2017年12月31日

女サカでの4年間

年の瀬に失礼します。
福田有紗(#24 まる)です。

引退して約3週間が経ちました。
卒論に追われる毎日からも解放され、ふと女サカでの4年間を振り返ることが多くなりました。
大晦日に熱を出し、布団の中で2017年の最後の時を過ごしています。

改めて4年間本当に色々なことがありました。何を書こうか、何から書こうか、考えれば考えるほどまとまりませんが、自分なりに振り返りたいと思います。

高校時代の私は、ただ漠然と筑波大学を、筑波大学女子サッカー部を目指していました。何をイメージしてこの進路を選択したのかは正直思い出せませんが、想像以上に部活漬け、サッカー漬け、そしてリハビリ漬けの4年間になりました。

1年生の夏に怪我をしてからなかなか復帰できず、何の目処も立たないままリハビリをしていました。
当時の私は、プレーができなくても女サカにいる意味と価値があると思っていました。今でもこの考えは変わりません。
筑波大学女子サッカー部は、たくさんの経験ができ、様々な出会いがあり、人間として成長できる素晴らしい場所だと思います。

そう感じさせてくれたのは先輩、後輩、スタッフさん、そして同期でしたが、そんな環境に甘えていた自分がいたことも確かです。プレーヤーとして籍を置くことをやめようと思った時期もありましたが、今思えばそれも単なる逃げでした。

約1年前、最後のシーズン始動を前に、私はキーパーとして復帰することを決めました。不安はありましたが、何よりもこのまま終わりたくないという気持ちがありました。
キーパーは私がみんなとプレーができる可能性が最も高いポジションであり、チャレンジしてみようと思えるポジションでした。背は低い、キックは蹴れない、技術も経験もない、そんな私は、完全なる個人の勝手でキーパーを始めました。

かなり迷惑な話ですが、受け入れてくれた同期、後輩、スタッフさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
基礎の基礎から色々なことを教えてもらい、下手くそなりに練習をする中で、心からキーパーを楽しめるようになりました。
きつい練習もありましたが、マットの上で過ごした毎日とは比べ物にならないほど充実した時間になりました。
今ではキーパーが一番楽しいポジションだと思っています。

最後のシーズンでみんなとプレーすることはできましたが、これは単なる私の自己満足に過ぎません。
サッカー面で戦力になれない自分がチームのために何ができるのか、今シーズン最大の課題でした。シーズン中も幾度となくこのことを指摘され、今更何を言っても遅いのですが、4年生がチームを引っ張り、まとめられなかったことが今シーズンの結果の全ての原因だと思います。

唯一インカレを経験している学年として、今シーズンは何としてもインカレ出場を果たし、ベスト4まで勝ち進んで東京に戻ってきたい。そう考えていましたが、後輩たちとインカレの舞台を経験することはできませんでした。

懸命にピッチで戦う仲間の姿、声を枯らして応援してくれる仲間の姿を見て、戦力としてチームに貢献できない自分自身に対し、これまで感じたことのない惨めさを感じました。

関東リーグ降格に関カレ降格という結果は、これ以上ない最悪な結果です。
悔しい、不甲斐ない、情けない、申し訳ないといった感情はこの先一生消えないと思いますが、女サカでの4年間の数々の貴重な経験と出会いを、これからも大切にしていきたいです。

そして、私がプレーできるようになるまで、多くの方に助けられ、支えられました。
諦めたくなることもありましたが、選手として大した価値があるわけでもない私のために力を貸していただき、復帰するができました。
最後にプレーすることができ、後悔なくサッカー人生を終えることができます。
復帰までに関わってくださった全ての方にこの場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。
本当にありがとうございました。

また、今シーズン、どれだけ勝てなくても常に応援してくださった皆様、ありがとうございました。良い報告ができず、本当に申し訳ないです。

これからはOGとして女サカを応援し、後輩たちの活躍に期待したいと思います。
これからも筑波大学女子サッカー部の応援をよろしくお願いします。


福田有紗(#24 まる)  
Posted by 筑波大学女子サッカー部 at 18:54Comments(0)2017引退ブログ2017