こんにちは。

総合学域群1年の木下すみれ(#26 なの)です。

受験生の皆さん、受験勉強お疲れ様です!

受験が2、3ヶ月後に迫った今、思うように受験勉強が進まずに苦しい思いをしている方も多くいるかと思います。私も昨年のこの時期は受験が現実味を帯びてくると同時に、自分の実力に不安を感じて、精神的に追い込まれていたように思います。何が正解かも分からずにがむしゃらに勉強してきたので、自分の勉強方法が絶対に正しいとは言えませんが、自分のブログが少しでも受験勉強に不安を感じている受験生の参考になれば嬉しいです。


まず自分がどういう流れで受験勉強を進めていったかについて書いていきたいと思います。


私は6月にサッカーを引退して、7月から本格的に受験勉強をスタートしました。7月から11月終わりまではとにかく基礎固めに集中して、共通テストや二次試験の実践的な演習はしていませんでした。(筑波の入試のレベルとその時の自分の実力との差を実感するために夏休みに一回だけ筑波大学の過去問を解きました。この時は全く歯が立ちませんでした。)11月終わりから共通テスト(以下共テ)まではひたすら共テの勉強、共テが終わってからはひたすら筑波の過去問を解くという感じで受験勉強を進めていきました。共テ前も定期的に二次の対策をしておくべきだという考えもありますが、私にはそんな余裕がなかったのでとにかく目の前の共テのことだけ考えて勉強し、共テが終わった後にその分を取り返そうという思いで筑波の過去問を16年分解きました。


次に教科ごとに自分がやっていた勉強方法について書いていこうと思います。私は共テでは国語、数学IA・IIB、英語、世界史、地理、地学基礎・生物基礎の5教科7科目を受け、二次試験では国語、数学、英語の3教科を受けました。二次試験は全て記述式です。総合学域群(文系)の二次試験では国語、英語は必須で、もう1教科は数学か社会系の教科か選択できます。社会系の教科は問題数が少なく、難易度が高いのに比べて数学は基本的な問題が多く出る傾向にあるので個人的には数学を選択するのをおすすめします。


【国語】
共テの国語は慣れが重要だと思っていたので、センター試験の時代にまで遡ってたくさん過去問を解きました。国語は問題文の中に必ず答えがあるので、それっぽい選択肢に惑わされず問題文に書かれていることを正しく説明している選択肢を選ぶように意識していました。
二次の国語の対策としては、筑波の過去問や他の大学の過去問などをしていました。それに加えて、現代文は「国公立標準問題集CanPass現代文」という参考書を使って記述力を鍛えました。古文は学校でもらった古文単語帳を繰り返し読んで単語を覚え、「体系古典文法」という参考書で文法の確認をしていました。助動詞と敬語をしっかり覚えることが鍵になってくると思います。漢文は「漢文早覚え速読法」という参考書を使っていました。漢文の文法は覚えるのが難しかったので、例文を唱えて例文ごと覚えていました。


【数学IA・IIB】
私は本当に数学が苦手だったので7月から11月終わりまでは基礎のキから叩き直しました。数学が得意な友達に相談に行った時に「こんなのもわからないの?」みたいな顔をされたこともあります。(笑)それでも、ひたむきに基礎を固めたことで最初は伸びなかった成績が秋頃にどんどん伸びてくるようになりました。今となってはあの時に発展問題に急ぐのではなく、自分の実力を受け止めて基礎を固めたのは正解だったなと思います。
私が使っていた参考書は「文系の数学」です。基礎の赤と発展の青がありますが、私はまず赤をどの問題が出ても完璧に解けると言えるくらいまで繰り返して(4、5回やった)、それから青を何回かやりました。正直、青は奇問が結構あるので文系であれば完璧にする必要はないと思います。「基礎問題精講」なども基礎を固めるのに良いと思いますが、「文系の数学」よりは問題数が多いので少し大変かもしれません。どの参考書を使っても良いですが、大切なことは自分が信じた参考書を何回も何回もやって完璧にすることだと思います。友達がやっている参考書やSNSでおすすめされている参考書が良さそうに見えてしまうこともあるかもしれませんが、複数の参考書に手を出して中途半端になるよりは一つの参考書を完璧にした方が力がつくと思います。
11月終わりからは共テの実践的な演習をしました。私は二次に比べて共テの数学が苦手だったのでなかなか良い点数が取れませんでしたが、時間配分を考えて1点でも多く取ろうという意識を大切にしていました。
共テが終わってからは筑波の過去問を何回も繰り返して解きました。過去問を解いていく中で一度出会った問題を確実に解けるようにしていくことが大切だと思います。また、筑波は奇問が少なく、典型的な問題が多いので、夏から秋にかけて基礎固めした成果をここで実感することができました。


【英語】
英語は毎日一つは必ず長文を読むようにしていました。私は英文を読むのがとても遅かったので長文を読む時は時間を設定していました。また、自分は電車とバスを使って通学していたので通学中はずっと英単語帳を見ていました。余裕がある時は家で音読やシャドーイングもしていました。
共テ直前の冬休みは毎日1年分共テの過去問か対策問題を解きました。共テは文章量がとても多いので大問ごとにかける時間を決めてやるようにしていました。
二次の対策としては筑波の過去問だけでなく他の大学の過去問もやるようにして、とにかくたくさん英文を読みました。英作文は学校の先生に添削をしてもらったり、それが難しい時はChatGPTを使って添削したりしました。自分では上手く書けているつもりでも、添削してもらうと改善点が山ほど出てくるので英作文は誰かに添削してもらうことを強くおすすめします。


【世界史】
世界史はコツコツやることが本当に大切です。覚えることが本当に多くて受験直前になってから本気を出すのでは結構厳しいと思うので、定期テストごとにきちんと復習しておくと良いと思います。
私は学校でもらった資料集と「時代と流れで覚える!世界史B用語集」を使っていました。お風呂上がりの髪の毛を乾かしている時間や移動時間、寝る前のちょっとした時間などの隙間時間にも意識して資料集や用語集を読むようにしていました。


【地理】
地理はよく問題で出される統計資料を覚えておくと良いと思います。私は地理の先生が作ってくれた語呂で覚えていました。また、共テでは資料がたくさん出てくるので複数の資料の読み取りに慣れておくことが大切です。


【地学基礎】
地学基礎は教科書や学校でもらったプリントを繰り返し読んで覚えました。教科書の内容がしっかり抑えられていれば共テは対応できると思います。


【生物基礎】
生物基礎は教科書と学校でもらった参考書を使って勉強していました。また、授業でたくさん演習をする機会があったので、その演習で間違えたところを周辺知識も合わせて復習するようにしていました。


自分の勉強方法をここまで書いてきましたが、これが正解というわけではないので、自分に合った勉強方法を見つけて合格を掴み取ってほしいです。
昨年の自分を思い出すと、自分が筑波大学に合格できるのかという不安を抱えながら常に神経をすり減らして過ごしていたように思います。友達と自分を比べて落ち込んだり、勉強しても成績が伸びず苦しんだり、計画通りに勉強が進まなくて焦ったりと、つらいことはたくさんあると思います。また、受験生特有の人間関係の難しさもあるかもしれません。いろんなことに追い込まれてつらくなった時でも目標だけは絶対に見失わないでほしいです。一年後、こうなっていたいと思う自分の姿を想像してそのために今できることを全てやる。「筑波大学を受験する誰よりも勉強した」と言えるくらいまでやり尽くす。もちろん口で言うほど簡単なことではありませんが、目標に向かって馬鹿みたいに努力したという経験は自分に自信を与えてくれるし、これからの人生でも大きな武器になると思います。これを読んでくださっている受験生の皆さんが後悔なく残りの2、3ヶ月を走り抜き、それぞれが自分の目標を達成できるよう願っています!そして、毎日頑張っている皆さんを心から応援しています!がんばれ!!!


最後まで読んでくださりありがとうございました。


木下すみれ(#26 なの)


総合学域群 一般入試 木下すみれ


〈執筆者プロフィール〉
木下すみれ(きのしたすみれ)
学年:1年
学群・学類:総合学域群
コートネーム:なの
前所属チーム:北陸大学フィオリーレ

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