2017年01月23日

引退

昨シーズン主将を務めさせていただきました、伊藤栞(#19 うみ)です。

最後のブログということで、、

どの先輩も仰るのですが、この4年間は正直言うと9割くらい辛くてしんどいことばかりでした。

何度やってもうまくいかない
ピッチ外での問題がたくさん
大事な場面で怪我をしてしまう
結果がなかなかついてこない


心の底から満足できたことなんて本当に数える程しかありません。
大学に来てまで、なんでこんな苦しいことをしてるのかなと何百回も思いました。

それでも最後までやってこれたのは、やっぱり女サカが大好きだったし、サッカーが大好きだったからじゃないかなと思います。


入学直後、初めて行った練習が朝練のフィジカルで、葵と宿舎へ帰りながら「もうやめたい〜」なんて言っていたのも、ものすごく前のことのように感じます。

先輩たちに追いつこうと必死にもがいた1年生は、あっという間に終わってしまいました。
ほぼ毎日怒られたし、毎日がポジション争い。
一つパスをするのにも足が震えるくらいの緊張感の中での練習。
駆け抜けるように過ぎた、刺激的すぎる日々は私にとって女サカでの、人生での土台になりました。

その後の3年間は、あの時の4年生を、あの時の結果を越えようと同期で言い続けてきました。

ですが、思い描いていた残りの3年間とは、全く違いました。
インカレどころか、1部降格。最後は目指していたところに行くチャンスすらなくなってしまいました。

それでも私は筑波大学女子サッカー部に入部して良かったと心から思っています。
結果だけ見たらそうではないと思う人もいるかもしれません。
ですが、4年間を女サカで過ごし、
この様々なバックグラウンドを持ち集ってできた集団でしか経験できないこと、この環境でしか学べないことは間違いなくたくさんあったし、ここにいたから出会えた一生の仲間たちがいます。
それは、生涯に渡る私の財産になると思います。

大きな怪我をしてしまってサッカーができなかったことも、なかなか結果が出せなかったことも、決して良かったとは言えませんが、その事実や経験があったからこそ得られたことも沢山あって、長い目で見た時にも必ず意味があるんだと思います。
これも女サカにいなかったら気づかなかったことです。

高校3年の夏、一度は諦めたけど、やっぱり筑波へ行きたいと必死に勉強した自分に、その選択は間違ってなかったよと言ってあげたいです。

これからの人生、辛いことはたくさんあると思いますが、ゆいさんに怒られた時と田部井さんのドリブルランを思い出せばなんでも踏ん張っていける気がします。笑


4年間、私も女サカも多くの方に支えていただきました。幸せで充実した毎日でした。

こんな問題児が集まったどうしようもない学年で、多くの方々へ何度もご迷惑おかけしたかと思います。
それでも見捨てずに声をかけ続けてくださった先輩方、
学年が被っていないのに度々遠くまで応援に来てくださったOGの皆さん、
選手を信じ続けてくれたスタッフの皆さん、
ピッチ内外で支え続けてくれた後輩、
人のことを考えるということを一番近くで教えてくれて、キャプテンとしてチームの先頭に立たせてくれた同期、
こんな素敵な環境を与えてくれた家族。
本当に本当にありがとうございました。
感謝してもしきれません。


今後私たちはOGとして女サカを応援し、支えていきます!
これからも筑波大学女子サッカー部をよろしくお願いいたします。

伊藤栞 #19

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Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 12:56│Comments(0)2016引退ブログ2016
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