2020年12月22日
集大成
今シーズンの集大成であり、4年間の集大成でもあるインカレまであとわずか。
毎日数字が減っていくカウントダウンのホワイトボードを見て、わくわくしたり緊張したり、寂しくなったり闘志がみなぎったり、色々な感情がこみ上げてくる。
グラウンドに集まって、練習をして、試合をして、ミーティングをして、みんなと話したりふざけたりして笑って、そんないつも通りの中のふとした瞬間に、とてつもない幸せを感じる。
インカレに向かっていく、いつも通りではありながら特別な毎日の中で、
「やっぱり私は、サッカーが好きで、女サカが大好きで、女サカのみんなが大好きなんだな~。」と改めて思って、
「一日でも長くこのチームでサッカーをしたい」という想いが日に日に増していく。
このチームで目標を達成して、みんなで年を越して、西が丘に行く・・・想像しただけで胸が高鳴る。
目標は「ベスト4」。
全てを懸けて、絶対に達成したい目標。
ベスト4を目指す上で、インカレに出場することはあくまで通過点なのかもしれない。
でも、インカレに出場できることは、当たり前のことではない。
筑波大学女子サッカー部で過ごしてきた4年弱。
本気でインカレを目指して、闘って、それでも届かなくて涙を流す先輩の姿を見てきた。
自分自身も、届かない悔しさを経験した。
時に悔しい気持ちを押し殺して、チームのために動く仲間がいた。
チームの勝利のために、責任や期待を背負って闘う仲間がいた。
自分の時間を犠牲にして、チームのために尽くしてくださるスタッフの方々がいた。
どんな時も応援してくれる人、支えてくれる人、家族がいた。
このチームに関わってきた、関わっている、全ての人の想いや積み重ねがあって、だからこそ私たちはインカレの舞台に立てる。
今シーズンも、一人一人が努力を重ねて、自分やチームと向き合って、悔しいこと苦しいことも乗り越えて、ようやく辿り着いた。
さらに、今シーズンは、「新型コロナウイルス」という目に見えない巨大な敵が立ちはだかった。
その敵に、インカレ出場に懸ける想いをぶつける場すらも奪われてしまったチームがある。
その敵のせいで、インカレに出場できないチームもある。
依然終息の兆しが見えない状況の中で、大会を開催するために尽力してくださっている学生や関係者の方々がいる。
だから、インカレに出場できることに心から感謝をして、大好きなみんなと臨めるインカレの舞台を心から楽しみたい。
その感謝や喜びを、4年間で重ねた想いを、自分にできる形で表現したいと思う。
そして、自分達が積み重ねてきたことや時間が間違っていなかったということを、結果で証明したい。
最上級生として、主将として臨んだ今シーズン。
ここまで、不甲斐ないこと、情けないことの連続だった。
思い切りサッカーを楽しんで欲しい、女サカで過ごす日々を生き生き楽しんで欲しいと思っているのに、後輩を悩ませてしまったり泣かせてしまったりしたこともあった。
同期にも、スタッフの方々にも、数え切れないほど迷惑をかけた。
何もできない自分への怒り、チームに対する申し訳なさがどんどん膨らんで苦しかった。
それでも、練習に行けば、いつも全力で一生懸命にプレーをする、リハビリをするみんながいて、その姿に何度も力をもらった。私たちのために、勝利のために、考え抜かれたトレーニングやケアをしてくださるスタッフさんがいて、成長と結果で恩返しをしたいと思った。
その力や思いが原動力となり、なんとか踏ん張れた。
共に悩んで支え合ってきた同期、どんな時も信じてくれた後輩、たくさんの大切なことを教えてくださった平嶋さんをはじめとするスタッフさん、いつも気にかけて応援してくださる先輩の存在があったから、ここまで来ることができた。
正直、苦しい時辛い時は、全てを投げ出して逃げ出したいと思うこともあった。
でも、その苦しくて辛かった経験や時間に、何一つ無駄なことはなかったと思っている。
だからこそ、結果でそれを証明したい。
そしてもちろん、苦しいこと辛いことばかりではなかった。
みんなのおかげで、嬉しい勝利、笑顔の瞬間をたくさん味わえた。素晴らしい経験ができた。
だからこそ、勝って、目標を達成して、みんなを最高の笑顔にしたい。みんなの弾ける笑顔が見たい。みんなと一緒に最高の景色を見たい。
ここまで、散々みんなに助けられて、支えられてきた。
最後くらい、主将として、胸を張ってチームを引っ張って、みんなに力を与えたい。
下手くそだし不器用だし頼りないけど、声で、闘う姿勢で、懸ける想いで、チームを引っ張る。
きつい時、下を向きそうな時があっても、自分を見たら、「もう一歩頑張れる、大丈夫」とみんなが思えるように。一番強い気持ちで、チームを勝利へ導く。
大学4年間で最後の大会。
仲間、ここまで応援してくれた、支えてくれた全ての人、家族への感謝を伝える。
筑波大学女子サッカー部での4年間、14年間のサッカー人生の全てを懸けて闘う。
最高の舞台で、最高の仲間と、最高の笑顔で終わる。
最善の準備をしよう。
自分を、仲間を、チームを、積み上げてきたことを信じよう。
「結心」を体現して、心を一つに闘おう。
絶対に西が丘に行こう。
そして最後は、絶対に笑って終わろう。
#2 小平真帆

毎日数字が減っていくカウントダウンのホワイトボードを見て、わくわくしたり緊張したり、寂しくなったり闘志がみなぎったり、色々な感情がこみ上げてくる。
グラウンドに集まって、練習をして、試合をして、ミーティングをして、みんなと話したりふざけたりして笑って、そんないつも通りの中のふとした瞬間に、とてつもない幸せを感じる。
インカレに向かっていく、いつも通りではありながら特別な毎日の中で、
「やっぱり私は、サッカーが好きで、女サカが大好きで、女サカのみんなが大好きなんだな~。」と改めて思って、
「一日でも長くこのチームでサッカーをしたい」という想いが日に日に増していく。
このチームで目標を達成して、みんなで年を越して、西が丘に行く・・・想像しただけで胸が高鳴る。
目標は「ベスト4」。
全てを懸けて、絶対に達成したい目標。
ベスト4を目指す上で、インカレに出場することはあくまで通過点なのかもしれない。
でも、インカレに出場できることは、当たり前のことではない。
筑波大学女子サッカー部で過ごしてきた4年弱。
本気でインカレを目指して、闘って、それでも届かなくて涙を流す先輩の姿を見てきた。
自分自身も、届かない悔しさを経験した。
時に悔しい気持ちを押し殺して、チームのために動く仲間がいた。
チームの勝利のために、責任や期待を背負って闘う仲間がいた。
自分の時間を犠牲にして、チームのために尽くしてくださるスタッフの方々がいた。
どんな時も応援してくれる人、支えてくれる人、家族がいた。
このチームに関わってきた、関わっている、全ての人の想いや積み重ねがあって、だからこそ私たちはインカレの舞台に立てる。
今シーズンも、一人一人が努力を重ねて、自分やチームと向き合って、悔しいこと苦しいことも乗り越えて、ようやく辿り着いた。
さらに、今シーズンは、「新型コロナウイルス」という目に見えない巨大な敵が立ちはだかった。
その敵に、インカレ出場に懸ける想いをぶつける場すらも奪われてしまったチームがある。
その敵のせいで、インカレに出場できないチームもある。
依然終息の兆しが見えない状況の中で、大会を開催するために尽力してくださっている学生や関係者の方々がいる。
だから、インカレに出場できることに心から感謝をして、大好きなみんなと臨めるインカレの舞台を心から楽しみたい。
その感謝や喜びを、4年間で重ねた想いを、自分にできる形で表現したいと思う。
そして、自分達が積み重ねてきたことや時間が間違っていなかったということを、結果で証明したい。
最上級生として、主将として臨んだ今シーズン。
ここまで、不甲斐ないこと、情けないことの連続だった。
思い切りサッカーを楽しんで欲しい、女サカで過ごす日々を生き生き楽しんで欲しいと思っているのに、後輩を悩ませてしまったり泣かせてしまったりしたこともあった。
同期にも、スタッフの方々にも、数え切れないほど迷惑をかけた。
何もできない自分への怒り、チームに対する申し訳なさがどんどん膨らんで苦しかった。
それでも、練習に行けば、いつも全力で一生懸命にプレーをする、リハビリをするみんながいて、その姿に何度も力をもらった。私たちのために、勝利のために、考え抜かれたトレーニングやケアをしてくださるスタッフさんがいて、成長と結果で恩返しをしたいと思った。
その力や思いが原動力となり、なんとか踏ん張れた。
共に悩んで支え合ってきた同期、どんな時も信じてくれた後輩、たくさんの大切なことを教えてくださった平嶋さんをはじめとするスタッフさん、いつも気にかけて応援してくださる先輩の存在があったから、ここまで来ることができた。
正直、苦しい時辛い時は、全てを投げ出して逃げ出したいと思うこともあった。
でも、その苦しくて辛かった経験や時間に、何一つ無駄なことはなかったと思っている。
だからこそ、結果でそれを証明したい。
そしてもちろん、苦しいこと辛いことばかりではなかった。
みんなのおかげで、嬉しい勝利、笑顔の瞬間をたくさん味わえた。素晴らしい経験ができた。
だからこそ、勝って、目標を達成して、みんなを最高の笑顔にしたい。みんなの弾ける笑顔が見たい。みんなと一緒に最高の景色を見たい。
ここまで、散々みんなに助けられて、支えられてきた。
最後くらい、主将として、胸を張ってチームを引っ張って、みんなに力を与えたい。
下手くそだし不器用だし頼りないけど、声で、闘う姿勢で、懸ける想いで、チームを引っ張る。
きつい時、下を向きそうな時があっても、自分を見たら、「もう一歩頑張れる、大丈夫」とみんなが思えるように。一番強い気持ちで、チームを勝利へ導く。
大学4年間で最後の大会。
仲間、ここまで応援してくれた、支えてくれた全ての人、家族への感謝を伝える。
筑波大学女子サッカー部での4年間、14年間のサッカー人生の全てを懸けて闘う。
最高の舞台で、最高の仲間と、最高の笑顔で終わる。
最善の準備をしよう。
自分を、仲間を、チームを、積み上げてきたことを信じよう。
「結心」を体現して、心を一つに闘おう。
絶対に西が丘に行こう。
そして最後は、絶対に笑って終わろう。
#2 小平真帆
