2020年04月27日

命をかけて

最近、ある本を読んでから『志』が好きになりました。清村珠幸(#1 エル)です。
『志』という漢字は、”十”の下に“一”があり、さらに下に“心”があります。
10人のフィールドプレーヤーと1人のゴールキーパー、全員の心が合わさり、『志』が生まれます。
今回は、私の『志』について、書きたいと思います。


「筑波大学でインカレ優勝する。」
私は入学した1年前。たくさんの人に笑われました。


勝つために、私ができることは何でしょうか。

まほさんのように、どんなときでも先頭に立ち続け、周りを引っ張る力も
ふえさんのように、きつくても最後まで諦めずボールを追い続ける力も
れみなさんのように、絶対的ストライカーとして、得点を決める力も
まこさんのように、チームの心臓として、チャンスメイクする力も
めいさんのように、盛り上げ隊長として、雰囲気を良くする力も
えりのように、針の穴を通した、絶妙なスルーパスを出す力も
ゆきなのように、左右の遜色なく、ロングボールを蹴る力も
ひらさんのように、選手の良さを最大限に引き出す戦術も

ありません。


私は前まで、無失点に抑えられたら、最低限の仕事は果たせたと評価していました。
無失点であれば、リーグ戦では勝ち点1を積み上げることができます。トーナメント戦ではPK戦まで持ち込むことができます。
無失点であれば、負けることはありません。

しかし、無失点だけでは、勝つことができません。
関カレは引き分けだけでは上位に行くことができません。PK戦は点が決まらなければ永遠と続きます。点を取らなければ、インカレ優勝はできません。

私はフィールドプレーヤーのプレーを客観的に見て、コーチングをします。アドバイスをします。時には、自分ができないプレーも要求します。
ゴールキーパーはシュートを決める練習はしていませんし、フィールドプレーヤーはシュートを止める練習はしていません。互いが要求を受け入れるには、信頼が必要です。専門外の人が、専門の人に要求するためには、まずは自分の専門を、周囲に認めてもらう必要があります。
だからこそ、私は「命をかけてゴールを守る」という『志』でプレーをします。
その姿が、無失点に繋がるだけでなく、信頼に繋がり、要求し合える関係となり、互いが成長できるきっかけとなるかもしれません。その姿は、試合の流れを変えられるかもしれません。その姿で、観ている人の心を動かし、より応援してもらえるかもしれません。
その姿が、形を変えながら、最終的には勝つ力の1つになっていてほしいです。

みんなの力が合わさり、大きな勝つ力を生み出します。
選手。スタッフ。家族。応援してくださる方。支えてくださる方。筑波大学女子サッカー部の勝つ力を生み出す、すべての方々と、インカレ優勝という、最高の景色が観たいです。


「筑波大学がインカレ優勝した。」
私が卒業する3年後。たくさんの人を笑顔にしたい。

命をかけて

清村珠幸 (#1 エル)

同じカテゴリー(2020)の記事画像
宝物 (小平真帆/4年)
4年間 (中田貴子/4年)
4年間のサッカー(黒田江菜/4年)
筑波での4年間 (野島優希子/4年)
私の誇り (濵美笛/4年)
4年間を振り返って (向山麗/4年)
同じカテゴリー(2020)の記事
 宝物 (小平真帆/4年) (2021-02-04 18:37)
 4年間 (中田貴子/4年) (2021-02-03 18:34)
 4年間のサッカー(黒田江菜/4年) (2021-02-01 23:17)
 筑波での4年間 (野島優希子/4年) (2021-01-31 21:36)
 私の誇り (濵美笛/4年) (2021-01-30 20:50)
 4年間を振り返って (向山麗/4年) (2021-01-28 21:59)
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 19:53│Comments(0)2020部員日記2020
コメントフォーム
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。