2023年10月14日
懸ける想いがあるから② #5 朝倉陽菜
懸ける想いがあるから
~あなたにとってサッカーとは~
~あなたにとってサッカーとは~
「あなたにとって、サッカーとは何ですか?」
大好きなもの。
楽しいもの。
全力になれるもの。
日常に欠かせないもの。
筑波大学女子サッカー部の部員に聞くと、様々な答えが返ってきた。
普段は多くを語らない部員たちだが、一人ひとりがサッカーへの熱い想いを胸に秘めている。
そんな部員たちが、自身のサッカーに対する想いを赤裸々に綴るこの企画。
大好きなもの。
楽しいもの。
全力になれるもの。
日常に欠かせないもの。
筑波大学女子サッカー部の部員に聞くと、様々な答えが返ってきた。
普段は多くを語らない部員たちだが、一人ひとりがサッカーへの熱い想いを胸に秘めている。
そんな部員たちが、自身のサッカーに対する想いを赤裸々に綴るこの企画。
題して、
「懸ける想いがあるから
~あなたにとってサッカーとは~」
~あなたにとってサッカーとは~」
今回は、守備ではピンチの芽を摘み、攻撃ではチャンスを創り出す攻守のキーマン、#5 朝倉陽菜です。
ぜひ最後までご覧ください。
#2
体育専門学群 3年
#5 朝倉陽菜(前所属:ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU‐18)
体育専門学群 3年
#5 朝倉陽菜(前所属:ジェフユナイテッド市原・千葉レディースU‐18)

体育専門学群3年、朝倉陽菜(#5 キキ)です。
つくばは最近涼しくなってきて、夏の終わりを感じます。
今年も真っ白なワンピースを着ることは叶わず、真っ黒になりました。 夏が過ぎると、一年の終わりが近づいていることを感じてとても寂しくなりますね。
今回は、「懸ける想いがあるから」というタイトルの下、執筆依頼をいただいたので普段あまり使わない頭の奥の奥をフル回転させてブログを書かせていただきました。 私を知ってくれている方の中には、いつもヘラヘラしてて何考えているんだろうって思っている方もきっといると思います。
私は普段からあまり言葉に出すことが少なく、どちらかと言えば内に秘めるタイプです。今回のように何かを詳しく語ることはあまり得意ではないので、最初で最後のつもりで真面目にサッカーへの気持ちを書きました。
とても長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
まず初めに、簡単に自己紹介をさせていただきます。
朝倉陽菜(あさくらはるな)です。ひなとよく言われますが、両親につけていただいた大切な名前なので絶対に間違えないでください。はるなです。
私は小学校1年生の時にサッカーを始めました。中学高校は WE リーグ、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースの下部組織(U-15、U-18)でプレーをし、現在に至ります。中学・高校も紆余曲折なサッカー人生を歩んでいましたが書くと更に長くなるので、サッカーが好きな方、ぜひ直接サッカーについて語りましょう。
私が筑波大学進学を決めた理由は、簡潔に言えば「夢を叶えるため」です。 私の夢は2つあって、プロサッカー選手になること、保健体育科の教員になることです。 まず、大学選びの際に「保健体育科」の教員免許が取得できるかどうかと、サッカーを続けられる環境があるか、この2点で大学を絞りました。私が所属する体育専門学群には、その競技でトップを走る選手がたくさんいて、同じアスリートとして、とても刺激をもらっています。また、体育専門学群での学びが自分の競技力向上に生かせるんです。上手くなるために練習をすることは当たり前に大切ですが、知識も同じくらい大切だと感じます。
サッカー面において、私は今までと全く異なる環境をあえて選びました。私は何か特別突き出た強みがあるのではなく、全部が平均的な「普通の選手」、「安定的」とよく言われます。この言葉に何度悩まされたかわかりません。自信をもって自分の長所を言えないことが悔しいし、「安定」って良くも悪くもない中途半端で曖昧な言葉だなって。だから、常に「良い」選手として試合を決定づけられる選手になりたかった。そのために、何かを変えなければ自分自身を変えることはできないと思いました。
今の環境は、自分次第で良い方向にも悪い方向にも向きます。悪い方向に向くのは一瞬なのに、良い方向に向かうために並大抵のことをしていても意味がありません。 私は「敵はいつも自分」という言葉が好きです。自分にベクトルを向け続けることは簡単なことではないけど、でも、自分を変えられるのは、ほかでもなく自分自身。だから、一番打ち勝たなければならない自分から逃げていては、変えられるものも変えられません。
時間が経つのは本当に早くて、ここに来て3年が経とうとしています。人生で一番負けを 経験した3年です。
私は本当に負けず嫌いで、周りのチームや選手はもちろん、過去の自分自身にも負けたくないです。いつ、どのタイミングで結果が出るかは分からないけど、続けていれば、結果は自ずとついてくる。私は「妥協」という言葉を知らないので、常に自分の最善を尽くすことをここに誓います。
筑波大学女子サッカー部は学生主体のチームで、サッカーに関わることを全て自分たちで 行うため、毎日が発見の連続で学ぶことがとても多いです。ここでしかできない経験もあります。多方面からサッカーに関われる環境は恵まれているなと思うと同時に、筑波大学女子サッカー部の魅力でもあると思います。悩むことは圧倒的に増えたけど、悩んだ分だけ変われる自分がいると思ったら、私はここに来た意味があります。
そんな私にとってサッカーとは、
「愛」
です。
サッカーを通して得たもの、経験したもの、出会った人たち、すべてが「愛」という言葉で結びつきます。
私は、サッカーを通してたくさんの喜び、楽しさを感じました。
でもその喜びと同じくらい、それ以上に、悔しさ、辛さも感じました。 楽しいとき、嬉しいことがあったときに好きなことに打ち込むのは当たり前だと思います。
私のサッカー人生は紆余曲折だったと最初の方に書きましたが、その言葉通りサッカーを始めた小学生の時から今までずっと、サッカーを一途に愛せていたわけではありません。
苦しい時、辛い時って、誰でも逃げたくなりますよね。正直私にも逃げ出したい、目を背けたいって思うことはあります。サッカーをすることが苦しくて、辞めたいなと思ったこともあります。だけど、サッカーは私にとって「愛」だから、どんな状況でも切り離せないものなんです。
私の友人には、「ストイックすぎ」とか「サッカーで悩みすぎだよ」ってよく言われます。確かに、 サッカーに私の日常での多くの感情を左右されています。感情だけでなく行動も。だけどそれって、自ら選んだことであり自ら踏み込んだものだから、自然と何かを犠牲にしてでもサッカーをしたいって思う、まさに「愛」の感情だと思うんです。
(私の言語力の問題で「犠牲」という言葉を使いましたが、サッカーのせいで何かが「犠牲になった」と思ったことはありません。)
私は今までのサッカー人生で、すべてが自分の理想通りで完璧な瞬間は一度もなかったです。 でも、だからこそ今もサッカーを続けているのかもしれません。純粋な「楽しい」って気持ちだけでサッカーをしている人もいるし、私も「楽しむ」ことはとても大切だと思います。でも私にとって「楽しむ」ことは大前提であり、常にその先を考えています。だから、わざわざ「楽しもう」と思ってサッカーをすることも、「私サッカー楽しんでるな~」と感じることもプレー中にはあまりなくて、ただ、自分を突き動かす何かがサッカーにはあります。 何が言いたいかというと、私はサッカーに魅了されています。だから、私の心と体はサッカーをしているどんな状況の自分自身も愛することができるんです。
サッカーをしていてキツイ時期もあったし今もキツイです。最近は自分でも驚くくらい「どうしよう」の言葉が咄嗟に出てしまいます。でも、それほどサッカーで悩める自分は幸せ者だなと思います。気持ちの整理がついた時、悩ませてくれてありがとうサッカー!って気持ちになれるくらいです。サッカーは人としても強く成長させてくれたものですね。
また、サッカーは私の「愛」する気持ちを伝える手段でもあります。
「愛」(サッカー)で「愛」を伝えられる。
この気持ちを1番伝えたいのは両親です。
毎週、どんなに遠くても必ず応援に来てくれてありがとう。きっと女サカで私の両親を知らない人はいないと思います。それくらいの出席率です。
試合に勝てた時、試合で点を決めて活躍した時、逆にボロ負けして大泣きした時、どんな時
も一番傍にいてくれたのは両親でした。
私がサッカーを続ける理由の一つに、試合に勝って両親を喜ばせたいという気持ちがあり ます。「誰かのために」「誰かを喜ばせたい」という気持ちは私の大きな原動力です。 毎週の試合を楽しみにしてくれる両親に、夢を応援してくれる両親に、サッカーでもらった恩はサッカーで必ず返します。
このブログもきっとチェックしてくれていると思うので、なんだかちょっぴり恥ずかしいけど、この「愛」をどうしても伝えたくて。
お父さんとお母さんのことばかり書いたけど、陰ながら応援してくれるお兄ちゃん、弟もありがとう。私にとって世界一大切で愛する家族です。
お父さん、お母さん、お兄ちゃん、弟、いつも溢れるほどの愛を伝えてくれてありがとう。 私も「愛」(サッカー)で「愛」を伝え続けるから、これからも試合観に来てね!!!
ここまで多方面から私にとってのサッカーを語りました。
私の「愛」、伝わりましたか?
普段の陽気な私からはおそらく想像できないような真面目さが滲み出ていたと思います。 読み返していると恥ずかしくなってきましたが、でも、私らしい文章が書けたなと思います。 読んでくださった皆さんに、何か届いていたら嬉しいです。
2023シーズンも残りわずかとなってきました。
今私たちはとても厳しい状況にあります。
負けが許されない、プレッシャーの中で毎日を過ごしています。
私は自分に自信があるわけでもなく、
この状況に、緊張して眠れないことや泣きそうなときもあります。
でもこの厳しい状況は、私のサッカーへの愛を深めるために起きている。
ピンチは、私が飛躍するために起きている。
そう考えたらワクワクが止まりません。
私にとって最悪の状況は、変化するために最良の状況です。
それが今です。
私は自分のために、仲間のために、応援してくださるたくさんの方々のために、 これからも闘い続けます。
最後になりますが、
いつも筑波大学女子サッカー部への温かいご声援をありがとうございます。 筑波大学女子サッカー部に関わるたくさんの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。 今後とも筑波大学女子サッカー部へのご支援ご声援、よろしくお願いいたします。
朝倉陽菜(#5 キキ)