Youは何しに女サカへ?~第2弾 辻野友実子(#17)×太田芽依(#15)~


第2弾 

国立大学で体育系の勉強とハイレベルなサッカーがしたい女子必見!

学力上位、公立高校出身で体育専門学群現役合格者2人のコラボ対談!!

辻野友実子(前所属:大手前高校)×太田芽依(前所属:大和高校)

 

筑波大学女子サッカー部に所属する選手達の経歴は、初心者から日本代表まで、

桁違いの幅広さがあります。

この企画では、似た経歴を持つ2人の対談を通して、

それぞれがどのような経緯で、

大学女子サッカー、筑波大学女子サッカー部を選んだのか、

実際にそこでサッカーをやって感じる、

大学女子サッカー・筑波大学女子サッカー部の魅力とは何かを、

第1弾から第6弾までの全6回にわたって、包み隠さず、お見せします。

サッカーを続けるか迷っている女子、筑波大学でスポーツをやりたいと思っている女子、そもそも進路に悩んでいる全ての女子に読んでもらいたい内容です。

対談内容は、普段は聞けない2人の本音を知ってもらうため、

あえて修正をほぼ加えておりません。

ぜひ、最後までお読みください。

 

インタビュアー:稲冨真菜(#14)、黒田江菜(#30

対談者:辻野友実子(#17)、太田芽依(#15

 

 

稲冨)   

じゃあまず、大学でもサッカーを続けた理由を教えてほしいです。

 

辻野)   

続けた理由・・・なんか、理由になんのかな(笑)難しい・・

 

稲冨)   

あんまやめるっ

 

辻野)      

あー、やめる選択肢はなかった。

どっちかっていうと、

私は、サッカーをやめるっていう選択肢があったのが高校で。

高校が進学校だったし、女子サッカー部がないし、

やるかやらないかっていう選択があって。

やるっていう選択をとった。

それで、やってたらトレセンに選ばれたりとか、

すごい環境に恵まれてたっていうのもあって。

やっぱりサッカーを続けたいなーって思うようになったから、

大学でサッカーをやらないっていう選択肢はあんまりなくて・・

続ける選択肢しかなかったっていうのが正しいかもしれない。

 

稲冨)   

高校の時は、男子の部活に混ざってやってたって感じですか?

 

辻野)   

うん!そうそうそう。

 

稲冨)   

めいは?

 

太田)   

自分は単純にサッカーがめちゃめちゃ好きで、

たぶん、やらなかったら、体がもたないだろうなっていう・・

なんかもう、サッカーやりたくてしょうがなくなるだろうな、

どっかのクラブチームに入ることになりそうだなって思ったから。

だったら大学サッカーがやりたいから、

大学サッカーをやってるところに、っていうことで筑波を選んだ感じ。

 

稲冨)   

サッカー部がない大学に入ったとしても、

クラブチーム探してやってたかなって感じ?

 

太田)   

そう。だったら、大学サッカーをやりたかったから。

 

稲冨)   

うんうん

 

稲冨)   

じゃあ、ほかの大学じゃなくて、筑波を選んだ理由はありますか?

 

辻野)   

まず、選んだっていうか、

筑波を知ったきっかけになるねんけど。

自分は筑波を、

高校の眼科の先生にこういう大学あるらしいでって勧められて知った。

自分が眼科に行ったときに、

サッカーやってることを話したら、

その先生に、すごいスポーツもできてめっちゃ賢くて、筑波大学っていうところに

いったすごい友達がおったわー、

って言われて、勧められて、知ったのが最初。

それで、調べていったら、女子サッカー部もあってサッカーも続けれるし、

将来のことを考えてもやっぱりただサッカーをしていくだけじゃなくて、色々学べる事があるから、やっぱり筑波いいなーって思って選んだかな。

 

稲冨)

うんうん。めいは?

 

太田)   

私が筑波を知ったきっかけは、

1の時に、リーガで筑波大に試合しに来て、筑波大の方たちが学群に分かれて話

をしてくれたんよ。

その時に、あ、こんな大学あるんだーって。

頭もいいし、サッカーも、すごいその時大差で負けたんよ、

それで、サッカーも強いんだって思って。

顧問の大澤先生も筑波出身だったし、国公立だし、

自分がしたいことが全部あるなって思って筑波を選んだって感じ。

 

稲冨)   

ヘェ〜そうやったんや!

じゃあ実際に入って、大学サッカーをする身になって、感じる、大学サッカーの魅力とかありますか?

 

辻野)   

うーーーーーーん。なんだろ・・・

まず、サッカーのことで言ったら、

自分はすごい考えてプレーするようになった。

どう動いたら、どうなるっていうのがすごい分かるようなって、

考えてプレーできるようなって、

もっとサッカーがおもしろい、1個上の段階にきたって感じで。

面白さのレベルが増したっていうか、なんか違った面白さを味わえるようになったっていうのが、

まず大学来てサッカーやってよかったなーって思うことかな。

他の面では、運営とか自分たちでやるから、すごい将来役立つと思うし、

自分のためにもなってるし、

広報とかも見ててすごい参考になる。

やっぱりチームのことを考えて、

チームのためにできることがすごいいっぱいある。

たぶんなでしこリーグとかクラブチームだったら主にプレーをすることでチームに貢献することになると思うけど、

大学サッカーっていうのは、プレーもそうだし、広報活動とか、仕事とかでチームに貢献できることがいっぱいある。

そういう面ではやっぱり面白いし、魅力なんじゃないかなーって思う。

 

稲冨)   

サッカー以外の面とかでもいろいろ活動できたり、学べたりするっていうのはありますよね!

 

太田)   

自分もサッカーの面では、さっきゆみこさんも言ってたみたいに、

ほんとに考えてプレーするようになった。

高校の時はただ感覚でプレーしてたけど、

大学入って戦術を平嶋さんが落とし込んでくれたり、

自分たちで分析したりとかして、

それがはまったときはすごい楽しいし、

考えてプレーするようになって、サッカーの面白さがめっちゃはまったって感じ。

サッカー以外のところでは、

また高校との対比になっちゃうけど、

高校の時は、顧問の先生が全部やってくれて、

それに乗っかるだけだったなって今感じてて。

でも今は、平嶋さんはしっかりコーチングしてくれるけど、

まず自分たちで土台を作って、自分たちでやろうっていうのができる。

筑波はそれがしっかりできる場所だと思うからすごいいいなーって思う。

自分たちで作り上げるから、その喜びもさらに大きくなるし、

それが大学サッカーの魅力じゃないかなって思う。

 

稲冨)   

うんうん、たしかに。

 

黒田)   

体専(体育専門学群)を選んだ理由とかって、ありますか?

 

辻野)   

なんか、今は違うねんけど、

高校の時は、体育の先生になりたいっていうのもあって、

体専を選んだっていうのも、大きいかもしれん。

 

稲冨)   

今はどんなことがやりたいとかあるんですか?

あ、そっか、ゆみこさんはプレーヤーか。

 

辻野)   

うん、そう。

プレーヤーを続けるから、体育の先生にはならんけど、

大学で学んだことが、プレーとか、考え方に生かされる部分もあるから、

やっぱり体専にきてよかったなって思う。

 

太田)   

自分は、もともと、好きな分野を勉強したかったから、

好きな分野って何だろうって思ったらずっとサッカーしかしてなくて、

体育のことが一番身近だったから

体育系が学べる大学に行こうって思ってた。

もうほかの学部も受けなかったし、

その中で筑波の体専が一番いいっていうのは知ってたから、

行ける可能性があるんだったらそこにチャレンジしようかなって思って選んだ。

 

稲冨)   

ヘェ〜なるほど!

ゆみこさんとかめいとかの学校は、結構進学校っていうか、

 

太田)   

膳所(稲冨の出身高校)よりは全然だけどね()

 

辻野)   

へへへへ、たしかに。()

 

稲冨)   

筑波を一般で受験する人とか、国公立を一般で受験する人は結構いた?

 

太田)   

筑波を一般・・・

 

稲冨)   

筑波とか、そのー、3月までやん、受験が。そのところまで受験勉強してる人は結構いる?

 

太田)   

うん。9割くらい。

 

稲冨)   

じゃあ、周りが推薦とかばっかりやったら

勉強のモチベーションとか維持するのが難しいと思うけど、

そういうのはあんまりなかった?

 

辻野)   

自分は、逆に運動をしなあかんっていうか、

そのー、二次試験に運動っていうかスポーツっていうか・・・

 

稲冨)   

実技?

 

辻野)   

そうそう、実技があるから、

勉強はそんなにしないっていうか、サッカーばっかりやってて、

みんなはもう二次試験の勉強をやってるのに、

私はまだセンターの、まあセンターしかやらへんからいいねんけど、

センターのことをやってて

ほんとに間に合うかなっていう不安のほうが大きかった。

 

稲冨)   

あー、なるほど。

 

辻野)   

そう、焦りとか、そっちの方が大きくて。

モチベーションとかは全然大丈夫やけど、

これで終わるかなーみたいな感じのほうが大きかった。

 

稲冨)   

その時はどういう気の持ちようで頑張ったとか、なんかありますか?

 

辻野)   

うーん、塾の先生とか学校の先生にも、

ちゃんとやれば間に合うから大丈夫って言われて、

まあそれ信じてやったとしか言えへんねんけど・・・かな・・って感じ。

 

稲冨)   

うんうん。

 

太田)   

私も同じで、

みんなは春ぐらいに部活をやめて、もう勉強を始めるんだけど、

自分は、勉強だけに入ったのはほんとに夏が終わってからだから

焦り?はあった。

夏休み中はほんとに、勉強したいけど部活も最後まで頑張りたいっていうのもあったし、

他の人に比べて全然勉強量が確保できなくて。

もう、一番衝撃的だったのは、

夏休み入る前には勝ってた友達に、

夏休み終わってからめちゃめちゃ負けてて。

世界史だったんだけど。めっちゃ点数離れてて、

マジかっっってなって、やられたっっ!って感じで、

もうそこから焦りがすごくて、

こんなんじゃ間に合わへん、めっちゃがんばろーみたいなモチベーションで。

 

稲冨)   

あーー、もう、やらなー!みたいなふうに思えたってこと?

 

太田)   

そうそう、全然足りてないっていう感じやった、ずっと。

 

稲冨)   

それでなんか、しんどくなるとかは?あまりなかった?

 

太田)   

しんどくなるのは、まあ、うーーーん・・・。

しんどくなる期間がめちゃめちゃ短かったからー()

 

辻野)   

たしかに(笑)

 

稲冨)   

あー(笑)

 

太田)   

ほんとにしっかり勉強だけっていうのが4か月くらいしかなかったと思うから、

しんどくなる前に、ほんとにやばい!やらんとっっ!ていう・・・ので、

もう、しんどくなる暇もなかったって感じ。

 

稲冨)   

なるほどね!

 

稲冨)   

じゃあ、大学でもサッカーを続けるか迷ってる人にもそうやし、

たぶん筑波の体専に入りたい人も多いと思うから、そういう人に向けてでもいいし、

周りより勉強してないってなって焦ってる人とかでもいいし、

そういう自分と同じ、似たような環境とかにいる人に向けて伝えたいこととか、

なんかありますか?

 

辻野)   

うーん。なんていうの?

自分で言うのもなんやけど、

スポーツもして、勉強もしてって、

振り返ると、すごいことやってたんやなーって思うし、

それを頑張ったら自分のためになるし、

やっぱりそれがあったおかげで、理解の幅が広がったと思うから、

大変やと思うけど、

がんばったら、自分のためにはなるかなーって。

 

稲冨)   

めいはどう?

 

太田)   

体専を目指す人は逆に自分はラッキーだと思ってて。

ほかの学部の人って勉強しかする科目がないやん。

でも体専は二次試験で実技があるから、

しっかり受験勉強して運動でストレス発散できるっていうふうに自分はとらえてる。

勉強だけやってたら、煮詰まっちゃうこともあると思うけど、

そういうときに、しっかり運動してサッカーして走ったりしてたら、

いい感じで両立出来て、

勉強の集中力も続くし、体もなまらないし、っていうので、

すごいいい感じの循環で勉強とか、受験はできたかなーって思うから、

なんだろ・・・

 

稲冨)   

実技があるのを焦ったりするってよりは、ポジティブに考えてみたいな?

 

太田)   

そう、そう、そんな感じ

 

黒田)   

実技に関する不安とかはあんまりなかった?

 

太田)   

自分は、二次試験の副専が1500m走だったんですけど、

タイムが、初めは一気にバンって伸びて、

でもそこからあんまり伸びなくて。

これだと8割とれるかどうかくらいだったんで、

それだとやっぱ厳しいなっていう状況で。

そこからはちょっと苦しかったですけど、

んーなんだろ、実技の練習で伸びたら、それはすごいうれしかったし、

勉強もこのまま頑張ろうみたいな、

いい調子に持っていけたとは思いますね。

 

黒田)   

ゆみこさんは、副専は・・・

 

辻野)   

自分も1500()

もう、ほんまに、センター終わったら毎日走ったりとか、

あとはエアロバイク漕いだりとか、

すごいしんどかったけど、

それも今ではいい思い出っていうか。

やっぱり教育実習とかで帰って、

一緒にトレーニングしてくれた先生に会っても、

すごいありがたいなあとか、結構懐かしい気持ちになって。

まあ、よくよく思えば楽しかった。

1500m走はしんどいかもしれんけど()

 

太田)   

めちゃめちゃしんどい(苦笑)

 

辻野)   

まあそれもいい思い出にはなるかなーって思う。

 

稲冨)   

なんかほかに話したいこととかある?言っときたいこととか。

 

太田)   

サッカーが好きやけど高校でやめようって思ってる人は、

がんばって筑波に来れるならきて、

サッカーやった方がなんだろ、密がすごいと思う。

 

稲冨)   

4年間の?

 

太田)   

うん。4年間の。

まあそれは、別の方法でも密度濃い4年間にはできると思うけど、

好きなサッカーやって

それで自分が成長できる場所だと思うから、筑波は。

いろんなことやっても、みんなが許容してくれて、

いいじゃん!やってみようよ!っていうふうにしてくれる集団で、

筑波の女サカがすごいいい場所だと思う。

自分の成長のためにもサッカーしながらいろんなことができるっていうのは

すごい筑波の女サカのいいところだなって思うから。

そう、みんなに来てほしいな!そういう志がある人は。

 

稲冨)   

めっちゃそう思う!

なんか私自身結構続けるか高校の時に迷って、

サッカーやるかどうするかみたいな迷ったけど、

サッカーやらへん生活はきっと物足りひんやろうなーと思って。

なんか、毎日遊ぶのも楽しいやろうけど、

サッカー頑張って頑張ってたまにあるオフで遊ぶ方が

きっと楽しいやろうなーとか()

 

全員)   

()

 

稲冨)   

オフシーズンは、シビアなサッカーじゃなくなるじゃないですか。

1週間ずつ今週試合に出れるかなとか、

今週絶対負けられへん試合やなとか、

そういう緊張感はなく日々を過ごしてたら、

なんかめっちゃ物足りひんなって思って(笑)

 

全員)   

()

 

稲冨)   

あのとき、あーほんまに続けてよかったなって。

オフシーズンにはいってめっちゃ実感した(笑)去年の。

 

黒田)   

やっぱり高校まで真剣に向き合ってきた人とかは、

まなが言ったようにサークルじゃ、なんか物足りなくなって、

楽しいけど、何かもやもやしたまま大学生活を送ってしまうんじゃないかって、

私は思うから。

 

稲冨)   

本気のサッカーが一番楽しい。

 

太田・辻野)

たしかに。

 

稲冨)   

そんなもんですか?なんか言い残したこととか、熱い思いを()

 

黒田)   

昨日真帆がめっちゃ熱い思いを(笑)

 

稲冨)   

まほさん。めっちゃ感動した(笑)

 

辻野)   

え、めっちゃ読むの楽しみやねんけど(笑)

 

黒田)   

ははは、もうここにカンペ用意してたし、真帆。

 

全員)   

()

太田)   

すげーな()まじめだな

 

稲冨)   

大丈夫?

 

辻野・太田)

大丈夫です。

 

稲冨・黒田)

おっけ、じゃあ、ありがとうございました!

 

辻野・太田)

ありがとうございました!!

 

終わり

 

 

<次回予告>

3弾  梶井風薫(#24) × 玉村如捺(#20

 




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Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 21:08│Comments(0)2019Youは何しに女サカへ?
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