2024年4月14日。
第38回関東大学女子サッカーリーグ開幕戦。


開幕まで残り1週間。
選手たちが2024シーズンに向けた意気込みを語る。



#30 山口かの子(新4年)





ーー始動後2ヶ月が経過しましたが、今のチームの状態はどうですか?

悪くはないと思います。4年生が抜け、人数もかなり少なく、11対11のゲームこそできませんが、高柳新監督のもと個人の技術やグループ戦術にフォーカスした質の高い練習ができていると思います。ただ、始動して2ヶ月、新4年生としてチームの雰囲気づくりに関してまだまだ足りないと感じることも多いので、新4年生でその都度ミーティングを行いながら、練習への入り方や声かけなどを試行錯誤しています。
今年のキーワードは「当たり前の基準を上げる」ことです。目標とするインカレ出場に向け、目の前の試合を一戦必勝で闘うために、日々の練習から守備の強度、一つひとつのパスの質、コミュニケーションを取ることを継続していきたいです。


ーー山口選手個人の状態はどうですか?

昨年、一昨年ともにシーズン始動当初は怪我でチームを離脱していましたが、今年は離脱することなく練習ができています。新シーズンになり、パスやトラップの質を見直していく中で、新しい発見がありました。サッカーを16年もプレーしてきたにもかかわらず、トラップの仕方をやっと掴めたので、ファーストタッチの置き位置のアイデアが増えたり、トラップの瞬間のルックダウンが減ったりとまだまだ成長できそうで嬉しいです。(笑)
一方で、自分の弱みを痛感している最中でもあります。守備の間合いや浮き球の処理などまだまだ改善点があるので、開幕に向けて、自主練でチームメイトと協力しながら改善していきたいです。


ーー開幕への意気込みをお願いします。

開幕戦を勝利で収められるかどうかは、これから長いシーズンを戦っていく中で非常に重要になってくると思います。開幕戦の相手は東洋大学とかなりの強敵ですが、良いイメージを持って試合に臨めるよう、残り1週間チーム全員で良い準備をしていきたいです。


ーー最後に、応援してくれている方々へのメッセージをお願いします。

日頃より筑波大学女子サッカー部を応援していただき誠にありがとうございます。
私自身サッカー人生最後のシーズンになるので、悔いなく終われるよう、そして今までどんな時でも支えてくれた両親に少しでも良い姿を見せられるように精一杯頑張ります。(伝家の宝刀シザースをたくさんします。(笑))
1試合でも多く勝利を届けられようチーム全員で頑張りますので、今シーズンもご声援のほどよろしくお願いいたします。


<執筆者プロフィール>
山口 かの子(やまぐち かのこ)
学年:新4年
学部:体育専門学群
コートネーム:もも
前所属チーム:ヴィスポさやま
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 10:27Comments(0)2024 Player’s Interview

2024年4月14日。
第38回関東大学女子サッカーリーグ開幕戦。


開幕まで残り1週間。
選手たちが2024シーズンに向けた意気込みを語る。



#37 田村笑菜(新3年)





ーー始動後2ヶ月が経過しましたが、今のチームの状態はどうですか?

チームとしていろいろと変化のあるスタートでしたが、その中でも段々と適応できてきている感じがします。練習では、毎回、チーム全体としてこういうところを強化するという指針が示された上で、それぞれが個人の目標を持って取り組めている感じがするな、という印象です。昨年、一昨年とインカレに出場できていない分、インカレへの想いは強くなっていますし、そういう雰囲気が目に見えるようになってきて、全体の士気も高まっています。
練習試合でも、上手くいった点、いかなかった点を洗い出して、上手くいったシーンでも、もっとレベルの高い相手だったら上手くいっていたか?とみんな現状に満足せず向上心を持って取り組んでいます。オンでもオフでもたくさんコミュニケーションをとって、皆で同じ方向を向けていると思うので、もっともっと強い組織になれるよう、お互いに求め合いながら当たり前の基準を上げていければと思います!


ーー田村選手個人の状態はどうですか?

開幕まで残り少なくなってきている中で、個人としてはまだまだ課題がたくさん残っているので、正直少し焦っています。けど、私は昨年まで怪我で1年程離脱していたので、やっとコンスタントにサッカーができるようになって、毎日の練習をとても楽しむことができているなと感じています。私はプレーの良し悪しにかかわらず、とにかくサッカーを楽しむことを第一に考えているので、そういう意味では良い状態なのではないかと思います。
日々の練習のパスコン、ポゼッションを試合に繋がるくらいの質で行うだけで、頭の稼働量も、重心の位置も、スピード感も変わってくるので、こういうちょっとした変化にも敏感になれるように、練習には取り組んでいます。少しずつ自分の得意な形を見つけ、その形に持っていく方法や、その形を更に脅威にするにはどのような技術が必要か考えながら、今はとにかくチャレンジしては失敗して、映像で振り返ってここが悪かったな、こうしてみたらどうなるかな、と一人反省会をしています。
しかし、まだまだ個人的には取り組み方の甘さを感じているので、オンだけでなく、オフでの準備、体づくりにもこだわっていかないといけないなと感じています。ただでさえ、このメンバーで活動できる時間は限られているのに、毎日の練習を100%の状態で臨めないことほどもったいないことは無いと思うので、残りの期間は特にオフの過ごし方、準備にこだわって取り組みたいと思います。
そしてもっともっとレベルアップして、苦しい時でも戦況を変えられるくらいの力をつけたいと思います。


ーー開幕への意気込みをお願いします。

昨年、一昨年と、あと一歩のところでインカレに行けず、チームとしてとても悔しい結果に終わりました。個人としても、怪我でほとんど試合に出場することができず、悔しさが蓄積しています。その悔しさを、今シーズンはとにかく全てぶつけたいと思います。そして、自分がチームを勝たせるくらいの心づもりで、まずは怪我無く全試合に出場して、結果を残します。
「初めての公式戦!」という感覚で臨んでいた1年目の開幕戦、出られない悔しさもありながら心からチームを応援していた2年目の開幕戦、そして今となっては、関カレの重みを理解しているからこそ、ワクワクしながらも、3月初めあたりから開幕戦への緊張が解けません。
これまでとは全く違う感情で、私自身、正直落ち着きは無いですが、確実にチームはレベルアップしています。これまで敗戦を喫したチームにも勝利し、成長した筑波のサッカーを見せられるよう、まずは開幕までの残り少ない期間でどのチームよりも濃い練習を重ね、自信を持って開幕戦に臨みたいと思います。
そしてお世話になっている先輩方にとってのラストシーズン、これまでで1番長いシーズンにできるよう、チームに貢献します。


ーー最後に、応援してくれている方々へのメッセージをお願いします。

日頃より筑波大学女子サッカー部を応援していただき、ありがとうございます。
昨年、一昨年と思うように結果が出ず、応援してくださっている方々にもまだ恩返しができていないので、今シーズンは必ず結果で恩返しをします。
そして、結果だけでなく、観ていてワクワクするような試合をお届けできるよう、個人としてもチームとしても精進してまいりますので、今後とも応援の程よろしくお願いいたします。


<執筆者プロフィール>
田村 笑菜(たむら えみな)
学年:新3年
学部:体育専門学群
コートネーム:オル
前所属チーム:町田ゼルビアレディース
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 10:27Comments(0)2024 Player’s Interview

2024年4月14日。
第38回関東大学女子サッカーリーグ開幕戦。


開幕まで残り1週間。
選手たちが2024シーズンに向けた意気込みを語る。



#21 前田真唯(新2年)





ーー始動後2ヶ月が経過しましたが、今のチームの状態はどうですか?

チームが始動して早2ヶ月が経ち、チームの当たり前の基準が少しずつ高くなってきているように思います。
監督が変わり、今までより短時間で強度の高い練習を行うようになったため、集中力はもちろん、判断能力や基本的な技術の面も上げていかなければならないと改めて感じています。今年の目標はインカレ出場。決して簡単にクリアできる目標ではないですが、決めたからには目標に向かって日々貪欲にやり続け、チームの当たり前の基準を更に上げていかなければならないと思います。


ーー前田選手個人の状態はどうですか?

個人としては、真新しいことに日々格闘しながらも1つ1つの動作に意味があるからこそ、やりがいや楽しさを感じながら取り組む事ができています。
しかし、まだまだできることはたくさんあるし、やらなくてはならないことがあると思います。それを少しでも開幕までに減らし、さらには武器にできるよう、残りの1週間取り組んでいきたいです。


ーー開幕への意気込みをお願いします。

昨シーズン、私は膝の怪我に悩まされ一度も試合に出ることなく終わってしまいました。
正直、開幕することへの楽しみが強い反面、不安な面もまだ残っています。
開幕戦は今後のチームの流れを決め、インカレに出場するためにも重要な1試合となります。周りからみたら、対戦相手は筑波より格上のチームで、筑波は今年も開幕戦が黒星スタートになると思っている人がいるかもしれません。
そう思われてしまうのも仕方がないと思います。なぜなら筑波は2年間インカレ出場を逃しているチームだからです。
だけど、今年の筑波は少し違います。
個人の技術、サッカー偏差値は少し劣っているかもしれませんが、チーム全員で戦うという気持ちが1番強いのは筑波です。
残り1週間。監督の誕生日でもある開幕戦。必ず監督に最高のプレゼントを渡して筑波に帰ってきます!!


ーー最後に、応援してくれている方々へのメッセージをお願いします。

日頃より筑波大学女子サッカー部のご支援、ご声援の程ありがとうございます。
今年の筑波大学女子サッカー部はいつもと違います。
女子サッカーをより多くの人に知ってもらうためにも一戦一戦全力で戦いますので、これからも応援よろしくお願いいたします!



<執筆者プロフィール>
前田 真唯(まえだ まい)
学年:新2年
学部:体育専門学群
コートネーム:あお
前所属チーム:三菱重工浦和レッズレディースユース
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 10:07Comments(0)2024 Player’s Interview
日頃より、筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援ありがとうございます。
2024シーズン主将を務めます、体育専門学群新4年の朝倉陽菜(#5 キキ)です。

たくさんの方々の支えがあり2024シーズンを始動できたこと、心から感謝しています。

文章を書くのは本当に苦手です。
大学ラストシーズンという事で、自分自身にプレッシャーをかける意味でも、だいぶ強気に書きました。
拙い文章ではありますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


______________________________



また負け、また勝てない。なんで?


「勝つって何なんだろう。」


筑波に来てから今日まで、そしてきっとラストシーズンも、この葛藤と闘い続けると思います。


「主将の自分」×「結果」


この掛け算の中で、主将としての自分は何ができるか、何を求められているのか。
どうしたら「勝利」という答えに繋がるのか。


勝つことが全てだとは決して思いません。
結果までの過程が大切だという事も、結果だけでは語れないものがあるということも分かっています。


でも、結果が出ずに涙を流して卒業された先輩方、
想いを私たちに託してくださった先輩方がいることも事実です。

私には、主将として、その想いを受け継ぎ、体現する責任があります。


私は負けることも、何かに妥協することも嫌いです。
そんな自分にできることは、どんな状況でも、どんな立場でも、
常に「勝利」に突き進むことだなって。

勝負事には必ず勝者と敗者がいて、勝ち続けることはほぼ不可能です。
ただ、「勝者は自分だ」と心の奥底で渦巻くプライドが、私にはあります。

その想いはいつも自分を突き動かします。

だから、誰よりも勝利に貪欲で勝つことに執着し続けられる主将でありたい。

一瞬の輝きを得るために、
一瞬の集中力を上げるために、
どれほど「拘る」ことができるのか。

あと一歩、あと一点、あと一勝。
その「あと少し」を詰められるか、詰められないかが、
強者と弱者の違いだと私は思います。

ただ主将としてみんなの前に立つだけではなく、
私自身が誰よりも努力し続けること。

On/Offともに「主将」として、チームのために、自分のために、
「どうありたいか」「どうしていきたいか」を自問自答し続け、想いを「形」にすること。

周りを巻き込み、全員が「チームを変える」という強い意志を持ち、
高みを目指し続けられる組織を創ること。

主将には様々なタイプがいると思いますが、
私にしかできない主将の姿で、「チームのために」突き進んでいこうと思います。


_____________________________



インカレの西が丘のピッチに立ったのは、私たちの学年しかいません。

先輩方が見せてくれた景色を、今度は私が後輩たちに見せる番。

私は頼れる同期、可愛い後輩、このチームが大好きです。
誰かのためを想って頑張り続けることができる、このチームが大好きです。

負けて泣くんじゃなくて、勝ってみんなで笑いたい。

心からそう思います。


そして、家族のために。
夢を実現させる勝負の年。


『だから私は結果に拘る。』


筑波大学女子サッカー部で、誰も見たことのない景色を見るために。


最後に、
同期、後輩のみんなへ。

信じてついてきてください。


今後とも、筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援よろしくお願いいたします。


#5 朝倉陽菜



  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:09Comments(0)2024 三役ブログ2024

日頃より、筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援をいただきありがとうございます。

2024シーズンの副将を務めさせていただきます、体育専門学群新4年の菅野希咲(#27 ねね)です。

今回は三役の一人として、私の2024シーズンへの想いを書かせていただきます。

拙い文章ですが、最後までご一読いただけますと幸いです。



まず始めに、簡単に自己紹介をしたいと思います。
出身は栃木県宇都宮市で、小学2年生の時に2人の兄の影響でサッカーを始めました。
富士見SSS→河内SCジュベニール→栃木県立宇都宮中央女子高等学校サッカー部を経て、現在、筑波大学女子サッカー部でプレーをしています。
このブログを読んでくださっている方の多くは、どれもあまり聞きなじみのないチームなのではないかなと思います。


私が筑波大学を目指した理由、それは「女サカ」に入るためです。


私は不器用で、他の体育専門学群の人のように運動神経抜群!なわけではありません。
だから、体育専門学群には入りたくない、入れないと思っていました。
そして、勉強もそこそこはしてきたけど、あくまでそこそこでした。高校受験の時も、受験ギリギリまでサッカーを続け、家の近くの女子サッカー部のある公立高校に入り、そこでもまた、そこそこ勉強をしていました。


そんな私が筑波大学を目指そうと思った理由。
それがこの「女サカ」でした。


高校1年生の時に先生に勧められて調べた筑波大学。
高校2年生の夏休み、高校時代から少し交流があったまゆさん(2023年度卒)が体験会に行くと聞いたのをきっかけに、
「私も一緒に行ってみようかな。どうせ(夏休みの課題で)オープンキャンパスに行かなきゃだし。」
そんな軽い気持ちで、体験会に参加しました。

そこで初めて「女サカ」に出会いました。

短い時間ではあったけれど、女サカの雰囲気の良さがとても印象的でした。

そこから女サカのSNSを見るようになり、ちょうど受験まで約1年となった頃に出会ったブログ企画。


"Youは何しに女サカへ?"


このブログを読み、先輩方の女サカへの入部のきっかけや、大学女子サッカーの魅力を知る中で、国公立大学で唯一関カレ1部に所属しているのに、こんなにも多様なバックグラウンドを持った選手が一つのチームで同じ目標に向かって活動をしているこの組織に魅力を感じました。


「私もここでサッカーがしたい!!女サカに入りたい!!」


という思いが強くなったきっかけでした。


そして現在。そんな私が女サカの一員として、ブログを、しかも三役ブログを書いている。
さらに信じがたいことに、すでに女サカでの生活は3年の月日が経ち、ラストシーズンが始まろうとしている。


憧れていた女サカでの生活もラスト1年。

気がつけば自分たちが中心となって「女サカ」を創り上げていく番になりました。


高校生の時は外から見ていた「女サカ」。

実際に中に入ってみると、
互いを尊敬し、切磋琢磨できる仲間がいて、
全力でサッカーに取り組める環境があり、
部活動の範囲を超えているのではないかと思うほどの幅広い経験ができ、
これまで感じたことのなかった新しい「サッカー」の楽しさを感じられる。
そんな組織。

そんな「女サカ」の魅力をより多くの人に知ってもらいたい。
また、今の「女サカ」をさらに魅力的な組織にしていきたい。

こんなに自分たちの「魅力」を自負しているのも変な話だとは思いますが、自分たちの活動を通して、より多くの人に大学女子サッカー、さらには女子サッカーの魅力を知ってもらえるよう、高校生の時、自分が外から見ていた「女サカ」の魅力を、今度は自分たちが創り、伝えていければと思います。



そして、

先ほども書きましたが、
私は他の部員のように、強豪チームでサッカーをやってきたわけでもなければ、超進学校で勉強を頑張ってきたわけでもなく、他に何か頑張っていたものがあるわけでもありません。


いわゆる「平凡な人」です。


そんな私が今シーズン、副将として何ができるのか。

正直、その答えはまだわかりません。

ただ、自分がどんな立場であってもできること、それは、


「常に自分の120%を出し続けること」


だと思っています。

みんなのように技術があるわけではないからこそ、走って、戦って、泥臭くでも一点を取る。

下手でも下手なりに頑張ることで少しでもチームの力になりたい。

ラストシーズン、自分らしく全力で駆け抜けたいと思います。



2024シーズンが終わる時に


「チーム全員で笑って終わりたい。」


ありきたりな言葉ですが、これに尽きます。
そして、このありきたりな言葉の難しさも痛感してきたつもりです。


だからこそ、

日々を大切に、自分にできることは全てやる覚悟で、
今シーズン、最後まで戦い抜きます。



最後に、
今、私たちが桐の葉を背負って、恵まれた環境の中で活動ができていることは、決して当たり前ではなく、これまでの「女サカ」を作ってきてくださったOGの方々や、支えてくださる全ての方々がいてくださるからであることを忘れずに、常に感謝の気持ちを持って日々の活動に取り組んでいきたいと思います。



長い文章となってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
2024シーズンも引き続き筑波大学女子サッカー部へのご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。

#27 菅野希咲




  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:48Comments(0)2024 三役ブログ2024
平素より筑波大学女子サッカー部へご声援いただきありがとうございます。
2024シーズン、主務を務めさせていただくことになりました、体育専門学群新4年の樋口那帆(#19 ララ)と申します。
よろしくお願いいたします。
ラストシーズンを迎えるにあたり、今の私の想いと今シーズンの意気込みを書かせていただきます。
拙い文章にはなりますが、最後までお付き合いいただけますと幸いです。



まず、簡単な自己紹介をさせていただきます。
私は山口県出身で、小学校1年生の頃からサッカーをしています。小中学生の頃は男子のクラブチームでサッカーボールを追いかけ、高校でもレベルの高い環境でサッカーを続けたいと思い、県外に出ました。何度か選抜等に絡む機会があったものの、小さい頃から怪我が多く、私のことをよく知る人には不甲斐ない姿しか見せられていません。今年ばかりはピッチで闘う姿を見せたいと思っておりますのでご承知おきください!



主務として何ができるか。


私自身、人前に出て引っ張っていくタイプでもなければ、
物事を器用にこなせるタイプでもなく、
大学に入ってからも怪我ばかりで、公式戦には一度も出ていません。
そんな私にできることは限られているかもしれませんが、
女サカには、頼もしく、尊敬できる仲間がたくさんいます。
勝つために何が必要か真剣に考えてぶつけてくれる人、人が気付かない細かいところまで気付ける人、悩みながら、時に立ち止まりながらも前に進もうとする人、そしてその経験を人のために活かそうとする人…挙げればきりがありません。

その中で、私にできることは
与えられた仕事を全うし、組織を支えること
チームをより良くするために考え、行動し続けること
だと思っています。

しんどい時期があってもやっぱり頑張りたいと何度も思わせてくれた女サカを、今度は私が支える番です。
主務としての自覚と責任を持ち、部の活動が円滑に回るよう、シーズンを通して努めてまいります。



また、2024シーズンのスローガンは『蒼志』です。
蒼く燃える炎のように熱い想い(志)を長く燃やし続け、蒼く広がる空のように高い目標(志)を掲げ、蒼く茂る草木のように一歩一歩着実に成長を遂げていきたい、そしてその志を貫き通したい。
という想いが込められています。
私にとってはそれぞれの字にも大切な意味があります。


"蒼"


「自分たちって赤い炎というより"あおい"炎って感じだよね」

「一見、情熱的に見えなくても、一人ひとりが熱く強い思いをもっている感じ」

スローガンについて考え始めた時期に、同期とこんな会話をしました。

蒼い炎のモチーフは女サカのみんなです。
女サカには多種多様な人がいて、一人一役の仕事や有志の活動など、一人ひとりが活躍できる場所も多くあります。
他人と比べず、個人の特長を活かしながら、部員の熱い思いをチームとして一つの大きな力にし、オンでもオフでも女サカの目指す姿に向けて精進していきます。


"志"


「志を立てて以て万事の源と為す」

何事も志を立てることから始まる、という意味です。

これは、地元山口県の偉人である吉田松陰が遺した言葉で、私が幼少期から大切にしている言葉です。

今年は人数も少なくなり、昨年とできることは変わってくるかもしれませんが、このメンバーでできる最大限を尽くし、みんなで最高の景色を見たいと思っています。
そのために、スローガンに込めた想い(志)をこの1年間体現し続け、言葉の通り初"志"貫徹していきます。



シーズン始動にあたり、
チームとして目指す姿を一番に体現するのは4年生であるべきだと考えています。
加えて、OGの方々が築き上げてきてくださったこの組織を私たち主体で運営していくと思うと身が引き締まる思いです。
ただ、それと同時にワクワクもしています。
同期でのミーティングを重ねる中で、
全然違う考えや個性を持ちながらも、誰もがチームに対し本気で向き合う姿があったからです。心から、選手の力になりたい、一緒に頑張りたいと思ってくださっているスタッフさんの思いを知ったからです。この仲間と試合に勝ちたい、その喜びをみんなで共有したいと素直に思いました。

自分のこと以上にチームのことに真剣になれる同期、
オンにもオフにも全力で取り組み、活力を与えてくれる後輩、
多くの時間を女サカに費やし、向き合ってくださるスタッフさんとともに、
目の前の一戦一戦を全力で闘い抜きます。


最後に、
以前のホーム戦で、
チームメイトの保護者の方が、リハビリの長引く私に温かい言葉をかけてくださいました。
普段は目に見えなくても、応援してくださる方々がいることや、
関わってくださる方々の温かさを感じました。
また、学年が上がるにつれて、
大会に参加することも、施設を使わせてもらうことも、活動ができていること自体も、
多くの方々のご支援のおかげであることを実感することが増えてきました。
今好きなだけサッカーができること、全力で何かに打ち込めることは当たり前のことではありません。
女サカの歴史を創り上げてきてくださったOGの方々、応援してくださっている方々、いつも支えてくれる家族や友人、今ある環境に感謝し、そして楽しむ気持ちを忘れずに、日々を大切に取り組んでいきます。

今シーズンも、筑波大学女子サッカー部へのご声援をよろしくお願いいたします。

長くなりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。

#19 樋口那帆


  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:39Comments(0)2024 三役ブログ2024
こんにちは。野嶋彩未(#8 ゆめ)です。

ついに引退ブログを書く時期になりました。
書いているのは12月25日。クリスマスに書けるほど暇なんです(笑)
そして、パソコンの隣では、インカレ1回戦、神奈川大学と仙台大学の試合を流しています。本当だったらここにいるはずなのに…
という思いを持ちながら、これまでの4年間を振り返ろうと思います。


コロナから始まったこの大学生活。
開幕に合わせようと早くからチームに合流していたのにも関わらず、7月までみんなと練習することができませんでした。遅れて開幕した関カレでは9戦で1敗のみの2位。インカレはベスト16。とにかく試合に出る、みんなについていくことに精一杯であっという間な1年でした。

2年目。インカレ2回戦で東洋大学に勝てたこと、3回戦で狙い通りに得点できたこと、西が丘の舞台に立てたこと。結果は3位。もちろん嬉しかった。けど勝ちたかった。まだみんなと一緒にサッカーがしたかった。という思いが残りました。

3年目。頑張れば頑張るほど空回り、無理な状態でプレーし続け、怪我がない状態で試合をできたのはプレシーズンのみ。4年生、自分のことばかりで何も考えられていなかった私に最後まで指導してくださりありがとうございました。



そして4年目。ラストシーズン。


"やりきった"


というのは本当ですが、それよりも


"苦しかった"


というのが正直なところです。


私はみんなからポジティブだと言われます。
誰よりもポジティブだと言いきれる自信もあります。

そんな自分でも、

「私は何ができている?」と自分に問いただすと
「何もできていないよ、まだまだやれよ」と即答してくる自分がいる
そんな毎日でした。

後輩と1対1で話すことを避けていたり
練習中に全然走らない日があったり
心ない言葉を言ったり

それでも、

「得意不得意はしょうがないよ、あやみにしかできないことをやって!こっちは任せて!」

「そんな日もあるのはしょうがないけど、明日は走ってよ!?」

「正直に伝えてくれてありがとう」

と言ってくれる同期がいました。ありがとう。



そして、今シーズンの私のポジションは


センターバック


1年はFW、2.3年はMF、4年ではついにDF。
これが一番私を苦しめました。

シーズンが始まってすぐの楓さんとの面談で「センターバックをやってくれないか」と。
私も二つ返事で「そうですよね。やります。」と。
いろいろなことを踏まえ、
「私がやるしかないよね。」
と考えていた矢先だったので素直に受け入れることができました。

とは言え、
「中盤をやりたい」
という思いが消えることはありませんでした。


その葛藤から、シーズン中盤には「なぜサッカーをしているのか」がわからなくなる時もありました。
それでも「主将だから」「チームを引っ張らなきゃ」という一心で、表だけでも頑張っている姿を見せなきゃいけない。
それが本当に苦しくて、サッカーを嫌いになる前に辞めたい。と思ったこともしばしばありました。


でも

それでも

「このチームで、この仲間と一緒に戦いたい。勝ちたい。」

この気持ちにさせてくれたのは、このシーズンを一緒に戦い抜いてくれたみんながいたから。
みんなのおかげで最後まで戦い抜くことができました。

ありがとう。

そして、ゼロの状態で始まったセンターバック。
相方を組んでくれたきょうの(#7)に支えられながらなんとかやり抜くことができました。ありがとう。


苦しかったこともあった反面、嬉しかったこともありました。

後輩に「チームの雰囲気良いですね」とシーズン初めに言ってもらえたこと。

関東リーグの開幕戦で東洋大学に逆転して勝てたこと。

そして、関カレ後期の大東文化大学戦は忘れられません。

集中応援で多くの方々が来てくださり、蹴球部にも応援してもらえて、
その中で、決勝点を決めることができ、みんなで勝利を分かち合えたことは本当に嬉しかったです。

この嬉しかったことが、私をサッカーにのめり込ませ、
サッカーをしたいという気持ちにさせていたのだと思います。


そして、この4年間、同期のみんなと過ごせたことがシンプルに楽しかったです。

訳のわからない人、ボケ続ける人、すっごく真面目な人、能天気な人、喋りはじめたら止まらない人、意外と笑いに積極的な人、天然すぎる人、自分の可愛さを理解している人、お人好しすぎる人、好きなものをこよなく愛す人、3分の2の人、パリピな人。

人数が多くても学年会は欠かさずに行い、
ボケとツッコミがしっかりいて、
火曜日の練習前はすごくうるさくて、
自分の時間を犠牲にしてまでチームのために行動できて、

こんな同期がいたから最高の4年間を過ごせました。
濃すぎる4年間でした。
本当にありがとう。


最後になりますが、2023シーズンも多くの方々のご支援、ご声援があり、やりきることができました。ありがとうございました。
引き続き筑波大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いいたします。


#8 野嶋彩未




  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:25Comments(0)2023引退ブログ2023
こんにちは。筑波大学女子サッカー部4年の月東優季乃(#17 ハク)です。

私は、人一倍の泣き虫です。
特に、大学ラストシーズンの1年間では数えきれないほど涙を流してきました。
人一倍の使い方が間違っていると思いますが…そこは置いといてください。(笑)
ちなみに…
同期の引退ブログを見て、既に泣きました。(笑)


では、私の引退ブログを書かせていただきます。

【重要用語】
1G=筑波大学第一サッカー場
   →毎日練習するグラウンド、公式戦のホームグラウンド

待ちに待った大学生活はコロナ禍から始まった。

入学と感染拡大は重なり、入学式は中止となり授業は完全にオンライン。
学外での体験や実習、行事はことごとくなくなった。
もちろん、"1G"で仲間と共にサッカーをすることも許されなかった。

しかし、
女サカという部活動は
私にとって楽しみの場だった。

スタッフさんや4年生が時間を作ってくださり、zoomを通してトレーニングやコミュニケーションの場を設けてくれたからだ。

それでも、
"1G"で仲間と共に早くサッカーがしたかった。

入学して3ヶ月が経ち、
部活動が再開した。
"1G"で仲間と共に練習することが
許されたのである。

あの時の喜びは忘れない。

しかし、
"1G" で仲間と共に練習することは許されても、
"1G" で試合をすることは許されなかった。

それは、
2年生になっても一度も許されなかった。

やっと、
3年生になって、
7月10日、初の"1G" でのホーム戦。

4年生になってからは
ホーム戦はほとんど"1G" で、
しかも制限のない有観客試合で行えた。

本当に嬉しかった。
"1G"でのホーム戦は
私にとって特別なものになった。

しかし、
結果はついてこない。
引き分けにも及ばない負けが続き
チームには負け癖がついていた。

私は
焦っていた。
みんなが本当に勝ちたいのか、
どれほどの想いで
プレーしてるのかが分からなかった。

勝利して
仲間や観客と共に
喜びを分かち合うはずの"1G"が、

いつしか
負けて下を向き涙を流す"1G"に
変わってしまった。

悩んだり迷ったりした時は
"1G"で自主練をした。
自主練や練習だけは
絶対に嘘をつかないと信じていたからだ。

私は"1G"で気付かされた。

"1G"には
コーンのかけら、
使用済みのテーピング、
ゴールの紐くず、
落ち葉…
多くのゴミが落ちていた。

しかし、
見過ごす人はたくさんいた。

自分たちのホームであり
毎日練習させてもらっている"1G" で
目の前にゴミが落ちているのに
それを当たり前のように拾えなかったら
"1G"で勝利できるはずがないと思った。

それからは
当たり前のように拾い
感謝の気持ちを込めて
"1G"の掃除を何度も何度も行った。

大谷選手が高校時代に恩師の佐々木監督からもらった言葉にあるように

「ゴミは人が落とした運。
ゴミを拾うことで運を拾うんだ。
そして自分自身にツキを呼ぶ。
そういう発想をしなさい。」

そのツキが呼んだのか。
自分のもとへ
チャンスが訪れることが増え
ゴールを積み重ねることができた。

しかし、
チームとして結果は出なかった。


そして、
関カレ後期の大東文化大学戦の
"集中応援"を迎えた。

集中応援とは
その名の通り、"集中"的に"応援"して様々な企画を行う応援イベントである。
企画として、グッズ販売、フォトスポット作成、スポンサー企業様紹介・選手の写真等の掲示、蹴球部員によるスタジアムDJ、抽選会、マッチデープログラムの配布などを行った。

この日
勝利を掴むことができた。

地域の方々や
子どもたち、
筑波大生、
保護者の方々、
そして
サポートをし続けてくれた同期や下級生、
試合中ずっと声を出し、応援し続けてくれた多くの蹴球部員。


この方々の笑顔が見られて
共に喜びを分かち合えた時、
本当に嬉しかった。

特に
"1G"での"勝ちロコ"は
一生の思い出。

この試合以降の5戦、
一度も負けることはなかった。

しかし、
インカレにはあと一歩届かなかった。

現実を受け入れられなかった。

それでも
"1G"という特別な場所が
私を成長させてくれた。

今では
つくばのスポットといえば?
と聞かれたら

"1G"

と言ってしまう。きっと。(笑)


"1G" へ
4年間、本当にありがとう。



最後に、同期と両親、皆様にお礼を言わせてください。

ふうこ。
いつもチームのために行動してくれてありがとう。
実は一番女サカへの愛が強いこと、バレてるよ。(笑)

ゆうき。
純粋な熱い想いにいつも心打たれてました。ありがとう。
実はこう見えて落単しがちだけどね。(笑)

まい。
主務としてチームをまとめてくれてありがとう。
焼き肉をやるときは火災報知器に気をつけようね。(笑)

あかね。
難しい立場でありながら、チームを支え続けてくれてありがとう。
寿司屋でのツナは控えましょうね。(笑)

まなめ。
たくさん勉強を教えてくれてありがとう。
埼玉県民として十万石まんじゅうは覚えとこうね。(笑)

あやみ。
キャプテンとしてチームを引っ張ってくれてありがとう。
首脳会談またやろう。次は2人で。(笑)

まなみ。
どんな状況でもチームのために意見を言ってくれてありがとう。
背番号を覚えられない私が29番だけはいっちゃん最初に覚えたよ。(笑)

まゆ。
どんな人にも優しくしてくれてありがとう。
天然の度が越えすぎて、将来が心配です。(笑)

はるな。
なんでもやってくれてありがとう。
将来は自信を持って、YouTuber?芸人?教員?(笑)

しおり。
いつも慰めてくれてありがとう。
みなさん、この方のあざとさには要注意です。(笑)

みゆう。
たくさん笑わせてくれてありがとう。
私という音楽アプリがいなくて寂しくなるね。(笑)


父、母へ
いつも笑顔でニコニコしてるお父さん。
いつも1番近くで会場まで応援しに来てくれたお母さん。
この22年間、私が何不自由なく生活できたのも2人のおかげです。
そして、7人家族という大家族に恵まれて、私は本当に幸せ者です。
本当にありがとう。


私をサッカーへ誘ってくださった少年団のコーチ、
怪我をした時に大変お世話になったトレーナーさん、病院の先生、
これまで指導してくださった指導者の方々、
運営などを含めて行ってくださったサッカー関係者の方々、
時には厳しく、時には優しくしてくださった先輩方、
ここまでついてきてくれた後輩、
支えてくださった皆様、本当にありがとうございました。
感謝しても感謝しきれないです。



本当に最後、
私の好きな歌詞があります。

「もうすぐ今日が終わる
 やり残したことはないかい
 親友と語り合ったかい
 燃えるような恋をしたかい
 一生忘れないような出来事に出会えたかい
 かけがえのない時間を胸に刻み込んだかい」

私は今日どのような一日を過ごしただろうか。
当たり前ではないこの命、大事に一日を生きることができただろうか。
困っている人がいたら、手を差し伸べることができただろうか。
素直に「ありがとう」「ごめんなさい」が伝えられただろうか。
目の前のことに一生懸命取り組めただろうか。

一日一日を噛みしめて生きていきたいと改めて思いました。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部への変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。

#17 月東優季乃






  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:55Comments(0)2023引退ブログ2023
2023シーズン主務を務めさせていただきました4年の河部真依(#23 こと)です。

三役ブログを書いたのがもう1年前という時の早さを感じると同時に、実は1年以上あったのではないかと錯覚するほど濃密なシーズンになったなと実感しています。
この4年間を思い返すと少し長くなってしまいますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。


2023年11月26日引退
桐の葉を背負い、フューチャーブルーのユニフォームを着て戦った最後の試合は、同期みんなでピッチに立った練習試合の30分でした。もちろん思い描いていた引退の仕方ではありません。しかし最後までお互いに求め合い、走り続けたこの試合は、私にとってとても大きな財産となりました。4年間の集大成として、共に頑張ってきた仲間とサッカーをできたこと、喜びを分かち合えたこと、本当に幸せでした。


卒論も無事に提出でき、卒業に近づいている実感がありつつある今日この頃。
よく「大学生活どうだった?」「1番の思い出は?」と聞かれますが、私の大学4年間は『女サカ』でしかありません。


中学生で筑波の女サカに憧れ目指し続け、1年多くかかったもののやっとその一員となれた2020年4月。
しかし合流2日目に活動自粛に。結果約3か月間の自粛を余儀なくされました。日常が奪われた絶望はもちろん、「やっとたどり着いたのになんで」という思いしかありませんでした。
制限はあったものの夏には部活動が再開でき、試合も始まり、サッカーができる喜びや楽しさを日々感じていました。
関カレ開幕戦にスタメン出場しアシストも記録しましたが、第2節で膝を負傷し長期離脱。その後は膝の状態に左右されながらのシーズンでしたが、人生初の全国大会であったインカレの舞台にも立つことができました。


膝の影響で長期離脱から始まった2シーズン目。仕事を持つようになり大変さを実感するとともに、自分のミスで迷惑をかけたこともありました。
夏には約1年ぶりに関カレでスタメンとなり、その試合で初めてハットトリックを達成。試合に出られる機会も増え、インカレ準決勝では、90分間西が丘でプレーすることができました。

先輩方や仲間に助けられ、多くの舞台に連れて行ってもらったという感覚の方が強い2年間でした。



自分がチームを勝たせる立場となった3年生。怪我による離脱もほとんどなく、コンスタントに試合に出続けることができましたが、力不足を痛感するとともに、個人としてもチームとしても結果が出ず、苦しい時期が続きました。
思い通りにいかないことの方が多かったからこそ、チーム力の重要さを痛感し、勝つ喜びを改めて感じることができました。



これまでの思いを晴らすためにもと意気込んだ4年生。
スローガンに「翔仁」を掲げ、「インカレ優勝」を最大の目標として活動したラストシーズンも、怒涛の1年間となりました。一部員であるだけでなく、4年生として、そして主務として学生代表である責任とそれに伴う業務。
事あるたびにこれまでの先輩方の偉大さを痛感することになりました。
最後まで自分たちらしく戦い続けましたが、結果として皇后杯は関東予選で敗退、最大の目標であったインカレには出場することすらできず、4年間で1番短いシーズンとなってしまいました。


どんな時も、自分やチームの成長のために、結果のために全てを捧げてきました。
しかしこの4年間で1度、本気でサッカーに対して悩み苦しんだ時期があります。

夏の関カレ中断時点の成績に焦りが積もっていた今年の8月。試合に出ていながら結果を残せていないことへの責任も感じていました。何とかしないと、何かを変えなければと模索していた時、追い打ちをかけるように体調不良に悩まされることとなりました。


あるリカバリーの日、部活前の全体の締めが終わった瞬間、急に胸に激痛が走りました。10秒程で収まったのでそのままみんなでジョギングをしていたものの、再び胸を殴られたような、立っているのがしんどいほどの痛みに襲われました。
大事だったらさすがに困ると思い数日後に病院で一通りの検査をしたものの、問題は見つからず原因不明なまま。もっと大きい病院で検査してみたらわかるもの、もしくはストレスが原因によるものというのが診断でした。
その頃には日常的な違和感にも、定期的に痛みが増すことにも、慣れ始めた自分がいました。
しかし、痛みは時間も場所も選んでくれません。練習中に抜けざるを得ないこともあれば、MTを欠席することも。一方で何もなくとても元気な日もある。


チームを引っ張る立場であるべきという責任感
コンディションがうまく調整できないもどかしさ
チームに迷惑をかけている自分の不甲斐なさ
うまく気持ちが乗り切っていない中サッカーをしている申し訳なさ
早く何とかしないとという焦り


単にメンタルが原因なのか、体調が原因なのか、それはわかりません。
ただ、サッカーそのものが嫌いになりそうで、全てを投げ出し現実逃避の旅にでも行こうかと考えたこともありました。心身ともに万全ではなく、本当に苦しかったです。
でも、部活を辞めたいとは考えもしませんでした。良くも悪くも、部活に依存していたんだと思います。
達成したい目標がある。
それをともに目指し頑張りたい仲間がいる。
だから部活に行って練習する。女サカは私の日常生活の一つでした。


もしコンディションを維持し続けられていれば、あの試合に出られたかも。あの時シュートを打てていたかも。点を決められていたかも。そして、迷惑をかけることなく誰かの力になれていたかも。そう考えることが今でもあります。


ただ、この時期が私に必要な試練であり、成長のきっかけや、自身の更なる責任と覚悟につながったかもしれないとも思います。


話を聞いてくれる仲間。前向きな声をかけ続けてくれる仲間。どんな状況でも求め続けてくれる仲間。自分に期待してくれる仲間。常に笑わせてくれる仲間。
そんな素晴らしい組織にいられたからこそ、最後までやり遂げることができ、何にも代え難い4年間となりました。
その仲間に、チームに、感謝してもしきれません。



私は筑波に来るまで全国大会に出場したことがなければ、個人として選抜等に選ばれたことも目立った活躍をしてきたこともなく、エリートとは程遠い選手です。
そんな私でも試合に出る機会があり、大きな舞台でプレーできるチャンスがあるのが筑波です。
それだけではなく、相手チームの分析を行ったり、ホーム戦の企画や集客を行ったり、少年団活動で小学生にサッカーを教えたり、学連活動やつくばフェスティバルを通して一つの大会の企画・運営に携わったりと、ピッチ内外のさまざまな角度からサッカーに関わることができました。
筑波に来たからこそ、サッカーの魅力を再認識することができました。


この4年間、もちろん楽しいことや嬉しいことばかりではありませんでした。
しかし、憧れであった筑波大学女子サッカー部の一員として素晴らしい活動ができ、かけがえのない仲間に出会うことができ、大変な経験もすべて含めて充実した日々となりました。



弟の影響でなんとなく始めたサッカー。中高6年間はサッカーのために寮生活をさせてもらい、大学選択の大きな要因となりました。こんなに本気でやり続けるなんて、当時は全く想像していませんでした。
14年間の競技生活も一区切りとなりますが、これからもサッカーが大好きです。
この4年間で得た学びや経験を生かし、日々成長し続け、新たなステージで活躍していきたいと思います。


2年間届かなかったインカレの舞台は、後輩たちが達成してくれると信じています。
これからも、そしてこれまで以上に、筑波大学女子サッカー部を応援していただけますと嬉しいです。

今まで応援し支えてくださった方々、本当にありがとうございました。


#23 河部真依





  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 22:19Comments(0)2023引退ブログ2023
こんにちは。
看護学類4年の佐々木茜(#74 ナナ)と申します。
私が女子サッカー部の一員として引退ブログを書く今日に至るまでに、紆余曲折(と言うほどではないかもしれないけど…)、まあ色々ありましたので、少し振り返らせていただければと思います。


絶賛コロナ禍で始まった大学生活。憧れの地・つくばへの引越し前日に宿舎の入居に待ったがかかり、夢と希望に満ちていた新学期は相変わらずの冴えない実家でスタートしました。
つくばに引っ越せたのは夏休みに入ってからで、地元と違う慣れない暑さのなか寂しくて泣きながらおにぎりを食べていましたが、4日後には元気にグラウンドへ見学に行き、あっさりと入部を決めてしまいました。マネージャーとして入部です。「自分はプレーしないのか」とよく聞かれますが、「体育の成績2」という一言で察してください。

そもそも私が入部したのは「サッカーを観るのが好きで!将来はサッカーに関わる仕事がしたくて!」という何ともポヤッとしたもので、正直なところ当時は覚悟の"か"の字もありませんでした。当時の自分に、そんな生半可な気持ちで入部するなと言いたいですね。
これからの4年間でどこまででも成長できる可能性を秘めた自分自身と、ずっと憧れていた新しい環境に対する無限の期待で胸いっぱい、といったところでしょうか。当時の私は自己肯定感高めで、自分を「できる子」と信じて疑っていませんでしたので。お恥ずかしい。

そのまま目をキラキラさせて毎日を過ごせていれば良かったのですが、自分でも驚くほどすぐにポキリと折れます。マネージャーとして何をすれば良いのか、何ができるのか、何を求められているのか、自分で考え自分で見つけなければいけない、分からないなら聞けば良いと頭で分かっているのに、動けない、できない。当たり前にメニューが進み、目の前でみんなが一生懸命練習している中、完全にグラウンドでの居場所を見失い混乱しながらも、なんとか2時間を乗り切っているという感覚でした。

楽しいこともたくさんあって充実した毎日だったことは間違いありませんが、グラウンドに行く度に無力感と焦りでいっぱいで、自分でも理由の分からない泣きたい気持ちになっていました。特に何があったわけでもないけれど、挫折というものを初めて味わったと思います。
どこかが痛いわけでもないし、強い言葉で怒られるわけでもない。ただただできない自分に嫌気が差して、悔しさと、自分の弱い部分と向き合うつらさ。楽しいことにも目が向けられず、自分が部活に行く意味が分からなくなっていました。

何がつらいのかと聞かれても説明できず、先輩たちを困らせていたと思います。結局、同期にも先輩にもろくに相談しないまま、学類からの活動自粛要請を言い訳にするような形で休部し、2年生の終わりに退部しました。

悩みに悩んで決めたことだし、当時の自分を否定はしません。必要な選択だったと思います。でも、自分の弱さに向き合えず逃げを選んだのだという失望、劣等感は付き纏いました。グラウンドの前を通る度に後ろめたく、自分で辞めたくせにちょっと傷付くような感じがして、これで良かったと思おうと必死でした。

3年生は売れっ子芸能人の分刻みスケジュール並みに忙しい毎日で、部のことを考えて凹む暇もないほどに動き回っていたこともあってか、秋には試合の応援に行って純粋に部を応援していました。後輩が入部し、同期はオンでもオフでもそれぞれの役割を確立して、ますます強くなっていました。

一緒にご飯を食べて喋っている時は可愛い同級生だけど、グラウンドにいる同期はかっこいいアスリートです。

部を離れて、一歩引いて外から見た女サカは、本当に輝いていて心から応援したくなるチームでした。応援に行けば笑顔で迎えてくれて、どんな役割の選手も一人ひとりがまっすぐで一生懸命なのが伝わってきます。言ってしまえば赤の他人なのに、応援したい、力になりたいと思わせるパワーを持っている、それは本当に誇れることだと思います。この人たちのために何かしたいと感じさせること、プレーを見た誰かの心を動かすこと、そんな凄いことを女サカのみんなは日々やってのけていました。みんなの人柄あってこその、チームとしての魅力だと思います。

私は改めて女サカマジックにかかり、スポーツに関わりたいという思いも増す一方で、そして最後は電話サービスの占い師さんの言葉で心を決め、4年生のラストシーズン、もう一度女サカに関わらせてほしいと同期に伝えました。

自分が部を離れた後も誕生日をお祝いしてくれたり、会えば笑顔で話してくれたりして、何も相談せず自分勝手に部を離れたのに、切り捨てず受け入れ続けてくれた懐の深い同期。シーズン始動が迫り連日のミーティングで大変な中、本当に優しく私をサポートしてくれて、部に戻れるようたくさん力を貸してくれました。
お忙しい中お話しする時間をくださり、温かい言葉をかけて迎えてくださったスタッフの方々、今の部に馴染めるのか不安でいっぱいだった私に屈託なく話しかけてくれた後輩たち、そして私のことを引き受けて下さったトレーナーのたえみさん。

たくさんの方のサポートと優しさのおかげで叶った2度目のチャンスです。

トレーナーという役割を持ちたい、学ばせてほしいとお願いし、研修トレーナーとして再び部に関わらせていただけることになりました。部への関わり方について自分の都合でのわがままを通していただいた部分もあり、私を受け入れてくれた女サカのみなさんには本当に頭が上がりません。


そして始まった4年生の1年間は、あまりにもあっという間でした。
冷気で白くなったグラウンドでの冬の朝練、合宿、かわいい新入生、毎週末の連戦、暑くて長い夏、SPF50でも太刀打ちできない日焼け、雷雨で練習中止、急な冷え込み、体調不良…本当にいろいろありました。雨のなか必死で自転車を漕ぎ、友達のキラキラしたInstagramを見て溜め息を吐き、思ってた22歳と違うなあと思った日もあります。

だけど、それ以上に楽しいこと、嬉しいこと、感謝することの連続でした。

毎日たくさん笑って、一緒に喜んで、感動して、緊張して、時には本気で泣いて、ドキュメンタリードラマかと思うような大小様々な事件も次から次へと起こったりする毎日で、まさに「笑いあり涙あり」の映画のような時間でした。もっと言えば「笑いありスベりあり爆笑あり、涙あり号泣あり、汗あり、たまに流血あり」。

毎日毎日、憂鬱でもどこかが痛くてもテスト前でも、ひたむきに練習に取り組むみんなの姿。オフの日に遊んでいる時もスマホと睨めっこで係の仕事をしている同期。なんてことない笑顔の裏には途方もない思いや苦労があり、部のために犠牲にしてきたこともたくさんあると思います。一人ひとりがいろいろな思いや大変さをそれぞれ抱えていて、それでもいつも一生懸命に妥協せずやり続ける強さ。
心から尊敬できる人に囲まれ、支えてもらいました。とても陳腐な表現になってしまいますが、短いようでちゃんと長かった1年間、楽しかったけど何だかんだ大変だった1年間を終え、そして1年生の初めてグラウンドに行った日から色々なことを経て、引退ブログを書く今日まで来れたのは、頑張っているみんなが一緒にいてくれたからです。

女サカのみんなは、それぞれが「敵わないなあ」と思わせられる魅力を持っています。そんなみんなが作る想いのこもった環境に出会え、またその一員でいられたことに感謝しています。


本当にありがとうございました。


これからも魅力いっぱいの女サカを観るのを楽しみにしています。
  


最後になりますが、2023シーズンも温かいご支援、ご声援をありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部をよろしくお願いいたします。


#74 佐々木茜




  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 11:11Comments(0)2023引退ブログ2023
こんにちは。
「無遅刻無欠席」が座右の銘として4年間女サカのHPに載せられていたにも関わらず、最後の最後に納会の2次会を欠席するという失態を犯した大池布々子(#52 しん )です。

他の人とは少し方向性がずれているというか、相変わらず、わざとずらしているところもありますが、ここでは、今まで指導してくださったスタッフさん、自分が大変お世話になった1.2.3年生、そして、自分から感謝を述べられることを心待ちにしているであろう同期に向けて、書きたいと思います。


スタッフさん。


自分が入部した時には、たぶん、自分がこのブログを書くまで部活を続けるとはどなたも思わなかったと思います。そんな自分を、雨の日も風の日も指導してくださり、試合に出してくださったスタッフさんには、本当に感謝しています。

自分は、メンバー外トレーニングや試合後トレーニングで、少人数や1人で練習する機会が多かったと思います。少人数でも普段と変わらず、何なら普段よりもさらに熱心に丁寧に指導してくださり、また自分1人のためにも、わざわざメニューを組んで一緒に練習してくださり、とてもありがたかったです。

そのような積み重ねのおかげで、入部した頃に比べれば、少しは成長した姿を見せることができたのではないかと思います。

本当にありがとうございました。


1.2.3年生。


ご存知の通り、自分は年上の人とコミュニケーションを取るのが得意ではないので、みんなには本当に本当にお世話になりました。

1年生。

約1年間しか一緒に活動していないとは思えないくらい、今では大切な仲間になりました。
ずっとボールと戯れている1年生を見て、何よりもサッカーを楽しむことを学んだし、たくさん一緒に自主練してくれたおかげで、自分のプレーの幅が広がったと思います。

2年生。

オンでもオフでも、チームにとっても自分個人にとっても欠かせない存在と思わせてくれたことが何度もありました。
オンでは、練習中に具体的で分かりやすいアドバイスをたくさんしてくれたし、オフでは、人数が少ない中で自分の役割を果たしつつ、企画にも積極的に取り組んでくれて、とてもありがたかったです。

3年生。

1番長く時間を共にしてきた中で、今シーズンは特に「自分たちがやるんだ、やらなきゃ」という気持ちを感じた時が多々あって、そんな3年生にはチームとしても個人としてもたくさん支えられました。

サッカーについて質問したら、毎回予想以上の熱量と丁寧さで、先も見据えていろいろ話してくれたこと。
仕事や企画について、自分の意見をしっかり持って、その上でより良いものにするためにはどうするべきかを本気で考えてくれたこと。

一人ひとりが全てのことに対して責任感を持っていて、めちゃくちゃ考えているように感じられて、考えすぎなのでは?って思う時もありました。

でもそれが3年生のやり方であり良いところだと思っているので、自分を信じて、お互いを信じ合って、3年生が目指すチームを創っていってほしいです。

1.2.3年生がいなかったら、自分は今これを書いていないと思います。

本当にありがとうございました。


同期。


この4年間、同期とは本当に多くのこと、多くの時間を共にしてきました。
共にしてきたと言っても、みんなは自分の何十倍もいろいろ考えて活動してくれていたと思います。

やることも考えることも満載で、満身創痍の時もたくさんあったはずなのに、グラウンドに行けばいつも、ふざけ合ったり、笑いあったり、でもやるときは本気でサッカーをやるみんながいました。

お互いに高め合える、尊敬し合える、そんな同期の存在が、自分の中の大きな原動力の一つだったし、これからもそうであればいいなと思います。

最後の試合で点を決めた時、みんなが一緒に喜んでくれているのを見て、自分が4年間やってきたことが、自分がこの部活に存在したということが、自分だけでなくみんなにとっても少しは意味のあるものだったのかな、と初めて思うことができました。

最高の4年間を、ありがとうございました。


最後になりましたが、日頃より筑波大学女子サッカー部を応援していただき、ご支援いただき、誠にありがとうございます。
これからも、筑波大学女子サッカー部をよろしくお願いいたします。


#52 大池布々子


  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 10:33Comments(0)2023引退ブログ2023
こんにちは。森本栞梨(#33 シー)です。

『引退』の実感が湧かず、書き始めるまでとても時間がかかってしまいました。
ブログとともに4年間を振り返ってみようと思います。

拙い文章ですが、ご一読いただけますと幸いです。


11/26のリーガファイナルをもって、私のサッカー人生は幕を閉じました。


小、中とサッカーをしていましたが、高校ではサッカーをする環境が整っておらず、サッカーから離れ陸上部に所属していた私は、大学で再びサッカーをすることに不安を抱えていました。
しかし、女サカはそんな私を温かく迎えてくれて、サッカーの楽しさを教えてくれました。


がむしゃらに頑張ってきた1.2年生。
先輩たちに必死についていき、西が丘の景色を見ることができました。


チームのことを考え始めるようになった3年生。
怪我が重なり思うようにプレーできない日々。大事な試合にあまり絡むことができないまま、チームに貢献できないままシーズンが終わってしまいました。


そして4年生。チームを創り上げていく立場になりました。
 

『翔仁』


これが2023シーズンのスローガンです。仲間を想い、チーム全員で高みを目指すという意味を込めました。

誰1人欠けることなく、全員で目標に向かっていきたい。インカレで優勝した時に、このチームで良かったと全員が心から思えるチームでありたい。

そのために私にできることはどんな立場であれ全てやる覚悟でシーズンがスタートしました。



シーズン開幕戦の関東リーグ東洋大学戦。
先制点を取ったものの失点し、1-3の状況から、ラストで3点を返し4-3で劇的逆転勝利。
このチームへの期待、自分自身への期待、ここから私たちの戦いが始まることへのワクワクが止まりませんでした。


しかし、その後は思うように結果が出ず、どうしたらこのチームで勝てるのか、チームの雰囲気を良くするためにどうしたらいいのか悩む日々が続きました。

試合に出させてもらっているのに何もチームに貢献できず、何ができるか考えている間にすぐにくる試合。下手くそは下手くそなりにがむしゃらにやるべきことを積み重ねなければならないのに、悩んでしまって思うように動かない身体。着々とレベルアップするライバルとの差。


「このチームで絶対に優勝したい、そのためにできることは全てやる」


この気持ちがブレる事は一度もありませんでしたが、結果として負けているのに私が試合に出る意味、サッカーを頑張る意味を見出せなくなりそうでした。


私の実力はこんなものか、高校の時サッカーやってないし仕方ないよな、と思ってしまう自分に対して、

ここまで頑張ってきたし、まだまだ闘える。下手くそな私が立ち止まってる暇なんてないし、私が精一杯努力する姿が、私が試合に出られる出られないに関わらずこのチームに良い影響を与えると自分を奮い立たせていました。



後期開幕から一勝もできない状況の中迎えた集中応援。
蹴球部による太鼓と応援歌、女サカを応援してくれている方々、友人、駆けつけてくれたお父さん。

主将のあやみのスーパーシュートが決まり1-0で勝利し、久しぶりに白星をあげることができました。
とても嬉しく、心の底から勝つって最高だな、もっと勝ってこの喜びをみんなと分かち合いたい、応援の力ってすごいなと思いました。



関カレ最終戦、神奈川大学戦。
15点差で勝てばインカレ出場が決まる、とても難しい試合。
私は試合に出ることはできず、試合に出た時にやるべきこと、今何ができるかを考えながらベンチにいました。
最後の関カレに出られない悔しさもありましたが、みんなならやれるという信頼、ピッチにいる選手のためにできることは全てするという気持ちが本当に大きかったです。

最後の最後まで声をかけ続け、最後まで仲間とともに戦いましたが、結果は1-1。
インカレに出場できないことが決まってしまいました。

あの試合でもっと身体を張っていたら、あの試合で点を取っていれば、と後悔は尽きません。

もっとみんなとサッカーがしたかった。もっとみんなと勝って笑いたかった。みんなのことが大好きすぎて、これで本当に終わってしまうのかと涙が止まりませんでした。


来年こそはインカレという場所に戻ってくれると信じていますし、心から応援しています。
みんななら大丈夫。自分を信じて、仲間を信じて、突き進んでいってほしいなと思います。



11/25.26
私のサッカー人生最後の試合。
楽しみと緊張が入り混じっていました。


全ての行動が最後で、名残惜しくてたまりませんでした。ピッチに入る時のハイタッチ、グラウンドを走る時の風、しんどい時の一歩、仲間と声を掛け合う時、イメージ通りにボールを受けられた時、仲間に良いプレーを繋げた時。
全てが輝いていて、このまま終わってほしくない、ずっとみんなとサッカーをしていたいと思いました。

これで私のサッカー人生は終わりますが、最後にみんなと勝利できて、本当に良かったです。



結果としては満足のいくものではなかったけど、悔いはありません。
結果だけでは語れない、多くのものを得ることができました。
女子サッカー部に入ろうと思った大学1年生の私を褒めたいと思います。

こんなにも素敵な仲間に出会えて、一緒に全力でサッカーができて、いろいろな活動に取り組めて、幸せでした。


私はこれからの人生で、こんなにも全力になれるものに出会えるのだろうか。こんなに嬉しさや悔しさを爆発させることができるのだろうか。

私はプレイヤーからは離れますが、心が動くことを見つけて、私らしく、不器用でも全力で人生を送っていきたいと思います。


どんな時もともに4年間を過ごした同期、先輩、後輩、いつも女サカのことを考えて行動してくださったスタッフさん、いつも応援してくれる友達。全ての方々のおかげで今の私があります。
本当にありがとうございました。

また、大学でサッカーを始めることに賛成し、応援してくれたお父さん、お母さん、お姉ちゃん。
みんなが温かく見守ってくれるおかげで、思う存分サッカーを楽しむことができました。ありがとう。



最後に、筑波大学女子サッカー部を応援していただきありがとうございます。
後輩たちが素晴らしいチームを創り上げてくれると信じています。

今後ともご支援、ご声援をよろしくお願いいたします。


最後まで読んでいただきありがとうございました。


#33 森本栞梨





  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:05Comments(0)2023引退ブログ2023
こんにちは。看護学類4年の三好真由(#32 ナギ)です。

ついにこのブログを書く側になってしまいました。最近まで広報部長として女サカのSNSの発信をしていましたが、なかなか自分について発信することはないので、少し緊張しています。
拙い文章ですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。



引退ブログということですが、少しだけ自分が女サカに入ったきっかけを話したいと思います。

私はつくば生まれ、つくば育ちで、小さい頃から筑波大学は車で15分のご近所にありました。そのため、小学生の時に一度だけつくばフェスティバルの少女サッカー教室に参加したことがあります。地元ならではですね。


筑波大学に進学することを決めたのはおそらく高校1年生の時だったと思います。今まで私はなんとなくボールを蹴って、なんとなく走って、おそらく何も考えずに普通のサッカーを楽しんでいました。でも高校に入って、女サカOGの顧問の先生に出会っていろいろなことを学びました。


「やるときはやる。メリハリをつけること、サッカーと勉強との両立の大切さ。サッカーは、選手だけでは成り立たないこと、仲間や指導者や、審判、対戦相手などいろいろな立場の人がいるからサッカーを楽しめるということ。」


当たり前のことですが、今までこういうことを伝えてくれる人はいなかったので、先生のことを人としてすごく尊敬していました。

そんな先生の教えもあって、私も自然と先生が過ごした環境でサッカーを続けたいと思うようになったのだと思います。


以上が女サカに来たきっかけです。


実際に入ってみると、先生が言っていた通り、女サカにはいろいろな人がいました。サッカーの推薦で入ったレベルの高い選手や高校まで他の競技をしていて大学でまたサッカーを始めるような選手など、多様なバックグラウンドを持つ人が所属していました。また、チームの雰囲気も良く、馴染みやすかったのを覚えています。

いざ練習に入ると高校とは違って、パススピードもプレスも速く、体も強いし、頭も使う、練習メニューもやったことのないものばかりでとにかく混乱していました。

こんなところでやっていけるのかなという不安はありましたが、それ以上にワクワクしました。


けれど、練習できたのも束の間。
1年生の頃は怪我してばかりで試合に一回も出られずに終わりました。
みんながボールを蹴っているピッチの脇でひたすらリハビリに励み、みんなの試合のサポートをしていました。
サポートばかりでつらくない?って聞かれたこともありますが、私は全くつらくありませんでした。むしろそれが自分の存在意義だとも思っていましたし、自分に与えられた仕事を全うしたい。みんなのためにできることをしたい。と思っていました。それほど魅力的で良いチームだったからです。


2年生。相変わらずの怪我と学類の活動自粛でこの年も思うように練習に参加できなかったと思います。でもみんなの活躍を見ているだけで、チームの一員としてすごく嬉しかったです。特に冬のインカレでもらった感動は今でも忘れません。私が直接貢献できることはほとんどありませんでしたが、インカレでみんなが掴み取った一つひとつの勝利には本当に感動しました。


3年生。3年になって少しずつ自分にベクトルを向けることができるようになりました。今まではみんなが良ければそれでいい、自分を後回しにしていましたが、やはり試合にも出られないのは悔しくて、何もできない自分に腹が立ったことや、無意識に涙が出てくることだってありました。


4年生。あっという間に最上級生になりました。たくさんの話し合いの末、同期のみんなで意気込んで始まった最後のシーズンでしたが、チームとしてはインカレ出場を逃し、自分たちの代で結果を残すことはできませんでした。
けれど、個人的には最後の1年は今までで一番怪我がなく健康で、たくさんの試合に出ることができました。自分のできることは全て出し切ったし、悔いはありません。



喜怒哀楽。いろいろな想いをしたし、自分の無力さや情けなさを感じるときもあったけど、自分にはもったいないくらい素敵な仲間と環境に恵まれ、楽しい4年間を過ごすことができました。


引退してはや1ヶ月。
毎週やってくる朝4時半起きの朝練、オフ明けの早朝の振り返りミーティング、FCT前の緊迫した雰囲気、定期開催の学年会、今となっては全てが懐かしく感じます。
もうこんな日々を経験することはないだろうと思うと急に寂しくなります。



最後に、
雨の日も、猛暑日も、どんなに忙しくても、グラウンドに来て指導してくださったスタッフさん、
こんな自分を受け入れて、どんなときも支えてくれた同期、
優しくて、いつでも応援してくれる先輩方、
私の頑張る源でもあり、頼れる後輩たち、
いつも応援に駆けつけてくださる方々、
そして一番近くで応援してくれた家族には本当に感謝しています。

素晴らしい仲間に出会えて、宝物のようなかけがえのない思い出ができました。

本当にありがとうございました。


最後まで読んでくださった皆さん、ありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援のほどよろしくお願いいたします。


#32 三好真由




  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:04Comments(0)2023引退ブログ2023

日頃より筑波大学女子サッカー部の応援ありがとうございます。
4年の大海優希(#31 ルル)です。

自分らしい文章が書けたらいいなとずっと考えていましたが、私は同期の中で唯一のGKなので、GKについて少し書いていくことにしました。


GKはチームで唯一手の使える、特別なポジションです。
動きもフィールドとは大きく異なり、トレーニングも別で行います。

よく「キーパーって怖くないの?」と聞かれますが、めっちゃ怖いです。(笑)
GKをやる人の中には、恐怖心がなくゴールを守れる人もいますが、私は最後まで恐怖心は消えませんでした。まだまだですね。

それでもピッチに立ち続け、たくさんトレーニングを続けてこられたのは、GKのトレーニングが楽しかったからだと思います。


選手によってポジションのとり方や、動き方、意識を向ける先が大きく違う。
本当に奥が深いポジションです。

相手選手のボールの持ち方で自分のポジションを微妙に調節する。
蹴られた瞬間に軌道や回転を読んで、反応する。
このときに足を出すべきなのか、手を出すべきなのか判断し、どの角度で出すかも判断する。
高いボールや遠いボールなら地面を蹴って、ダイビングをする。
ダイビングもどの角度に跳び出すのか、どの高さに跳ぶのかを判断する。


言葉にすると、一瞬の判断と動作ですごいことをしていたなと実感します。


私は高校時代に陸上部に所属していたこともあり、自分自身と向き合ってトレーニングをすることは得意でした。その点、GKはとても自分に合っているポジションだと思います。
自分の感覚を研ぎ澄ませ、動作を感覚的に捉えていく。
少しずつ自分の技術が向上していくことが実感でき、とても楽しかったです。

ある日は水たまりに飛び込み、またある日は凍ったグラウンドに飛び込みました。
ある日はバーをたくさん跳んだり、ある日は何十本もシュートを受けました。
またある日はランメニューをこなし、ある日は鬼の腹筋トレーニングをしました。
GK特有の大変なことはたくさんあります。
きっとこの大変さは、フィールドのみんなには理解してもらえないだろうなと思います。(笑)


だからこそ、一緒に頑張ってきたGKのみんなや、GKコーチの方々の存在はとても大きく、本当に感謝しています。みんながいたから、楽しく温かい雰囲気で真剣にトレーニングできました。
同じポジションを争うライバルではありますが、それよりも一緒に戦う仲間という感じがしていました。自分以外の誰かが出ている試合でGKがシュートを止めたときは、自分のことのように嬉しかったです。

大変なことも多かったですが、4年間積み上げてきたGKのトレーニングは本当に楽しいものでした。GKをするか、フィールドプレイヤーをするか悩んだこともありましたが、GKを選んで本当に良かったと思っています。


そして関東リーグ開幕戦の東洋大学戦での逆転勝利は、かけがえのない経験となりました。試合後に楓さんに「ゆうきのセーブで流れが変わったよ」と言っていただいたとき、ここまで頑張ってよかったと、これからも頑張りたいと心の底から思いました。

私はここでサッカー人生に一区切りをつけ、競技からは離れることになりますが、GKのように周りの人の思いや感情を受け止められるような強く、優しい人間になりたいと思います。


最後に、ここまで自分を支えてくれた同期、先輩方、後輩のみんな、スタッフさん、そして家族に感謝を伝えたいと思います。
本当にありがとうございました。


ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部の応援、よろしくお願いいたします。


#31 大海優希





  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:11Comments(0)2023引退ブログ2023

こんにちは。4年の羽岡愛望(#29 ヒロ)です。

この4年間楽しいこと、苦しいこと、本当に多くのことを経験しました。しかし、今となってはあっという間の4年間でした。その中でも自分にとって1番濃い時間だったラストシーズンについて振り返ろうと思います。
文章を書くのは苦手で読みにくい部分もあるかと思いますが、最後まで読んでいただけたら幸いです。


大学3年生の9月、膝の痛みを感じながらも「大丈夫」と言い聞かせ続けてきましたが、痛みがひどくなり診てもらったところ「左膝半月板損傷」と診断されました。
しかし、シーズンがあと少しだったこともあり、最後までやりきろうと決めました。


翌年の1月末


1.さらに痛くなってプレーができなくなるまで続ける
2.ここで手術をして復帰を目指して頑張る


この2つを主治医に提示されました。


「手術をした場合、今シーズン間に合わない可能性もある。今4年生で来年以降サッカーをしないなら、手術をしないでできるところまでプレーをするのも一つの選択肢。」

と言われました。


何が正解か。自分はどちらを選んだら後悔のない選択になるのか。


考えても全く分かりませんでした。
どの選択をしても不安や迷いは消えなくて、どの選択肢を選んでも後悔すると思いました。
でも1.2週間後には自分の中で答えを出さないといけなくて。
4年生として、チームのために自分はどうするのが良いのか。
多分この時1番チームについて考えたと思います。


初めは、公式戦に少しでも関わりたいという思いから、プレーができなくなるまで続けようと思いましたが、心の中のモヤモヤは消えませんでした。

そんな中、怪我で長期のリハビリをしている選手の苦しそうな姿を見て、自分がやるべきことは、復帰を目指して頑張る姿を見せることで自分も頑張ろうと思ってもらえる存在になることなんじゃないか。と思うようになりました。
今の自分だからこそできること。4年生としてやるべきこと。
そのように考えたとき、自分の中の不安や迷いが一切なくなりました。


そして私は手術をすることに決めました。


手術後2ヶ月は松葉杖での生活で、普通に歩けることのありがたさを実感していました。
初めはできないことだらけだったので少しずつできることが増えていくことが嬉しく、思っていたよりしんどいという気持ちになりませんでした。


しかし、手術からしばらく経ち、少し術部に痛みがありリハビリが順調に進まなくなりました。その時私はようやく長期のリハビリの苦しさを実感しました。先が真っ暗でどこを目指して歩けばいいのか分からない。自分の目指している場所に着くのかも分からない。そんな感覚でした。

そのようなマイナスな気持ちがなくなったのは、一緒にリハビリをしていた選手のおかげです。復帰を目指し、毎日きついリハビリを頑張っている姿に励まされ勇気をもらいました。また、毎日リハビリのメニューを考えてくれた後輩にも感謝しかありません。この1年間本当にありがとう。


引退して「自分が選んだ選択は正しかったのか」と何回も考えました。
もう一つの選択肢を選んでいたらどうなっていたのだろうと思うことはあります。
でも後悔してはいません。自分らしく最後まで走り切れました。

これまでの4年間、楽しいことより苦しくつらいことの方が多く、何度辞めようと思ったか分かりません。それでもサッカーを続けることができたのは多くの人の支えがあったからです。

今は感謝の気持ちでいっぱいです。

ありがとうございました。


#29 羽岡愛望





  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:10Comments(0)2023引退ブログ2023

こんにちは。
筑波大学女子サッカー部4年の山田未優羽(#26 リコ)です。

日頃より、筑波大学女子サッカー部への多大なるご声援、ご支援、誠にありがとうございます。今年はインカレ出場も叶いませんでしたが、かわいい後輩たちが気持ちを繋げていってくれると思いますので、これからも筑波大学女子サッカー部をよろしくお願いいたします。


女サカや蹴球部の引退ブログを読むのが好きでしたが、あっという間に私が書くことになっており、4年間の短さに驚きを隠せません。正直まだ、引退した実感はなく、1月になったらまたシーズンが始まるのではと錯覚してしまいます。

歴史があり、様々な方に読んでいただくこのような場で、自分の思いや考えを書くことには多少の抵抗がありますが、サッカーという私の人生の大半を占めていたことが終わり、新たな人生が始まる区切りとして、書いてみようと思います。
ただでさえ話を短くまとめることが苦手で、文章を書くことも得意でないため、とても拙く長い文章ですが、どうかご了承ください。
恥ずかしさもいっぱいなので、最後まで読んでいただかなくてもなんの問題もございません。
よろしくお願いいたします。

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軽く今までのサッカー人生を振り返ってみます。


3歳のとき、サッカーを始めた。
FC鷹という神奈川県川崎市川崎区にある少年団クラブ。

始まりは、「結婚するつもりの大好きな男の子がサッカーを始めるから、妻になる私もそのくらい経験しておくの!」といったなんともませた理由であった。(その旦那になるはずだったりょうくんはすぐサッカーを辞めてしまったが、そういえば元気かな?(笑))

何度も聞かれた「サッカーを始めたきっかけは?」という質問には、毎度恥ずかしい気持ちでいっぱいだったし、こんなふざけた理由で決めたこの決断がこんなにも人生を変えることになるとは。人生は本当に何が起こるかわからない。


少年団のクラブに女子1人で入部し、練習も素走りが多く本当にきつくて、つらい時期も多かった。
でも、そのとき出会えた仲間には感謝してもしきれないし、初めてやったサッカーがみんなとだったから今までサッカーを続けていると思う。
この場をお借りして、今も仲良くしてくれて、本当にありがとう。これからも末長くよろしく。


中学生になり、横浜FCシーガルズという横浜FCの下部組織のチームに入団した。
中学高校と6年間お世話になった。初めて女子チームに入り、不安も大きかった。
もちろん、良い記憶ばかりではなく、前十字靭帯断裂という大きな怪我もし、つらいこともたくさんあったが、ここでもとっても大切な仲間に出会えた。
個性が強く、似ているようで全く似ていないみんなと過ごすなんてことない時間は、宝物です。
また、この場をお借りして、今も仲良くしてくれて、本当にありがとう。これからも末長くよろしくね。


そして、ミラクルで溢れた大学受験を終え、見事筑波大学女子サッカー部に入部した。
「自分が日本一になることで、今までお世話になったコーチや監督を日本一の選手を育てたコーチ、監督にしたい!全国大会で自分が点を取るんだ!」
そんな夢と希望を持って入部した。


結果だけいえば、思い描いた4年間ではなかった気がします。
私はおそらく割と楽観的な性格で、気にする割には寝たら忘れちゃうようなタイプです。多分。
でも、この4年間の中では、サッカーをやっている理由がわからなくなり、初めて本当にもう辞めるしかないと思ったこともありました。
特に3年生までは自分の弱さゆえに思う通りにいかないことも多く、初めはスタメンを取れなくて泣きじゃくっていたはずなのに、最後にはベンチに入って喜んでいる自分もいました。

きっと諦めることも覚えたし、自分に期待をせずなんとなくこなすことも覚えました。
でも、やっぱりそんなものは覚える度に忘れていきたい。
今までもこれからもきっと、自分への期待は自分だけはやめちゃいけない。
どのような経験をするかは選べないけど、その経験をどう捉えるかは自分次第であり、なりたい自分やありたい姿を考え、価値のあるものにすることはできる。
そんなことを学びました。
たくさんの人に支えてもらい、サッカーを続ける理由をもらいました。


3歳から始め、結局最後まで本当にサッカーが大好きな19年間でした。
特に終わりが見えてきたここ2年間くらいは、こんなに心が躍るものにはもう人生で出会わないかもしれないと思い、寂しくてどうにもならない気持ちになることがありました。
恋愛ソングがサッカーの歌に聞こえた時はもう末期だと思ったし、サッカーは私をいとも簡単にワクワクさせ、時には奈落の底へ落とし、本当に駆け引きが上手な相手に恋をしてしまったようです。(笑)

近い記憶だと、3年生の皇后杯のFKでのゴール、そして4年生関カレの最終節から2節前の試合、東京国際大学戦のゴール。
会場にいるみんなはもちろん、SNSだったりでも、みんながすごく喜んでくれて。
私が楽しいだけで続けてきたサッカーなのに、ただ、ボールがあのゴールの線を越えただけで、大の大人が、周りの人が、こんなに喜んでくれる。
日常にはないこの感覚がとても不思議で、大好きでした。

ゴールを決めた瞬間、スルーパスが決まった瞬間、トラップが綺麗に止まった時、味方とのコンビネーションが決まった時、やっぱりこんなに心が躍るものはもうないかもしれないです。
特にゴールが決まった瞬間が好きで、最後の1年間は自分のモチベーション維持のためにも、練習やフットサルでのコソ練、そして試合で、ボールがゴールネットを揺らした数、心がワクワクっとした数をカウントしていました。(笑)
合計は326回。
つらいことや嫌なこともたくさんありましたが、間違いなく326回はワクワクっとしたということです。
もう十分すぎるサッカー人生でした。間違いなく続けてきて良かったと言えます。


最後に、大好きなドラマのセリフがあります。


「道を切り拓くのは自信と勇気だ! by川藤幸一」


ご存知の方も多いかと思いますが、ROOKIESというドラマで、コロナの時期にはもう一周見て、毎話号泣しました。(笑)
つらい時、この言葉を思い出しました。

こんなに大好きなサッカー人生は一度区切りをつけますが、これからの人生も夢や希望を持ち続けて生きていきたいです。
期待を持つ分、どうしたら良いのかわからないようなどん底に落ちることもあると思います。でも、その真っ暗な期待のない道でも自分がやりたい、やったほうが良いと思うなら、進む選択をしてほしい。
そのために必要なことは、自分の自信が持てるまで努力し続けること。そして、最後はその自信をいっぱいに持って勇気を振り絞ることだと思います。


サッカーを通して、経験できたことや感じたこと、学んだことなど、ここには書ききれないたくさんのことがありました。
こんなに良い経験ができ、楽しい日々を続けてこられたのは、間違いなく周りの人のおかげです。本当にずっと周りの人に恵まれていました。

指導者の皆様、一緒に戦った仲間、その親御さん、怪我をしたときにお世話になりすぎたトレーナーさんや理学療法士の方々、病院の先生、この場をお借りし、私に関わってくださった全ての皆様に感謝の気持ちを伝えたいです。心から本当にありがとうございました。

そして、家族(ぱぱ、まま、じいじ、ばあば、なつ、そして愛犬たち)。何度送り迎えをしてもらい、何度応援に来てもらい、何度泣きじゃくって話を聞いてもらったか、かけた迷惑は計り知れません。これからも末長くお世話になるとは思いますが、この区切りで感謝を伝えたいです。本当に、本当にありがとう。


できるなら、日本一になってみんなに恩返しをしたかったですが、この夢の続きはこれからの未来で、違う形で叶えられたらと思います。たくさんの歌にも助けられ、タイトルもある歌の歌詞です!

最後まで読んでいただきありがとうございました。
また、どこかでサッカーをしている未来も見えます。
ただ、ここで一区切り。19年間、最高に心の躍る楽しい楽しいサッカー人生でした!!
本当にありがとうございました!!!


#26 山田未優羽




  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:01Comments(0)2023引退ブログ2023

「もっと自信を持ってプレーしなよ。」


4年間で何回聞いた言葉でしょうか。


こんにちは。森下遥菜(#18 カイ)です。

日頃より筑波大学女子サッカー部を応援していただき、ありがとうございます。

インカレでは優勝が決まろうとしている中、女サカはあっという間に今シーズンが終わり、引退ブログを書く時期になりました。
拙い文章ですが、これまでの想いを綴りましたので一読していただけますと幸いです。



まず私の大学入学までの経歴を簡単に言うとこのような感じです。
小学校:イナズマイレブンに憧れてサッカーを始める
中学校:サッカーを続ける環境がなく、バスケ部に入部
高校 :県立高校の女子サッカー部に入部


これを見て分かる通り、私はサッカー一筋!の人生を歩んできたわけではありません。大学でもサッカーを続ける気は全くありませんでした。
それでも高校2年生の頃、県トレセンに選抜していただきました。普段は味わうことのできないレベルの中でサッカーをすることで、どれだけ成長できるだろう、と期待を膨らませて参加したトレセンでしたが、そこでは自分のレベルの低さを痛感しただけでした。
そこからは部活に戻っても一つパスがずれただけで、一つトラップをミスしただけで「これじゃダメだ。他では通用しない。」そんな気持ちに陥ってしまい、いつしかサッカーをすることが怖くなっていました。
私はその状況に耐えることができず、監督にお願いしてトレセン活動を途中で辞退させていただきました。
そこから、今まで通りのサッカーをすることはできましたが、心のどこかにずっと後悔が残っていました。


「あの時、嫌でも続けていたらもっと上手くなれたのだろうか。」


この後悔の答えを見つけるために、国立で唯一関東大学女子サッカーリーグ1部に所属しているという、あえてレベルの高い筑波大学への進学を決めました。



普段からふざけていてヘラヘラしている私ですが、ピッチに立つと一転して…


萎縮します。


スタッフ・先輩・同期のみんなからも「もっと自信を持ってプレーしなよ。」と何度も言われました。ピッチ外ではうるさいからこそ余計に。


「上手だったらもっと堂々とプレーしてるよ!」
心の中で毎回言い返していました。
でも図星です。


1年生の時から自分がしたいサッカーというのはなく、とにかく周りに合わせてプレーをしていました。
試合に出たいという思いも、正直強くはありませんでした。試合に出れたとしても弱腰で、とにかくミスはしないようにと怯えながらサッカーをしていました。
それでも周りに助けられて2年生の頃まではなんとか上手くできていました。
試合に出てゴールも決めたし、チームとしてもインカレ3位という結果を残したし。
しかし3年生という上級生の立場になったら、そうもいきません。引っ張ってもらう立場から引っ張る立場になっていきました。
それでも私はまだ不安げにプレーしていました。


そして昨シーズンは、入部から3年目にして初めてインカレ出場を逃しました。また皇后杯の本戦では、怪我により、4年生の引退をスマホの画面で見届けました。
本当に悔しかった。
自分たちの代では絶対にインカレに出て優勝する、そう心に決めました。


ただ私は、自分が試合に出て優勝する、と意気込んでいたというよりは、上手い人ばかりだしみんなならいける、と考えており、そのみんなに私を含んではいませんでした。


そんな気持ちが見透かされていたのだと思います。
今シーズン、チームとしてなかなか勝つことができていなかった状況で、4年生がそんな態度でいいの?と怒られました。
「だって上手じゃないもん。」また一瞬自分の中で言い返そうとしましたが、やめました。


そうじゃない。
「こんな自分でもやれることは山ほどある。」


同期ともたくさん話して、その時から意識が変わったと思います。


味方と合わせながらも意思をきちんと伝えたり、少しずつしたいプレーも増やしたりして、自分らしくサッカーをするようになったと思います。
自分が試合に出て勝ちたい、出られなかったら悔しい、そういった気持ちも芽生えるようになりました。試合に出るときは常に緊張していましたが(笑)。


それからは「自信」という言葉もあまり聞かなくなりました。


それでも今シーズンの結果は、昨年と同様にインカレ出場を逃した上、皇后杯本戦出場もなし。
4年間で一番ひどい結果でした。


チームとしてもっと上を目指せたとは思います。
悔しい気持ちももちろんあります。


でも、後悔はありません。
それはきっと、自分がやるんだという想いで、勝利を目指し続けることができるようになったからだと思います。


逃げ出したいと思う時期もありましたが、周りに支えられ、高校の時の後悔を晴らすこともできました。


『大学でサッカーが上手くなった』と『自信』を持ってそう言えます。



私の想いはこれくらいにしておいて、最後に自分が何か行動をするとき、常に心に持っている言葉だけ伝えて終わります。


『the gift is what you get by givin' more than you receive.』


Blueの「The Gift」という曲の歌詞の一部で、友人から教えてもらった曲です。


『本当のギフトとは、受け取ることよりも与えることで得られるものだ。』


サッカー自体とは少しずれてしまいますが、全てにおいて選手主体の部活動だったからこそ、大事にしていた言葉です。
何かすることで笑顔になる、助けられる人がいる、そう思って何事にも取り組んでいました。

そして女サカはみんな、特に同期はこういう人ばかりでした。
だからこそ4年間やり遂げられたのだと思います。
スタッフさん、先輩、後輩、同期、
そしてこの選択を尊重し、いつでも一番近くで応援してくれていた家族。
全ての周りの環境に恵まれました。
本当にありがとうございました。


後輩はまたすぐ目の前に次のシーズンが控えています。
みんなからはインカレ出場、そしてそれ以上の活躍の報告を今度は普通の『ギフト』としてもらえたらなと思います。



最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今後とも筑波大学女子サッカー部への変わらぬご声援をよろしくお願いいたします。



#18 森下遥菜






  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:00Comments(0)2023引退ブログ2023

関東大学女子サッカーリーグ、
関東女子サッカーリーグともに1部で戦った2023シーズン。


関東リーグ開幕戦で格上の東洋大学に4-3と逆転勝利を収め、
幸先の良いスタートを切ったものの、
両リーグともなかなか勝ち点を積み上げることができず、
厳しい状況が続いた。


シーズン終盤には怒涛の巻き返しを見せるも、
今シーズン最大の目標を置いていた舞台であるインカレにはあと一歩届かず、
両リーグ戦の幕を下ろした。



そんな激闘のシーズンを戦い抜いた選手たちが今シーズンを振り返る。



~2023シーズンを振り返る~


#3

3年 菅野希咲(#27 ねね)






――今シーズンを振り返ってどうでしたか?

今の率直な気持ちとしては、悔しいシーズンでした。
インカレ出場まであと一歩でしたし、改めてインカレ出場への壁の高さを感じました。
勝ちが遠い時期もあり、厳しいシーズンではありましたが、その中でもポジティブな部分はたくさんあったと思います。特にシーズン終盤、負けたらインカレへの道が閉ざされるというプレッシャーがありながらも、最後の最後まで全員で諦めずに戦えたところは筑波の強みが表れていたのではないかなと思います。


――3年生になり、上級生として臨んだシーズンだったと思いますが、昨年までと比べて何か変化はありましたか?

大きな変化を感じたのは、オフの面で上に立つ機会が増えたことですかね。集中応援やリーガ、そしてこのブログ班もそうですけど、自分が中心となって行う仕事が多くなりました。
特にこの秋(10月)の集中応援は3年生が中心となって行いましたが、実際にやってみて、これまでとは違った責任感がありました。企画内容とか告知の仕方とか、3年生で何度もミーティングを行い、細かい準備のところまで考えたつもりでしたが、直前でバタバタしてしまった部分もあり、改めて運営の難しさを痛感した集中応援でした。ですが、自分たちで主体的にやった分、終わった後の達成感も大きくて、そして何より、試合に勝ってみんなで勝ちロコができたのがすごく嬉しかったです。





――On the Pitchの部分での変化はありましたか?

後輩が増えて、下の学年の頑張りに支えられることが増えました。下の学年が頑張っているのに上の学年の自分がこんなんじゃ…って思いますし、素直にみんなサッカーのレベルが高くて、だからこそ負けたくないなって思うし、自分も頑張らないとって思いました。この前の関東リーグの早稲田戦(後期第6節)とか、前線ではさえ(#24 リグ)とさき(#20 リカ)がめちゃくちゃ走っていて、後ろでははるき(#25 リロ)とりん(#15 エア)が体張って守ってて、ああいうプレーを見ると、自分も頑張らなきゃって思います。シーズンを通して、「チームを引っ張っていく」っていう立場にちょっとずつではあったかもしれないけど変わっていったのかなと思います。


――個人のサッカーを振り返ってみてどうでしたか?

1・2年生の時は怪我もあってなかなかシーズンを通してプレーできなかったので、今シーズンは離脱をせず、試合に絡んで結果を残すことを目標にしていましたが、関カレ前期第2節で怪我をしてしまい、結局前期はほとんどリハビリで終わってしまいました。だから、怪我をしない身体づくりっていうのは来シーズンも引き続き課題だと思います。
その中でも、今シーズンはプレーについて話す機会が増えたと思います。あやみさん(#8 ゆめ)を中心に、他の人のイメージやアイデアを共有してもらうことを意識していました。サッカー面でもすごく学びの多いシーズンだったと思います。ですが、シーズンを通してチームの課題でもあった「得点力」のところは個人としても大きな課題だなと思うので、来シーズンに向けてしっかり自分の課題に向き合っていきたいと思います。


――来シーズンに向けた意気込みをお願いします。


今シーズン、悔しい思いもたくさんしましたが、1部に残留し、来シーズンもインカレに挑戦するチャンスを4年生が残してくれたことは大きなことだと思います。ありきたりな言葉にはなりますが、今シーズンの悔しい思いを無駄にせず、来年こそ結果にこだわって、一戦一戦を大事に戦っていきたいと思います。そして、来年は最上級生になるので、4年生としてオン・オフともにチームを引っ張る存在になれるように頑張っていきたいと思います。来シーズンも筑波大学女子サッカー部への応援のほどよろしくお願いします。

菅野希咲(#27 ねね)

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 20:08Comments(0)20232023シーズンを振り返る

関東大学女子サッカーリーグ、
関東女子サッカーリーグともに1部で戦った2023シーズン。


関東リーグ開幕戦で格上の東洋大学に4-3と逆転勝利を収め、
幸先の良いスタートを切ったものの、
両リーグともなかなか勝ち点を積み上げることができず、
厳しい状況が続いた。


シーズン終盤には怒涛の巻き返しを見せるも、
今シーズン最大の目標を置いていた舞台であるインカレにはあと一歩届かず、
両リーグ戦の幕を下ろした。



そんな激闘のシーズンを戦い抜いた選手たちが今シーズンを振り返る。



~2023シーズンを振り返る~


#2

2年 平林涼花(#77 ニモ)






――今シーズンを振り返ってどうでしたか?

今シーズンは関東リーグ開幕戦の逆転勝利から始まり、とても良いスタートが切れたと思います。しかし、そこからは思うような結果が出ず、チームとして厳しい状況下でのサッカーが多かったというのが正直な感想です。人数が少ない中での土日の連戦や、負けが続いている状態でも毎週試合がやってくるというのが心身ともに大変でした。ただ、良い意味ですぐに気持ちを切り替えて次の試合に向かって行けていたと感じています。状況的には昨シーズンと同じようになかなか勝てず苦しかったですが、チーム内の雰囲気が悪くなることなく毎週の試合に臨めていたことは、成長した点かなと思います。


――特に印象に残った試合はありますか?

印象に残っている試合は関カレ後期第8節集中応援の大東文化大学戦です。いつもより多くの声援があり、いつもと違う雰囲気の中での試合というだけでも印象深いですが、試合終盤に得点した時にみんなで喜んだり、試合が終わってからのハイタッチがあったり、久々の関カレ勝利をみんなで分かち合えたのがとても嬉しかったです。





――大学2年目になりましたが、1年目と大きく変わったなと思うことはありますか?

今年から広報とリーガの2つの仕事が始まりました。広報は、主に毎週の試合告知と結果を投稿しています。フォロワーが増えるたびに嬉しい気持ちになります。リーガは、試合運営が主な仕事です。昨年までは知らなかったですが、1試合を行うために女サカの中で色々な人が動いていて、選手主体で試合を運営していることを実感しました。


――大学生活での変化はありましたか?

2年生になってから本格的に対面授業がスタートしたので、やっと大学生っぽくなったなという感じです。授業が多いので時間がなくて大変だけど、それ以上にみんなで授業を受けるのが楽しいです。他部活の友達もできて、各競技でトップレベルの友達から刺激をもらっています。


――個人のサッカーを振り返ってみてどうでしたか?

昨シーズンと比べて、試合に出場できた時間はそれほど変わらないと思いますが、悔しい気持ちを多く味わった気がします。試合に出られないきつい時期や試合に出ても思うようなプレーができず落ち込むことが多かったです。でも、どんな状況でも毎日の練習と週末の試合はやってくるので、高望みせずに、目の前のことに意識を向けることを心がけていました。


――来シーズンに向けた意気込みをお願いします。

サッカーを楽しむことを忘れずに、チームに良い影響を与えられるように頑張ります。そして試合に勝ってみんなで喜びたいです。大学サッカーも残り半分、サッカーに熱中できる時間を大切に、日々活動していきます。今後とも筑波大学女子サッカー部の応援の程よろしくお願いします。

平林涼花(#77 二モ)

  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 13:18Comments(0)20232023シーズンを振り返る
関東大学女子サッカーリーグ、
関東女子サッカーリーグともに1部で戦った2023シーズン。


関東リーグ開幕戦で格上の東洋大学に4-3と逆転勝利を収め、
幸先の良いスタートを切ったものの、
両リーグともなかなか勝ち点を積み上げることができず、
厳しい状況が続いた。


シーズン終盤には怒涛の巻き返しを見せるも、
今シーズン最大の目標を置いていた舞台であるインカレにはあと一歩届かず、
両リーグ戦の幕を下ろした。


そんな激闘のシーズンを戦い抜いた選手たちが今シーズンを振り返る。





~2023シーズンを振り返る~

#1

1年 山﨑琳(#15 エア)






――今シーズンを振り返って、どうでしたか?

4年生が掲げてくれた「インカレ優勝」という目標に向かってチーム一丸となって戦いましたが、結果としてインカレの舞台に立つ事すら叶わず、悔いの残るシーズンでした。ただ、少ない部員数で毎週のように2連戦が続く中、1部に残留できた事はチーム全員で最後まで戦い抜いた結果だと思います。
チームがどんな状況であれ、試合の時にサポートをしてくれた部員や、試合会場に足を運んで応援してくださった方々には心から感謝しています。


――大学生になり、様々な面で大きく変化のあった1年だったと思いますが、特に変化を感じたことは何ですか?

オフの部分で、対戦相手の分析から試合後の振り返りまでチーム全体で行うことによってサッカーに関わる時間が増えたのと、今まで以上にチームの戦術を意識してプレーするようになりました。大学では近くにグラウンドがあり、すぐにサッカーができる環境にあるため、とても恵まれているなと感じています。
また、大学生活の中でも高校との変化を多く感じました。大学の授業は体育・スポーツに関する専門的な授業が多いため、自分の競技力向上に繋げるための知識が増えたと思います。さらに、大学は高校と違って空きコマの時間ができるので、勉強をしたり、前日の練習映像を見返して、自分のプレーの振り返りをしたりするなど、隙間時間の使い方をより意識するようになりました。





――個人のサッカーを振り返ってみてどうでしたか?

新しい環境に慣れない中、毎週のように負けられない大事な試合が続き、メンタルを安定させる事や良いコンディションを保ち続ける事に苦労しました。試合への出場はプレッシャーもありましたが、それ以上に多くの試合に絡んで経験を積ませてもらった事は、自分にとって貴重な時間となりました。


――来シーズンに向けた意気込みをお願いします。

今シーズンは、正直、自分の中で後悔が残るシーズンとなってしまいました。
「あの場面で自分が止めていたら」と試合後に自省する事が多く、シーズンがこんなにも早く終わってしまうことを痛感しました。
来シーズンは、チーム全員で事前に良い準備をして初戦からどれだけ勝利に貪欲に戦えるか、そしてそれをシーズンを通して最後まで継続できるかが鍵になってくるかと思います。
常にチームの目標を頭に置き、試合に出場できればもちろん無失点勝利を目指しますし、どんな立場であってもチームの勝利に貢献できるよう行動したいと思います。
そして来年こそ全員でインカレの舞台に行きます。
今後とも筑波大学女子サッカー部へのご声援をよろしくお願いいたします。

山﨑琳(#15 エア)
  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 14:39Comments(0)20232023シーズンを振り返る