年かけて自分の武器を磨き、苦手はギリギリ隠せるくらいのレベルまで持っていき、関東1部で戦う術を身につけた結果、年間を通してこの舞台で戦うことができました。


忘れられない試合が3つあります。
1つ目は、関カレ前期の帝京平成大学戦。前述の通り、私は勝ったことがありませんでした。2024シーズンに入り出場機会は増えたものの、チームは全く勝てませんでした。自分が出てるから勝てないんじゃないか、なんでこんな自分を出してくれるんだろう、と考えたことも一度や二度ではありません。そうして5月末に迎えた帝京平成大学戦。私の記憶では筑波が帝京平成大学に勝ったことは一度もなく、正直かなり厳しい試合になるだろうと思っており実際その通りでした。それでもロングスローの流れから1点をもぎ取り、相手の怒涛の攻撃を耐えに耐え、試合終了のホイッスルが鳴った時の感情は忘れられません。この瞬間のために私は必死に練習を積んできたのだ、そしてこれを味わうためならこれからも頑張れる、と心から思いました。それほどまでに、私にとって勝利の味は初対面でした。

2つ目は、皇后杯関東予選の浦和レッズユース戦。8月末に大きな試験があり練習をなかなか積めていない中で迎えた大事な試合。しかしマッチアップの相手に手も足も出ず、自分のところから崩されて失点。諦めの気持ちを抱えながらピッチに立ってしまう自分の弱さと、チームを代表して試合に出ることの意味を痛感する試合となりました。選ばれてピッチに立つ以上は自分の事情は全く関係なく、11人の中で自分の役割を果たす責任があるのだと身をもって実感した上、それを負けることでしか感じることのできない自分がチームを代表してピッチに立つことに対する申し訳なさに苛まれ、今後は絶対に何も言い訳にしないと決意しました。

3つ目はなんといっても、関カレ最終節の日本大学戦。勝てばインカレ出場が決定し、引き分け以下だと他の結果次第では2部との入れ替え戦に回るという大一番。あまり緊張しない私が珍しく1週間前からソワソワしていました。そんなとき、家族や女サカの先輩、学類の同期、他大学や高校時代の友達など、多くの人から応援の言葉をもらいました。その言葉を背に、空回りしかねない圧倒的な気合を胸に押し込んでなんとか冷静を装い、試合に臨みました。試合内容は決して良いものではありませんでしたが、それでも終盤にセットプレーから先制したときのベンチやスタンドを含めた会場の雰囲気と、試合終了のホイッスルが鳴った瞬間の景色は一生忘れません。「応援が力になった」というよく聞くありきたりな言葉を初めて実感するとともに、日頃から無条件に応援してくれる人たちへ改めて感謝する機会となりました。
こうして掴んだ、私の競技人生最後の大会となるインカレの舞台。私が1年生の頃に立てた4年間の目標は、「インカレのピッチに立つ」でした。1年生のインカレではチームは西が丘まで進みましたが、私は一度もベンチ入りすることはありませんでした。2.3年生はチームとしてインカレに出場することさえできず。4年生となり遂に叶えた、私にとって最初で最後のインカレのピッチは、とてつもなく悔しいものとなりました。この敗戦は正直まだ引きずっています。それでも、この仲間とインカレに来れて、90分ピッチの上で戦えて、遠くからわざわざ応援しに来てくれた人がいて、久しぶりに見に来てくれたOGさんにゆめ上手くなったねって言ってもらえて、この舞台に立てて幸せでした。


今回のブログはサッカー面だけに絞りましたが、学連としての関カレおよびインカレの運営や、チームを作るための度重なるミーティング、そして学業との両立。オンザピッチだけではなくオフザピッチの面でもたくさんの経験をし、様々な人と出会い価値観を知り、成長することができました。
この4年間、つらい、きつい、と思ったことは数えきれないほどありました。それでも、辞めたいと思ったことは一度もありません。自分で選んだ道だからこそ、絶対にやりきると決めていたからです。やりきることが正義だとは言いません、考えに考えた結果その道からはずれる決断をした人も、また立派です。でも私は絶対に4年間やりきると入部するときに決意した、そのときの自分を裏切りたくはなかったのです。

そしてもうひとつ、4年間大切にしていたことがあります。それは、自分のひとつひとつの成長を噛み締めること。自分より上手い人しかいないこのチームにいると、どうしても劣等感に襲われます。丁寧に蹴ったつもりのパスがズレて怒られたり、自分のところを突破されて失点したことなど数知れず。そんなことは日常茶飯事で心が折れそうな時も、みんなより下手くそな分伸びしろもいっぱいあるんだと無理やり自分に言い聞かせ、重い足を引きずって毎日練習へ向かいました。ひとつのパスを通せた、トラップが浮かなかった、ロングボールが相手DFの頭を越えた、1対1で抜かれなかった、そういった些細な自分の成長を噛み締め、ひとつひとつゆっくり着実に積み重ねてきた結果が、4年目に結びついたのだと思います。
中1のあの時、サッカーを辞めていなければどんな人生だったんだろう、と考えることはあります。もっとサッカー上手くなれていたかなとか、もっと試合に出れていたかなとか思ったりします。でも、あの時つらいものとなっていたサッカーから逃げ出して陸上部に行ったことに対する後悔は、微塵もありません。陸上競技を通じて知った世界があり、生まれた感情があり、身につけた知識と技術がある。それもまごうことない自分の一部であり、自分の武器。そしてその武器があったからこそ、闘い抜くことができた。そう思っています。


最後に。
この4年間、本当に多くの人に支えてもらいました。このチームで苦楽を共にした先輩後輩、スタッフさん、そして同期。遠くまで試合を見に来てくれたり、アメリカからでもライブ配信を見て応援してくれる家族。学業面で切磋琢磨しつつ試合も見に来てくれる学類の同期。インカレ運営で出会った他大学の友達。何かと連絡をくれる高校の同級生。他にも多くの人に支えてもらい応援の言葉をもらい、なんとかやりきることができました。
出会った仲間をこれからも大切にしながら、もらった恩を少しずつ返せるように頑張っていきたいと思います。
4年間本当にありがとうございました。
そしてこのブログが、今試合に出れずに悩んでいる後輩たちや、女サカに入りたいけどついていけるかわからないと不安に思う高校生へ、少しでも勇気を与えられたら幸いです。
これからも筑波大学女子サッカー部への応援をよろしくお願いいたします。

荒井由芽(#36 ちゃちゃ)









<執筆者プロフィール>
荒井 由芽(あらい ゆめ)
学年:4年
学群・学類:医学群医学類
コートネーム:ちゃちゃ
前所属チーム:OSA レイア FC
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:33Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
筑波大学女子サッカー部4年の大牧芽依(#35 のの)です。
今回、同期がきっとかっこいいことを書いてくれるはずなので、私自身はあまりかっこよくないかもしれない4年間について、等身大の言葉で振り返ります。
正直、自分の考えをそのまま書き出すことには少し抵抗がありましたが、引退ブログとして素直な気持ちを語らずに終えるわけにはいかないと思い、この場をお借りします。
少し長いですが、それではお付き合いください。


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はじめにサッカー、そして筑波大学との出会いについて、お話します。

私は中学1年生からサッカーを始めました。

中高一貫の女子校で、「テニスをしてる人って人生充実してそう!」という安直な理由でテニス部に入部届を出しました。しかしその後、友人に半強制的に連れていかれたサッカー部。先輩方がキラキラしていて、監督が面白そうで、そしてなによりチームが温かそうで、その場で入部することを決意しました。

ひょんなことから始めたサッカーですが、ボールを追うことの面白さにがっつりのめり込み、中高6年間はサッカー中心の生活を送りました。(私のことをご存知の方は容易に想像できるかもしれませんが、真っ黒で、サーターアンダギーというあだ名で呼ばれていたこともあります。)

ただ、私の通っていた中高は部活<<<勉強だったため、部活環境が整っているとは言えず、基本的には楽しくサッカーできたらいいよね!という組織でした。(勉強に力をいれている学校だったために、高1でusuallyを「ウサウサリー」、高2でコロナ禍を「ころなうず」と読んでしまう学力だったにも関わらず、なんとか筑波大に合格させていただきました。その点、大変感謝しております!!)

話が少し逸れましたが、そのため、人生で1度は本気で"勝利"を目指す組織に所属してみたいと思うようになりました。
そのような中で、国立大学で唯一関東1部に所属している女子サッカー部がある、経営工学を学ぶことができる学部がある、総合大学であるため様々な考え方や価値観に出会えそう、という点で筑波大学を志望するようになりました。



忘れもしない、2021年4月6日
とにかく女サカに憧れていて、緊張しながらも胸を躍らせながら初めてグラウンドに行った日。ですが練習が終わる頃には号泣してしまいました。今でも鮮明に覚えています。笑(初日からすみませんでした。)

受験で運動をしていなかったいう理由もありますが、そんなことより、あまりにレベルが違いすぎて、こんなすごいところでサッカーするのは厳しいんじゃない...?と正直思いました。

プレースピード、体の強さ、パスの質、戦術...。全く異なるスポーツをしているという感覚でした。


しかしここですごいのが女サカです。
体験後、迷っている私に何度も連絡をくれ、「見学だけでも!外でボール蹴るだけでも!グラウンドにおいで~!」と声をかけていただきました。

そこで何度かグラウンドに行かせていただき、4月の3週目くらいに一緒にボールを蹴ったのが同期のゆめ(#36 荒井由芽)です。体育専門学群ではなく、医学部!しかも高校は陸上をやっていたそうで、ゆめもこれから入部するって言ってるし大丈夫かな、、?と思ったことにも背中を押され、女サカに入ることを決めました。(そんなゆめですが、4年生のシーズン、ほぼ全試合関カレスタメンです。ゆめっちかっこい~!!本当に他学の星です。)



ここから怒涛の女サカ生活が始まりました。

平日4日の練習、土日の試合、様々なミーティング。女サカは、全員が必要だと思うことにまっすぐに動く組織。オンもオフも、自分の時間や労力をかけることを惜しまない組織。本当に"人"が魅力的な組織です。

1年生の頃は毎日、練習についていくことに必死でした。今までとは目指すものも環境も全く異なり、面白いこともしんどいことも盛りだくさん、心身共にフルフル回転でした。気持ちに体が追い付かず、小さな怪我もたくさんしました。ですが、とにかくどうやったら上手くなれるのだろう、と常に考え、最大限吸収できるようにとにかく練習に励んでいました。

2021シーズンは、チームの目標であったインカレ優勝には届かなかったものの、インカレ3位という結果を残しました。全国で結果を出すチームは、チームとしてここまで一体感があるのか、ここまでこだわるのか、、、身をもって体感させていただき、本当に幸せでした。



そして待ちに待ったオフ。
授業もなく、入学後初めてまとまった時間がつくれました。

大学生になったらまずやりたいと思っていた1人旅に、必死に節約して貯めた10万円を握りしめ、リュックサックを背負って出発しました。

まず、実家のある埼玉県から山口県に夜行バスで12時間かけていき、なほ(#19 樋口那帆)のご実家にお邪魔させていただきました。(山口の魅力を最大限感じられる素敵な時間でした!その節は大変お世話になりました。)そこから広島の宮島や尾道、瀬戸内海の小さな島を自転車で1周して、京都や大阪にも行きました。

この旅はとても新鮮で、新しい価値観や経験に出会うことができ、限りある自由な大学生活でどのようなことやってみたいか、改めて考えるきっかけとなりました。

私の考えとして、サッカー頑張りたい。でもそれと同じように、旅に出てみたい、海外に行ってみたい、留学してみたい、ボランティアをしてみたい...。
様々なやってみたいことがあったのです。

そうして、
「2年生のシーズン、悔いなくやりきったと言えるように本気でサッカーしよう。
そして、2年生のシーズン終了と共に女サカを辞めよう。」
と考えるようになりました。



しかし、ここですごいのが女サカです。(2回目)
私の悩みや葛藤を真剣に、怖いほど自分事として考え、意見してくれるのです。(もう正直怖かったです。笑)

インカレ優勝を目指しているチームであるにも関わらず、サッカーだけを本気でやりたいわけではない、という理解に苦しむだろう想いに真剣に耳を傾けてくれました。

多くの方とお話させていただき、自分自身でも時間をかけて様々なことを考えに考えに考えました。時間を作りたい、でも女サカでできることはやりたい。そうして、ほぼ1年かけて悩んだ末、3年生から"スタッフ"として、女サカに関わらせていただくことになりました。



新しい立場で始まった3年生のシーズン、私にとって最も難しいシーズンでした。

選手→学群生のスタッフという立場移行は女サカで初めてだったため、前例がありませんでした。チームに何ができるのか、何からすればいいのか、とにかく手探りでした。

また、時間を他のことにも使ってみたい、だからスタッフをやりたい。これは本気で女サカを勝たせたい、という想いでスタッフをしてくださっていた方に失礼だったと思います。そして、到底理解できないことだと思います。仮に理解していただけたとしても納得できないのも頷けます。

さらに、自分の感情が迷子になることもありました。最初の数か月は、グラウンドでビデオ撮影をしながら目が潤んでしまうこともありました。(ちなみにチャームポイントは、奥二重なので目が腫れないところです。決して一重ではありません。)


あれ、なんでビデオ撮影してるんだっけ?なんで女サカに残ったんだっけ?サッカーしたいかも、、と。サッカー以外のやりたいことに挑戦できていて、自分で悩みに悩んだ末に決断したにも関わらず、色々考えてしまうことも少なくありませんでした。自分の感情を理解してあげることも、そしてコントロールすることも難しかったです。

ですが、グラウンドを見れば頑張っているみんながいて、なんとか気を持ち直すことができていました。いつもありがとう!と言っていただく機会がありますが、それはこっちのセリフだ!!と思っていました。また、「選んだ道を正解にする」という意地もあったと思います。



4年生、最後のシーズン。

話しても話してもなぜか話題が尽きない学年ミーティングから始まり(今では少し学年ミーティングが恋しいです。怖いです。)、シーズンが始まってからはさらに目まぐるしい日々。チーム状況が良くない時期もあり、難しいことも少なくありませんでしたが、間違いなく充実したシーズンでした。

昨年1年の経験から自分にできることが見えてきて、やるべきこと・やった方がいいことが少しずつ自分のものになっていく感覚も掴めました。そして2024シーズンからスタッフに同期のひより(#2 吉岡日和)が加わってくれて、お互いに手探りながらもなんとか協力しながら頑張ったと思います。大変支えられました、本当にありがとう!

また、特に力を入れていたスポンサー活動では、紆余曲折はあったものの、今までで一番大きな契約を結ぶことができました。この0→1の経験はとても面白く、本当に自分の中で大きなものになりました。

そして2024シーズン、なんといっても自慢の同期が一番輝いていました。4年生として何ができるか、常に考え、悩みもがきながらも、行動に移すみんなは本当に私の憧れで誇りです。みんながグラウンドで躍動する姿を見ると心底嬉しかったです。インカレが決まった瞬間の感動はいつまでも忘れないと思います。いろいろな景色を見せてくれて本当にありがとう。

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引退ブログを書いていて改めて気が付いたのですが、本当に様々な方に、色々な面からお世話になりました。たくさん迷惑もかけました。

特に同期には本当に感謝しています。それぞれがそれぞれの強みを持っていて、とても面白い学年だったのではないでしょうか。中でも、安部美楽乃(#9)を知るには時間がかかりました。(まだわかってない点もたくさんあると思いますが。軽自動車に軽油を間違えて入れちゃうおちゃめな一面があることだけ、ここでお伝えさせていただきます。)

そして、女サカのこともそれ以外も応援してくれる大事な人、単位を何度も救ってくれた学類の同期、とりあえずどんなことも笑いに変えてくれる友人。本当に感謝してもしきれないです。ありがとう!!(泣)

両親にも大変感謝しているのですが、普段は絶対直接言えないのでこの場をお借りします。
好奇心は父から、とりあえずやってみよう精神は母から受け継がれたものだと思います。いつもどんな時も、多少の笑える小言と共に背中を押し続けてくれて本当にありがとう。振り返ってみると、ヨーロッパに1か月、英語留学に3週間、海外インターン、先輩が立ち上げたお店のお手伝い、就活支援やボランティア。様々なことに挑戦する機会をいただけました。これを糧にまた頑張ります。


私は、大学のトップレベルの部活動に所属している人間として、かなり珍しいと思います。というより、このような考えや行動を受け入れてくれるトップレベルの組織が珍しいと思います。
女サカに入れて、女サカでサッカーできて、女サカで学生スタッフができて、本当に幸せでした。女サカで出会えた先輩・同期・後輩・スタッフさん、その他お世話になった方々、本当にありがとうございました。


最後になりますが、これからも筑波大学女子サッカー部の活躍を大変楽しみにしております。
OG通信係だったので、これからOG通信を楽しみに生きていきます。(隅から隅まで、染みついてしまった確認グセを発揮させながら読みますね。)


大牧芽依 (#35 のの)









<執筆者プロフィール>
大牧 芽依(おおまき めい)
学年:4年
学群・学類:理工学群社会工学類
コートネーム:のの
前所属チーム:淑徳与野高校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:52Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
4年の山口かの子です。

素直に自分の心の中を書くのは恥ずかしくて、いつも悩んだ末に結局無難な文章に直してしまうのですが、自分のことを書く最後の引退ブログなので書いてみようと思います。ブログあるあるの、拙い文章ですが〜、のくだりを私もします。
本当に拙い文章なので最後まで読まなくても大丈夫です。


私が筑波大学女子サッカー部で4年間過ごして得た知見は、「結局最後は気持ち」です。
筑波大学に4年間通って、しかも「いっちゃん大事なんは技術やろ。」と思っていた1年生の私からは考えられない結論ですが、結局気持ちでした。(昔の私を知っている人は驚くと思います。)

私の中で最も重要だったのは「試合にスタメンで出る」ことでした。これは4年間変わらず、自分を動かす大きな大きな原動力でした。だから、とても感情の波が大きかったなと思います。とにかく試合に出たくて、怪我をしてもトレーナーさんに「監督には言わないでください」と無理を言って離脱しなかったり、木曜日の練習でのゲームで、メンバーが貼ってあるボードを見る度に一喜一憂したり…。自分で自分を苦しめていたなと今では思います。

4年生になって特に、自分のプレーをすること以上に試合に出ることを意識していました。たくさん走って、高い強度で守備をして、ボールを失わずにプレーする。小さい頃からドリブルが得意で、大好きで、ずっと自分でボールを持っていたかったのに、いつしか後ろ向きなプレーが増えていました。正直、ボールを持つのが怖くなって、失いたくなくて、試合に出られなくなるのが怖かったです。

初めに書いた、「結局最後は気持ち」というのは、正確に言うと、自分を信じ続ける力です。目先の利益に飛び付かず、自分が大事にしたいことを、すぐに結果が出なくてもやり続ける。私にはその力が足りなかったなと4年間を振り返って思います。自分の武器を信じて、ボールを奪われても、たとえ試合に出られなくてもやり続けることができれば、消極的なプレーで試合に出るよりももっともっと良い景色が見えていたはずです。もっともっと思いっきり大好きなドリブルができていたんだろうなと思います。そして、もっともっとチームに必要な選手になれていたんだろうなと思います。

少し暗い話(?)をしてしまいましたが、結局私はサッカーのことが本当に本当に、ほんっとうに大好きですので安心してください。うまくいった試合も練習も全然ないし、サッカーって99%は上手くいかないし、なかなか上手くなれないし、勝つのも本当に難しい。けど、たまにある上手いプレーのせいで、たまにある嬉しすぎる勝利のせいで、サッカーが本当に大好きです。自信を持ってプレーできなくなったし、いきいきとプレーできなくなったけど、結局好きです。


もうひとつ、筑波大学女子サッカー部に入って良かったことは、アツくて真面目でストイックで優しい人たちと出会えたことです。女サカのことが本当に大好き(実は女サカ愛がとても強いです)だし、こんなにも良い集団は後にも先にもないなと思います。

誰かがもがいている時、絶対に見放さないし、道を踏み外しそうになった時には正面から叱ってくれる。4年間散々考えてきた「女サカらしさ」は、所属している人が変わっていっても、いつの時代でも残り続ける、正面から向き合える真摯さにあるのかなと思います。全員が女サカの1人であるという意識を持ち、より良くしようと動くことができる。そしてお互いを認めて尊重し合えるような集団だからこそ、この組織のために頑張りたい、誰かの力になりたいと思えました。

「かののドリブル見せたって〜(関西弁)」と言ってくれる後輩、試合前に不安な顔をしている私の背中を叩いてくれる後輩、「かのさんがいっちゃんおもろい」とか言ってくれる後輩(笑)優しい優しいみんなのおかげで頑張ろうって思えました。本当に本当にありがとう。


あとは、7人の同期。

寒いダジャレを言うけど、自分の目標に真っ直ぐ進める人
強い意志を持って、自分の信じる道を突き進むことができる人
アツすぎて、私の家の前で待ち伏せして言葉をかけてくれる人
本当に心が綺麗で優しくて、常に頑張り続けられるあんぽんたん
肩がゴッツくて私のことが大好きで、女サカのことを1番に考えて動ける人
難しい立場ながらも自分ができることを見つけて全うしてくれる人
しんどい顔を見せずに、やるべきことをやり続けてしっかりと結果を出す人

心の底から尊敬できるみんなと過ごすことができた4年間は、ありきたりな言葉になるけど、宝物です。大好き、ありがとう。


いつかの集中応援での「〇〇を食べ物で例えるなら?」というお題で書く掲示物に、希咲(#27菅野希咲)が私のことを青りんごと書いてくれました。

「りんごの芯のように太くて固い芯を持っている。生でも煮ても焼いても消えない存在感がある。王道を外したがる感じがりんごじゃなくて青りんご。」

頑固かつ素直に、煮られても焼かれても、消えない芯をもった人でありたい。自分に素直に、弱さを認めて、目を背けずに。この4年間で得られたのは輝かしい功績でもなんでもないけれど、自分が大切にすべきことに気づくことができました。

4年間辞めなくて本当によかったです。ありがとうございました!

山口かの子(#30 もも)









<執筆者プロフィール>
山口 かの子(やまぐち かのこ)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:もも
前所属チーム:ヴィスポさやま、泉陽高校サッカー部

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:40Comments(1)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
4年の吉岡日和(#2 ペペ)と申します。
最近、YouTubeで密着動画が出た「パフォーマンスコーチ」の人です。

何を書こうか、悩みに悩んで。結局、自分だから伝えられることを自分の言葉で伝えようということに落ち着いたので、文章や言い回しがおかしいところも多々あるとは思いますが、そこは愛嬌ということで。最後までお付き合いいただけると幸いです。

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1年かけて入学した筑波大学。
もともと怪我が多かったので、自分がなぜ怪我しやすいのか。逆にどうしたら怪我しないのか、自分の身体で学びたいと思い、志しました。

女子サッカー部の練習に参加し、いきなり衝撃を受けました。

女子サッカー部では、練習の冒頭にYTRという吉田拓矢TRコーチが担当する動きづくりのトレーニングがあります。それが衝撃でしたね。一番初めに「骨盤歩き」というトレーニングをやったはずなんですけど、まあできない。でもそれもまた楽しい。「この動きができるようになれば怪我しないかも。もっと理想の動きができるかも!」そう期待に胸を膨らませたのも束の間。怪我をしないために学ぶつもりが、怪我に苦しめられる4年間が始まりました。


1年生の7月。
練習試合でボールを持つ相手に後ろからプレスをかけようとして左脚を着地した瞬間。聞き覚えのある嫌な音が鳴りました。高校生の時も一度、右膝前十字靭帯(ACL)を損傷したことがあったのですが、その時と同じ音でした。

「あー、終わったー。」

痛みよりもこれからまた始まるリハビリの日々に絶望して泣きました。もともと冗談交じりで、また膝を切ったらサッカー辞めると周りに言っていたので、「本当にもう辞めようかな。」そう思っていました。
当時、平砂宿舎という6畳あるかないかの部屋に住んでいたのですが、怪我をして心身ともにやられていたので練習も休み、そこで1日中ずーっと過ごしていたんですね。そしたら22時過ぎ、部屋のインターホンが鳴ります。ドアを開けると練習を終えた同期たちが。来る日も来る日も。6畳も絶対にないのに、4、5人くらいで部屋に入ってきました。あーでもないこーでもないって散々話しつくして、またねって帰っていきました。1日の終わり、この数時間に私はどんなに心が救われたか。サッカーを辞めるんだし、部活も辞めよう。でも、部活を辞めたらこの同期たちと関われなくなる。それは嫌だ。よし、もう一度頑張ろう。サッカーがしたいというより、皆と居たいから部活を続けました。

そこから厳しいリハビリの日々が始まりました。もちろん、苦しいことは多くありましたが、自分自身にベクトルを向けてトレーニングをすることが好きでしたし、リハビリを通して身体が変わっていく感覚が分かるのはとても興味深かったです。そして毎日メニューを考えてくれるトレーナー、一緒に復帰を目指し頑張るリハ組の皆が居たから、頑張り続けることができました。

松葉杖が外れて、走れるようになり、練習に部分合流し始めた2年生の5月。
「やっとサッカーできる!」そう期待に胸を膨らませたのも束の間。
神様はそう簡単にはピッチの中には戻らせてくれませんでした。3回目の地獄の音が鳴り、担架に運ばれてピッチの外に出されました。

なんでだろうなぁ。このタッチラインの中には見えない壁があるのか。皆その中に簡単に入っていくのに。


夜中に1Gに散歩しに来ました。ピッチの中から見える景色はどんなだっけ。いつもは超えられないタッチラインをしれっと越えて見てみました。

うーわ、広い。ここでサッカーしていたんだよな。いや、過去形じゃなくて。もう一度実際に復帰してこのピッチに立ちたい。この試練を乗り越えて、ピッチに立つことで同じように怪我で苦しむ人に希望を与えたい。そして今まで支えてくれた人に恩返しするために。よし、もう一度頑張ろう。

また、サッカーがしたいから。頑張ることにしました。

神様は乗り越えられない試練を与えない。それは、嘘だと思う時があります。綺麗ごとです。そんなことわかっています。ただ、その試練に対して自分はどう在りたいか。与えられた題材に対してどのように向き合っていくかだと思っています。
リハビリはもちろんしんどいです。一人黙々とやっていればもっと辛いです。でも、同じことをするのならば、あえて明るく、一緒に頑張る仲間と共にリハビリしていれば案外頑張ることができることに気づきました。たとえ同じことをしていても、どんな意味付けをしていくか。神様は乗り越えられない試練を与えているわけではない、無駄な経験をさせていないと思います。私はこの怪我は無駄ではなかったし、必要な経験だったと今になって思います。例えば、同じように怪我に苦しむ人に寄り添うことができます。すべては分かり切れないにしても、似たような気持ちがわかる分かるからこそ、どんな言葉をかけてもらったら嬉しいか。自分がたくさんの人に支えてもらったように。苦しいとき、ただ話を聞いてもらったように。自分のために、あえて厳しいことを言ってくれた人のように。多くの人に助けられた。だから、今度は自分が皆を支えたいと思い、3度目のリハビリを乗り越えて、タッチラインを越えてピッチに立つことができたけど、今度は自らピッチの外に出ることに決めました。

4年生になり、選手ではなくパフォーマンスコーチとして活動して正直苦しいことは多かったです。何しに来ているのか、わからなくなることもありました。もっと知識があれば、応えられたかもしれないと思うこともありました。それでも作ったメニューに対して弱音を吐かず、真剣に取り組んでくれたリハ組の皆には感謝を伝えたいです。支えたいと思っていたけど、私が皆からたくさん支えてもらいました。本当にありがとう。


長くなってきたので、まとめに入ります。
この怪我を通して、学んだことの一つに失って気付くことのできる幸せがあります。ボールを蹴りたいと願えば蹴れること。何不自由なく日常生活を過ごせること。そのどれもが決して当たり前ではなく、いかに尊いものか。だからこそ、その一瞬一瞬を大切にしながら過ごしていきたいと思います。そしてこれを読んでいる人にもそう過ごしてほしいと願っています。

サッカーの試合ができるのも、当たり前ではありません。
試合に出ている選手がいるから。それももちろんあります。ただ、それに加えてサポートをしてくれる選手や試合を進める審判がいるから。毎日練習のメニューを考え、寝る間も惜しんで試合の分析をしてくれるスタッフがいるから。心身ともに寄り添ってくれるトレーナーがいるから。もっと範囲を広げると今まで育ててくれた家族がいるから、試合が出来ます。


サッカーは11人対11人。そしてピッチのサイズは105m×68mで行われます。でも、本当はもっと多くの人が関わっていて、ピッチの中に入れなくとも皆の想いは一緒に戦っています。素敵なスポーツです、サッカーは。サッカーに関わることができて、良かったと心の底から思います。そしてサッカーを通して出会えた筑波大学女子サッカー部の仲間と思い出は宝物です。特に同期の皆さん。ダジャレを言っても、もはやフル無視。面白いときは素直に笑った方が良いと思いますよ~。冗談はさておき、皆には何度も何度も救われました。感謝してもしきれません。心残りは、練習でさえ全員でサッカーしたことが4年間もあったのに一度も出来なかったことです(もししてたらすみません)。またいつか皆でサッカーしたいね。
そして最後にどんな時でも一番の味方で居てくれた家族に感謝の気持ちを伝えたいです。
いつも本当にありがとう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。今後とも筑波大学女子サッカー部をよろしくお願いいたします。

吉岡日和(#2 ぺぺ)











<執筆者プロフィール>
吉岡 日和(よしおか ひより)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ぺぺ
前所属チーム:仙台育英学園高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:40Comments(0)2024 2024引退ブログ
こんにちは。
筑波大学女子サッカー部4年安部美楽乃(#9 カカ)です。
書きたいことがありすぎて、何を書けばよいのかば分からず時が過ぎ、もう1日前となりました。
頑張って書きましたので、温かい目でお読みいただけたら嬉しいです。

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ある人が言った、「これが現実だと。」
12月22日。
私がとてもとても応援していたチームが負けた。
PK戦までもつれ込んだ熱く長い戦いだった。
ピッチで戦う選手をみて、とてつもなく体は寒いのに心は熱かった。

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2021年インカレ3位
2022年インカレ出場なし
2023年インカレ出場なし


苦しくて歯がゆい思い出が多かった日々。
決して強いと胸を張って言うことができない、筑波大学女子サッカー部。

「これが現実。」

始まった新シーズン、何が何でもインカレに出場して、結果を残したい。それしかなかった。
まずは、インカレに出場する。そのためには、どうすればいいかステップを考えた。
どうすれば強い、勝てるチームをつくることができるのか。
私自身、何ができて、何を高めなければいけないのか。
チームは何が強みで、何が足りないのか。
自分で考えるだけではなく想いを共有して、同期、スタッフさん、いろいろな人と話をした。やれることは何でもやった。(選手同士で言い合えるMTを企画して本音を言い合ったり、BBQといったレクリエーションをいれてリフレッシュをしたり、、、)私と同じくして、4年生の同期も、各々がいろいろなことを考え行動した。スタッフさんもチームが勝つ方法を追い求めた。後輩もそれぞれが自分自身と向き合い、成長していった。そして、その姿を見て、たくさんの方がこのチームを応援してくださり、力をくれた。    


そうして、掴んだインカレ出場。
決して、自分たちの力だけではない。運もあったかもしれない。でも、なんでもいい、インカレ出場。

「これが現実。」

やっと、1つ達成した。ここからだ。


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ここで、女サカにはこんな仲間がいる、を伝えたい。




30人の仲間を書いてみた。
(スラスラと思うがままに書いたので気になる方は私まで。
 こんなに個性豊かなメンバーがいたら監督も悩みに悩むことでしょう(笑))

足が速くて頼れるドリブラー、風を切って走るサイドアタッカー、何か起こしてくれそうなスピードスター、細いけど頼れるディフェンス職人、等々(まだまだ説明しきれないほどいるので省略しますね、、、)
ピッチ上だけじゃない。
学業で忙しいのにも関わらず、責任を持って女サカの仕事を全うする人、
悩んでいる人、苦しそうな人がいたら手を差し伸べる人、
なんといっても真面目がすぎるほどの真面目な人、そんな仲間で溢れている。


私は思っていた。
仲間なんて綺麗ごとで、互いがライバル、仲間を引きずり下ろせば、自分が出られる。スポーツって、サッカーって、チームって結局はそんなもんだと。

でも、今は少し違う。
このチーム、この仲間、このスタッフさん、この女サカで結果を残したい。
自分のためだけじゃない、仲間のために、チームのために走って、闘って、勝ちたい。こんな素晴らしい仲間、組織、環境は二度とないから。

ピッチに立ちたいけど立てない、いろいろな思いを抱えた女サカの仲間。
日頃からご支援してくださるスポンサー企業、地域の飲食店の方々、大学の職員の方々。
いつも応援に来て下さるファンの方々
今までの女サカを築いてきたOB・OGの方々。
そして、いつも遠くから見守ってくれている家族。

その人たちがいて私たちの今がある。今の女サカがある。みんながここにいる。
だから、感謝の想いを持ってピッチに立つ。何が何でも勝ちたい。
このチームで、この仲間と。心からそう思う。


だから、とても楽しみ。楽しむしかない。
さあ、いこう。


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P.S
余談ですが、もし緊張している仲間がいればと思い、ここに綴ります。
女サカInstagramインカレカウントダウン7日前の投稿(私のお気に入り)、こんな真面目に、こんなふざけたことをやれる仲間がいるって最高じゃないですか、私たち。(笑)あと残りわずか、みんなで戦いましょう!

安部美楽乃(#9 カカ)





<執筆者プロフィール>
安部 美楽乃(あべ みらの)
学年:4年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:カカ
前所属チーム:十文字高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:24Comments(0)2024 懸ける想いがあるから2024
こんにちは。
筑波大学女子サッカー部3年の三村沙良(#45 リタ)と申します。

今回のブログでは、私がサッカーに取り組む「原動力」とインカレへの意気込みについて執筆させていただきました。

普段、頭の中でぐるぐる考えていることを初めて文字に起こしてみました。
書いてる途中でよく分からなくなり、書くのを止めて、また考えては書き、消してを繰り返して、もういいや!と思って提出しました。

(女サカのブログ班の方、遅くなってしまいすみません。)

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「劣等感」



私の原動力。
それは「劣等感」です。

常に人と比べ、自分を劣位に置くことで自分を奮い立たせる。
そうやって私は努力してきました。


女サカには
サッカーが上手い人、嗅覚が鋭い人、アイディアが面白い人、賢い人、視野が広い人、芯がある人、情熱的な人、人の意見を受け入れられる人、挑戦し続けられる人、努力を楽しめる人、人の成功を喜べる人、面倒くさい仕事を自ら引き受けられる人、人を叱れる人。


挙げ始めるとキリがないほど、尊敬する人がたくさんいます。


こんな感じで他人の良い所を見つける度、その分私は自分の小ささに落胆してしまいます。


人と比べるのにはキリがありません。
そして自分の劣等感ばかり募ります。
苦しく、自己嫌悪に陥ることばかりですが、その負の感情ほど強力な力を持ち、自分を突き動かしてくれるものはないと思っています。


常に人と比べ、劣等感を感じる。
だからこそ現状に満足せず、自分を成長させることができる。
それが私なりの努力の方法であると認識しています。


「劣等感」という感情と向き合い続ける努力はあまり楽しいものではありません。
できることなら違う努力ができるようになりたいというのが本音です。
他者との比較とかあれこれ考えず、ただ純粋にプロサッカー選手を夢見ていた小学生時代の心を取り戻したいとさえ思ってしまいます。



特にここ2年間は劣等感との向き合い方に悩んでいます。
劣等感を感じ続けると、自己否定に陥る。そして、他者からの承認や他者に勝つことでしか自分の価値を感じられなくなる。
自分の心を削りながらサッカーしているような感覚になり、サッカーから離れたいと思ったことは何度もあります。



サッカーを続けていくことへの不安や恐怖を抱えている時、自分に言い聞かせている言葉が2つあります。


1つは
「自分にベクトルを向ける」


皆さんも耳にしたことがあるフレーズだと思います。


他者との比較は自分の成長させる手段である。
しかしふとした時に目的を見失い、自己嫌悪に陥り、他者からの承認なしでは自分の価値を感じられなくなる。


そんな状況に陥る度、他者の評価や承認に依存せず、自分の目標や価値観に従い、成長にフォーカスし続けるよう、自分自身に言い聞かせています。



そしてもう1つは
「今日も、少しだけでも上手くなろう」
ある方がくれた言葉です。


見えない先のことを考えて不安がるよりも、今目の前にあることに集中すること、
どんなにサッカーが嫌になっても、やる気がなくても、「少しだけでも上手くなろう」と意識して取り組むこと、
様々な大切なメッセージを感じ取ることができます。
努力を強要するわけでもなく、そっと背中を押してくれるような温かさがあり、私を励ましてくれる言葉です。



さて、ここまでの文章ではネガティブな感情に焦点が当てられていましたが、そんな私にもサッカーを前向きな気持ちで楽しめる理由があります。


それは、素敵な仲間の存在です。


この人のために戦いたい。
この人と喜びを分かち合いたい。
そう思わせてくれる仲間


常に私の何歩も何十歩も先を行き、いつでも自分に目標を与えてくれる、尊敬できる仲間


私は尊敬する仲間とともに様々な感情を共有し、共に目標を達成できた時に、これ以上ない幸せを感じることができます。


インカレが決まる前の1週間。
「勝ったらインカレ、負けたら入れ替え戦」という状況に立たされ、気がおかしくなる程のプレッシャーを感じていました。
そのヒリヒリ感を共有できたこと、そしてホーム最終節で勝利し3年振りのインカレ出場権獲得という最高の喜びを共有できたことは、私のサッカー人生において最も大きな経験になりました。


このチームで、この仲間で、インカレで少しでも長く一緒に戦いたいです。
今はもうそれだけです。


そのために毎日少しずつ成長していきたいと思います。
そしていつか、他人と比較しなくても自分の価値を自分で認められるような自立した人間になりたいと思います。



最後まで読んでくださりありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援よろしくお願いいたします。


三村沙良(#45 リタ)



<執筆者プロフィール>
三村 沙良(みむら さら)
学年:3年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:リタ
前所属チーム:十文字高等学校

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:27Comments(0)2024 懸ける想いがあるから2024
はじめまして。
人文・文化学群日本語日本文化学類2年の髙山朱花(#47 マリ)です。


先日、小学生の頃から大切にしている本を久しぶりに読み返したら、「頭の中だけに閉じ込めているものに意味はない。」とあったので、覚悟を決めるつもりで書きました。
拙い文章かつ長いですが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


『真実は貴女に追いつく』


私が高校時代に所属していた、聖和学園高校女子サッカー部の顧問の先生が、繰り返し口にしていた言葉です。
聖和OGの方々は、「高校卒業後にようやくこの言葉の意味を理解した。」と話していました。
私もまた、そのうちの1人です。



11月3日、チームには「インカレ出場」という形で真実が追いつきました。


試合に向けて練習メニューを作り、毎試合細かい分析を提供してくれる監督・スタッフの方々。
毎日選手のコンディションを考え、リハビリ組にメニューを作ってくれるトレーナーさん。
同じ目標を見据えて直向きに走り続けた選手。
そして、この部を応援して下さる方々。
女子サッカー部に関わる、全ての人たちの積み重ねの結果が、「インカレ出場」に至ったのだと思います。



では、私自身にはどのような真実が追いついたのか。


「関カレ22試合中12試合出場1得点」


インカレに直接関わる関カレだけに絞りましたが、非常に情けない真実が追いつきました。
チームに追いついた真実は、あくまで自分ではないみんなが積み上げてきたものであって、そこにほとんど貢献できていないことが分かります。


弱さが前面に出たシーズンでした。
史上最も弱い自分に出会い、とても苦しみ、やはり自分は弱いんだと痛感させられました。


それでも、弱いことを認めることで、弱いながらにも強くあろうとすることを覚えました。
弱いことを知っているから、それ相応の積み重ねをする。
どうしても苦しいときは、弱いままに他人を頼る。
今年は、「強いふり」なんてせずに、嬉しいときはたくさん笑ったし、つらいときはボロボロな姿で足掻きました。
感情を包み隠さず表現することは、自分を大切にすることだと、そう教えてもらいました。


女サカには、
何度復帰と離脱を繰り返しても、「待ってる。」と言い続けてくれる熱い仲間がいて、
「ボールは友達って言葉が1番似合う。」なんて粋な言葉をくれる先輩たちがいて、
語らずとも一緒に頑張ろうと思い合える同期、何者にもなれる元気が溢れ出た後輩たちがいる。


そんな最高の環境の中で、感情を曝け出しつつも自分のコントロール下に置くことで、弱い自分と闘う決意も固まりました。


私個人としては悔しさが勝るここまでだったけど、チームとしては「インカレ出場」。
これからがあって、次に追いつく真実は初戦の12月24日。
まだあと1ヶ月半(47日)の時間が残されています。(※これを書いたときの日数です。)
チームに追いついた真実と、個人に追いついた真実とで、差異が生じてしまった事実。


この事実を変えていくためには、つまりより良い真実が追いつくようにするためには、残された時間で更なる進化をする必要があります。
今の私が手にしているものは、「足りなかった積み重ね」ではあるけれど、「これからの糧」になることは確かです。


チームも私個人も、まだまだ強くなれます。強くなる必要があります。



さらに、私には目標があります。


『「筑波大学女子サッカー部」が、全国の舞台で、ピッチ内外で躍動して、組織の魅力を多くの人に届ける。』


ここに関与したいです。


これまでの悔しさを発揮する場所は、もちろんピッチ上で在りたいですが、あくまでピッチ内外にこだわりたい。
他大学や大会関係者の方々とのやり取り、決着がついた試合後の立ち振る舞い。
その一つひとつが、筑波大学女子サッカー部の責任を背負うものであり、組織の魅力を発信する場だと考えています。


言葉にするのは簡単ですが、絶対にこれを成し遂げると決めています。
自分に追いついた真実が、あまりに情けなく不甲斐ないものだったからこそ、より一層多方面で闘って魅せることに執着しようと思っています。


次はどのような真実が追いつくのか。
最高峰のものが追いつくように、過程にこだわって、コツコツと積み重ねていきます。


長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
「言っていることとやっていることが違うよ。」と思った際には、直ぐに叱ってください。しっかりと受け止めて、修正します。


これから始まるインカレに向けて、チームはまた再出発しています。自分たちを信じて、着実に闘っていきますので、今後とも応援のほどよろしくお願いします。

髙山朱花(#47 マリ)





<執筆者プロフィール>
髙山 朱花(たかやま しゅか)
学年:2年
学群・学類:人文・文化学群日本語日本文化学類
コートネーム:マリ
前所属チーム:聖和学園高等学校
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:33Comments(0)2024 懸ける想いがあるから2024
こんにちは。
筑波大学女子サッカー部ログ2回目の執筆、1年中出朱音(#8 ベン)です。(ちなみに登場は3回目です!!)


11月3日最終節vs日本大学との一戦は、激闘でしたね!
この試合の前の1週間、どれだけ緊張したことか…今思い出すだけでも鳥肌が立ちます。

そんな一戦が終わり、私の今の感情は、インカレ出場を決めることができた安堵感と、1年の早さに驚く焦燥感に駆られ、グチャグチャです。(笑)


そんな中、今回は、1年間を振り返りつつ、『懸ける想いがあるから』というテーマでインカレに向けた意気込みを書いていきたいと思います。


1年間の関カレを通して、私が感じた筑波大学の凄さは、

“格上相手にも引けを取らないこと”

これは、筑波大学のみせる“粘り”でもあると思います。


一方で、アドバンテージを得た試合や必ず勝ちたい試合で勝ちきれず、結果を残せない。
これが、筑波大学の決定的な課題であると感じています。


正直、関カレで筑波大学が内容で勝てた試合は1試合もないと思っています。
(すみません、かなり辛口で言わせてもらっています。)

“奇跡だけでは全国で勝ち上がっていけない”

私はそんなふうに思います。


最終節の日本大学戦、1つのフリーキックから生まれた劇的ゴールでなんとかインカレ行きを決めたこと、これまでの関カレの試合の中で、何度も相手の決定的なゴールシーンをポストなどに救われたことや相手の様々な事情によりメンバーに変更があったことなどたくさんの奇跡や運に助けられてきました。

勝負事において、奇跡を呼び寄せる力・運を惹きつける力も大事ですが、
はっきり言ってそれだけでは、ハイレベルな全国大会では通用しないと思います。
筑波大学には、今シーズンの最大の課題「勝ちきれるサッカー」というものを体現できるかが勝利への鍵になってくると思います。


だからこそ、私は「もっとゲームを組み立てられる存在になりたい」「得点を導くようなプレーをしたい」と思っています。


実は、私自身この1年間、サッカー人生最高の得点数とアシスト数を記録しています。
試合に出られる機会が増えたのと、前期から後期にかけてセンターバックからボランチにポジションが変更し、得点に絡みやすくなったことはあると思うのですが、かなり得点とは無縁なところでプレーしてきたので、少しでも得点に絡めるようになったのは、私自身すごく嬉しいことですし、自信になります。
何より、やはり点を決めることはやりがいになりますね。(笑)


しかし、これまでボランチの経験があまりなく、経験値不足もあるかもしれませんが、圧倒的な実力不足も感じています。

“私1人ではゲームを作ることもできないし、得点に導くようなプレーもなかなか安定してはできない。”

そんな自分自身の不甲斐なさに落ち込むことも多いです。


このチームで活動してきて、自分の理想のプレーとチームが求めるプレーの違いに混乱して自分を見失ったこともあるし、「自分が何かしなければ」という思いがプレーを狂わせ、何も上手くいかなくなった時期や、イメージを統一したり、膨らませてほしいという気持ちから伝えていた言葉が「自分の理想を押し付け、仲間のプレーを制限してしまっているだけなのかな」と言葉で伝える難しさを感じ、黙り込んでサッカーする時期などもありました。

この1年足らずの期間でも、私自身の中でプレーや感情の波があり、多くの壁にぶつかりながら歩んできたと思います。


上手い人が溢れかえるようにいたチームの中で、これまでは脇役のようなプレーしかできなかったです。
その中でも、プレーや背中でチームを引っ張っていける人って凄くかっこいいですよね。
私もそんな人達に憧れて、「私がチームの中心核となり引っ張る存在になる」と誓って筑波大学に入学してきました。

だから、この決心に嘘がないようなプレーで勝利に導くことが、私のインカレに向けた『懸ける想い』です!!


このままでは、まだそんな存在になれないのが現実です。
山積みのようにある自身の課題を1つずつ自分のものにしながら、少しでもそんな存在に近づいた状態でインカレに臨みたいです。
まだまだ成長できる自分が嬉しいです!


そして、全国大会で両親に“得点のプレゼント”をしたいですね!
(けれど、あまり欲が前に出過ぎるのは良くないので、チャンスが来た時に確実に掴み取れるように、残り1週間ですがしっかり準備をして行きます!)


長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
インカレでも筑波大学への熱い応援をよろしくお願いします!!
共に戦い、勝利を掴みましょう〜!


中出朱音(#8 ベン)




<執筆者プロフィール>
中出 朱音(なかで あやね)
学年:1年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ベン
前所属チーム:藤枝順心高等学校  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 23:21Comments(0)2024 懸ける想いがあるから2024


2024.10.19(土)
関東大学女子サッカーリーグ1部後期第9節
vs東京国際大学



この日は今シーズン2回目となる「集中応援」を行った。


集中応援とは、多くの方々に来場していただき、一緒に試合を盛り上げるために“集中”的に“応援”を行うホーム戦のことである。
集中応援では試合はもちろん、観客の方々に楽しんでもらえるような企画を行っている。
今回の集中応援では、「這い上がれ」をテーマに掲げた。
後期第8節終了時点での筑波の順位は8位。
インカレに出場するためにはさらに勝ち点を積み重ねていく必要があり、皆さんの応援の力を借りて勝利を掴み取るための重要な一戦となった。


試合戦況
曇り空の中、関カレ後期第9節が行われた。相手は直近3試合負けなしと好調の東京国際大学。自力でインカレ出場の切符を掴むために何としても勝ち点3が欲しい筑波は、相手の得点源である前線の3選手を抑えること、ロングボールを活用しながら相手陣地でプレーすることを確認し、会場に集まった150人の応援を背に試合に臨んだ。
立ち上がりは筑波が良い入りを見せたものの、一瞬の隙を突かれピンチを迎える。前半10分、自陣ペナルティーエリア付近でボールを奪われると、ドリブルで持ち込まれてシュートを打たれる。しかし、GK前田(#21)の見事なセービングで失点を防ぐ。ピンチを切り抜けた筑波は前半18分、自陣中央でFKを獲得すると、素早いリスタートから田村(#37)が相手陣左サイドで仕掛ける。田村(#37)が突破し切ることはできなかったものの、こぼれ球を朝倉(#5)が拾いクロスを上げる。ファーサイドに流れたボールに反応した中出(#8)が押し込むと相手にクリアされたもののゴールラインを割ったという判定となり得点。筑波が待望の先制点をあげ1-0となる。一進一退の攻防が続く中、前半40分、左サイドからゴール前にボールを放り込まれると、筑波守備陣がクリアし切れず、ゴール前でフリーになっていた相手にボールがこぼれる。このボールにダイレクトで合わせられるも再びGK前田(#21)が立ちはだかり、前半を1-0で折り返す。
後半は相手に押し込まれ耐える時間続くが、後半14分、CKのチャンスを迎える。キッカー中出(#8)のボールに朝倉(#5)が頭で合わせるも、ポストに阻まれ追加点とはならない。その後も互いの意地がぶつかり合い激しい攻防が続く。後半45分、自陣中央付近で相手にFKを与えてしまう。ゴール前にボールを放り込まれるも、バーを叩き難を逃れる。最後は相手陣で時間を使い試合は終了。苦しい時間帯も全員で守り抜き、インカレ出場に向けて大きな勝ち点3を手に入れた。
試合の様子




集中応援の見どころは試合だけではない。
当日はMDP(マッチデープログラム)の配布や掲示、グッズ販売、ハーフタイムの抽選会など様々な企画を部員が一から考案。
掲示物ではスポンサー紹介、順位表、個性溢れるMBTI紹介、そして部員一人ひとりの意気込み付きプレー写真などが貼られ、当日にはたくさんの方が足を止めて見ている様子がうかがえた。



また、集中応援当日に配るMDPでは、注目選手へのインタビューや部員紹介などが収載された。普段お見せできていない女サカの個性や魅力を知っていただく絶好の機会となったに違いない。



当日配布されたMDP



他にもハーフタイムでの抽選会や、集中応援限定ブロマイドをはじめとする女サカグッズの販売を行った。
最後には最高の勝利をお届けできたことで今回の集中応援は大盛況の中、幕を閉じた。

抽選会の様子



最後に
今回の集中応援では、OG・OBの方々や蹴球部員、保護者の方々をはじめとする約150名の方々に会場に足を運んでいただきました。
改めまして、たくさんの応援ありがとうございました。

12/24(火)からいよいよインカレが始まります。
今年度は第1~3回戦は茨城県ひたちなか市、そして準決勝以降は大学女子サッカーの聖地「味の素フィールド西が丘」での開催となります。
今シーズンの集大成となるこの大会でみなさんと喜びを分かち合えるよう、
チーム全員で目の前の一戦一戦に全身全霊をかけて闘います。
お時間のある方はぜひ会場で、筑波大学女子サッカー部への熱い応援をよろしくお願いいたします!
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:01Comments(0)2024 集中応援2024
こんにちは。体育専門学群1年の米山優和(#31 ゆず)です。


今回は、体育専門学群の二次試験の試験内容と私が行った対策について書かせていただこうと思います。
今はまだ共通テストの勉強で頭がいっぱいだと思いますが、この時期から少しずつ二次試験のことを考えておくことで、共通テストが終わった後にすぐに二次試験へと切り替えることができると思うので、少しでも参考にしていただけたら幸いです!


私は主選択をサッカー、副選択をバスケで受験しました。


1日目

【保体論述試験】
保健分野2題(150字×1、250字×1)
体育分野2題(150字×1、250字×1)


試験時間60分


保健体育の論述は、小論文のように自分の考えを書くのではなく、ある程度決まった解答を書かなければいけないため、保健体育の教科書を読み込むことが必要になってきます。私は高3の夏ごろから予備校に通い保体論述の対策を週に一回程度やっていましたが、本格的に勉強を始めたのは共通テストが終わってからでした。具体的には、教科書をとにかく何周も読み込むことから始め、そこからある程度暗記できてきたら、過去問などを元に自分で作った問題を解くということをひたすらやっていました。最終的には単語を思い浮かべた時にその分野の教科書の文章をほとんど言えるくらいには覚えたうえで試験に臨みました。また、かなり範囲も広いため山を張って勉強したくなりますが、問題は4つしかなく、もしも勉強をしなかった分野が出てしまったときに何も書けないとかなり点数を落としてしまう可能性があるので、大変だとは思いますがまんべんなくすべての分野に目を通しておくことが大事だと思います!


【主選択:サッカー】

はじめに30分程度アップをする時間があります。

・対面パス
センターサークル幅の距離で2人組のパス交換を行う。

・ドリブルからのシュート
ジグザクに置かれたコーンの外側を通るようにドリブルを行い、最後にシュートを打つ。

・4対2のポゼッション(1分×3セット)
鬼は時間交代で、順番に全員行う。

・ミニゲーム(5分×3セット)
受験生が12人だったため、6対6のミニゲームを行った。

*キーパーは全ての試験が終わった後に別でシュートストップ(6本)、クロスキャッチ→パントキック(左右2本ずつ)、ゴールキック(3本)のテストがありました。


当日はプレーする時間よりも待ち時間の方が長く、短い時間でアピールしなければいけない難しい状況ですが、あまり緊張しすぎず、いつも通りのプレーを心掛けることが何よりも大事だと思います。また、今まで一緒にプレーしたことのない人ばかりだと思うので、積極的にコミュニケーションをとって少しでも自分がプレーしやすい状況を作ることも大事だと思います。


2日目

【副選択:バスケ】

バスケもサッカーと同様、試験前にアップをする時間がありますが、ボールを触ることはできませんでした。

・ボード当て(30秒)
ボールをボードに当て、ペイントエリアのサイドラインを越える。

・8の字ドリブル(30秒)
ボール1個(主選択の場合は2個)で8の字のドリブルを行う。

・ゴール下シュート(30秒)
リング下から左右交互にシュートを行う。

・オールコート
往路:ボードに当てたボールをリバウンドキャッチ→コートサイドにいる補助学生にパス→パスをもらう→ドリブル→レイアップ
復路:ジグザグドリブル(コーンの置いてある3か所で技)→2ポイントシュート→3ポイントシュート


実技試験でバスケが他の競技と違うのは、最後のオールコートの種目以外はすべて数値として結果が出て、それがそのまま点数に繋がるということです。主観的な評価ではないため、練習した分結果として繋がりやすいというメリットもありますが、ミスを重ねてしまった際には大きく点数が下がってしまうというデメリットもあります。
私は副選択をバスケと1500mで迷いましたが、共通テストが終わった後に走り込める自信がなかったのと、キーパーの動きとの親和性も高く、自分1人で練習しやすいという理由で副選択にバスケを選びました。高3の10月ごろから高校のバスケ部の顧問の先生に授業の空きコマなどの時間を使って教えてもらいながら練習をしていました。練習を始めた当初は、とにかくすべての種目のコツをつかむためにひたすら練習していましたが、徐々に本番の状況に近づけるために、ボールを使わずにアップをして一発勝負で計測をするなどの練習もしていました。


私は10月の末までクラブチームでサッカーをやっていたため、周りと比べて明らかに勉強量が足りていないことに常に焦りを感じていました。また、受験生にとって勝負の夏と言われる夏休みも、練習でヘトヘトになりほとんど勉強に手がつきませんでした。だからこそ引退してからの2ヶ月間の追い込みはかなりきついと感じることも多かったですが、そんな時に心の支えとなったのは、切磋琢磨しながら一緒に勉強をしていた学校の友人や全力で受験を応援してくれるチームメイトでした。
模試の判定や周りの声が気になり、焦りや不安を感じることもあると思います。そんな時こそ、少し細かく今の自分の状況を分析して、科目ごとに「あと〇点取れるようにしよう!」と前向きに目標を立ててみてください。
受験を決して孤独な闘いと思わず、頼るところは周りを頼って、息抜きも大切に、最後の最後まで頑張ってほしいです。


長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんと一緒にプレーできる日を楽しみにしています!


米山優和(ゆず)





〈執筆者プロフィール〉
米山優和(よねやまゆうわ)
学年:1年
学群・学類:体育専門学群
コートネーム:ゆず
前所属チーム:湘南ベルマーレ U-18 ガールズ  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:09Comments(1)2024 受験生応援企画2024