2020年12月18日
認める
何もできなかった。
チームの足を引っ張ってしまった。
そう感じることが何度あっただろうか。
4年間を振り返ると数えきれないくらいある。
特に関カレ時期はそれが連続で積み重なる時期だった。
試合に出れない、だからもっと頑張らないとと思うのに、その頑張り方が空回りして、開く実力差と大きくなる焦り。
次第に自信が失われていった。
悔しさから、考え方が卑屈になってしまうこともあった。
何をしても失敗と捉えてしまったり、自分自身が嫌になったりと、ただ自分で自分を追い詰め、良いプレーができなくなるという悪循環になってしまった。
しかし、今シーズンの関カレ時期は少し違った。
途中まで、その悪循環に陥ってしまったが、
チームのみんなやスタッフさんのおかげで、自分を見つめ直し、原因を見つけ、悪循環から抜け出すことができた。
見つめ直した時にわかったのは、その時の自分が、自分自身とチーム全体、そしてさらにその周囲にしっかり目を向けることができていなかったということ。
私は、自分の実力を認め、自分に必要なことを着実に積み重ねて少しずつでも成長していければ良かった。焦りは必要なかった。
それに、その自分の状況をチームのみんなが理解していないわけがなかった。そういう時こそ、何もできていないと後ろめたさを感じるのではなく、自分からコミュニケーションを取り、様々な立場で試合に臨むチームのみんなを理解しようとするべきだった。
それがわかってからは、焦りが払拭され、不思議と気持ちが前向きになった。
何もできなかった。
チームの足を引っ張ってしまった。
と思うことが無くなったわけではなかったが、それも全部認めて、次に活かそうと気持ちを切り替えることができた。そうなった時、声をかけてくれる存在がいつもいることに改めて気づき、自分もそういう存在でありたいと思えるようになった。
悪循環に陥ることは無くなった。
それでも私は、次がないこのインカレの最後こそは、
何もできなかった。
チームの足を引っ張ってしまった。
と思いたくない。
やりきったと自信を持って言って終わりたい。
最後笑顔で終わりたい。
そのために、
いつでも、自分自身とチーム全体、さらにその周囲に目を向けることを意識しよう。
今の自分の実力を認めた上で、最後までできることを少しでも増やそう。
その結果どんな立場で試合に臨むことになっても、それも認めて、チームのみんなをはじめ、周囲の支えてくれている方々全員へ、感謝の気持ちを持って闘おう。
インカレベスト4を達成するために。
その歓喜の瞬間を全員で迎えられるように。
最後のインカレ、どんな立場だろうと、筑波大学女子サッカー部の一員として全力で闘う。
#30 黒田江菜

チームの足を引っ張ってしまった。
そう感じることが何度あっただろうか。
4年間を振り返ると数えきれないくらいある。
特に関カレ時期はそれが連続で積み重なる時期だった。
試合に出れない、だからもっと頑張らないとと思うのに、その頑張り方が空回りして、開く実力差と大きくなる焦り。
次第に自信が失われていった。
悔しさから、考え方が卑屈になってしまうこともあった。
何をしても失敗と捉えてしまったり、自分自身が嫌になったりと、ただ自分で自分を追い詰め、良いプレーができなくなるという悪循環になってしまった。
しかし、今シーズンの関カレ時期は少し違った。
途中まで、その悪循環に陥ってしまったが、
チームのみんなやスタッフさんのおかげで、自分を見つめ直し、原因を見つけ、悪循環から抜け出すことができた。
見つめ直した時にわかったのは、その時の自分が、自分自身とチーム全体、そしてさらにその周囲にしっかり目を向けることができていなかったということ。
私は、自分の実力を認め、自分に必要なことを着実に積み重ねて少しずつでも成長していければ良かった。焦りは必要なかった。
それに、その自分の状況をチームのみんなが理解していないわけがなかった。そういう時こそ、何もできていないと後ろめたさを感じるのではなく、自分からコミュニケーションを取り、様々な立場で試合に臨むチームのみんなを理解しようとするべきだった。
それがわかってからは、焦りが払拭され、不思議と気持ちが前向きになった。
何もできなかった。
チームの足を引っ張ってしまった。
と思うことが無くなったわけではなかったが、それも全部認めて、次に活かそうと気持ちを切り替えることができた。そうなった時、声をかけてくれる存在がいつもいることに改めて気づき、自分もそういう存在でありたいと思えるようになった。
悪循環に陥ることは無くなった。
それでも私は、次がないこのインカレの最後こそは、
何もできなかった。
チームの足を引っ張ってしまった。
と思いたくない。
やりきったと自信を持って言って終わりたい。
最後笑顔で終わりたい。
そのために、
いつでも、自分自身とチーム全体、さらにその周囲に目を向けることを意識しよう。
今の自分の実力を認めた上で、最後までできることを少しでも増やそう。
その結果どんな立場で試合に臨むことになっても、それも認めて、チームのみんなをはじめ、周囲の支えてくれている方々全員へ、感謝の気持ちを持って闘おう。
インカレベスト4を達成するために。
その歓喜の瞬間を全員で迎えられるように。
最後のインカレ、どんな立場だろうと、筑波大学女子サッカー部の一員として全力で闘う。
#30 黒田江菜
